【パリ】ヴィンテージショップ&古着屋めぐり!
今回紹介したいのは、観光名所を回る旅行とはまた一味違うパリめぐり。パリにはたくさんのヴィンテージショップが存在します。人と同じなんてつまらないと、オリジナルであることを重要視するパリジャンたちの多くは...
更新日:2020年4月13日
市内全域を網羅するメトロをはじめ、RER(高速郊外鉄道)、バス、タクシーと、パリの交通網は充実しており、移動に不便を感じることはほとんどない。ただし、それぞれの利用方法が異なるので事前に乗り方をしっかりマスターして、迷わず目的地までたどり着けるようにしておきたい。
パリで最もメジャーな交通手段。市内20区内に、全14路線、約300の駅がある。番号と色で路線分けされていて、乗り継ぎをすれば、市内のほぼ全域へアクセスできる。料金は一律で、何回乗り換えをしても、終点まで乗っても運賃が変わらないのでお得感あり。
駅構内および、車内は全面禁煙。また、1・14号線以外のドアは手動式かボタン式で、自分で開けなければならない。車内ドア付近にある折りたたみ式のイスは、混雑しているときは使わないのがマナー。スリや引ったくりが多いので気をつけたい。また、平日は深夜2時まで運行していて便利だが、女性だけでの深夜の乗車は用心のため避けておきたい。
14路線、駅の数も多いので、必ず路線図は携帯しておきたい
駅を探すにはメトロの看板を見つけよう。メトロの看板は数種類あり、二重丸の中に黄色のMマークが描かれたものや、METROまたはMETROPOLITAINと書かれたものがある。市内の中心部では、地下に駅があるのが一般的。
観光客で賑わうアベス駅の入口
各駅の窓口か自動券売機で購入。チケットはチケ・テー・プリュス(Ticket T+)と呼ばれ、料金は1回€1.80。メトロとバス、トラム、RERで使え、バス・トラム間、もしくはメトロ・RER間で乗り継ぎ可能(1回券)。10枚綴りの回数券は€14.10。
自動券売機
目的地ゾーンを選んでから、1回券か回数券かを選択する。料金が表示されたらお金を入れチケットを受け取る。ほとんどが硬貨のみに対応。紙幣しかない場合は窓口へ
窓口
窓口で買う場合は、「Un billet, s’il vous plaît.アン・ビエ・スィル・ヴ・プレ」と伝えれば購入できる。またチケットは磁気に弱く、使えなくなる場合も。窓口ではそのようなチケットを交換してもらえる。
ICチップ付クレジットカードも使える
改札はすべて自動改札。チケットを入れると刻印され、取り出すとドアが開くか、ターンバーのロックが解除される。なお、頻繁に検札が行なわれているので、駅を出るまでチケットはなくさないように。
改札はすべて自動改札
駅構内の路線番号と終着駅が表示された案内板を見て、ホームを示した矢印の方向へ進む。路線図には必ず終点までの駅順が載っているので、いくつ目で降りるのか、あらかじめ確認しておき、乗り過ごさないように注意しよう。
ドアはたいてい手動式なので注意。乗車する人がいなければ自分で開けなくてはならない。降車の際も同様だ。降車したら案内図を見て、目的地にいちばん近い出口(Sortie)から出る。その際、チケットは必要ない駅が多い。
乗降は降車する人が優先
手動式ドアはボタンを押すか、レバーを上げてロックを解除
乗り換えが必要な場合は、乗り換え案内の看板を探し、次に乗る路線の番号が示されている方向へ進む。メトロからRERへ乗り継ぐ場合はRERの改札を通るが、目的地がゾーン1内であれば同じチケットで乗り継ぎできる。
駅構内の乗り換え案内
パリにはさまざまなトラベル・パスがある。旅行の期間や目的に合わせて最適なものを選べば、割安なのはもちろん、いちいち切符を買う手間が省けて便利。
駅の窓口か自動券売機で購入できる、メトロ、バス、トラム、RERの共通券。料金は1回券で€1.80。90分以内であれば乗り換え可能で、バス・トラム間、もしくはメトロ・RER間の乗り継ぎが可能。10枚綴りの回数券「カルネ」は、€14.10でお得なので活用しよう。
窓口で直接購入できる非接触型のIC式乗車カード。窓口または自動券売機、紫色の専用チャージ機で、1週間または1か月定期をチャージできる。発行には証明写真と€5が必要だが、2~3日以上の滞在で、訪ねる場所が多いならこちらのほうがお得。1週間券は月~日曜まで使用でき、すべてのゾーン({45268}付録P.4)間で€21.25。発売期間は前週の金曜からその週の木曜まで。1か月券は毎月1日から月末まで有効だ。料金はすべてのゾーン間で€70。
メトロ、RER、バス、トラム、フュニキュレール、SNCF(国鉄)近郊線などが乗り放題。ゾーン1〜3(パリ中心部)で1日券€11.15、2日券€18.15、3日券€24.80、5日券€35.70の4種類がある。また、観光スポットの入場料などが割引になる。
市内と市外の複数の交通機関が1日乗り放題になる。ゾーン1〜2用からゾーン1〜5(パリ中心部〜シャルル・ド・ゴール国際空港まで含む)用まで種類がある。料金はゾーンにより異なり、ゾーン1〜2用で€7から。メトロを多く利用する行動派にはいちばん割安になる便利なパス。
メトロを経営するRATP(パリ市交通公団)とSNCF(フランス国鉄)が、共同運行する高速郊外鉄道。A〜Eまで5路線あり、パリ市内と郊外を結んでいる。また、市内ではメトロの駅とうまくつながっているので、乗り換えにも便利。ただし、メトロに比べて本数は少ない。
メトロからの乗り換えは、目的地によって金額が異なるので注意
チケットは駅の窓口か自動券売機で、必ず目的地まで買う。メトロと異なり、改札を出るときも必要。また、ほとんどの駅には精算機がないので注意。市内ではメトロのチケットも使える。
改札機
改札は無人で駅員に精算してもらうこともできないため、降車駅までのチケットがないと出られなくなるので気をつけよう
イル・ド・フランスへ行く際などは、窓口で確認して目的地までのチケットを買おう
ホームの掲示板で路線番号と最終駅をしっかり確認する。停車する駅にはランプがついている。ドアはボタン式の手動で、自分で押して開閉する。降車する際も同じ要領で。
RERからメトロに乗り換えるときは、チケットをそのまま使用できる。メトロからRERに乗り換える場合もゾーン1では同様。ゾーン2以降へ行く場合は、乗り継ぎ駅で新たに目的地までのチケットを買わなければならない。日本のように降車駅での精算はできず、不正乗車は罰金が科せられるので注意が必要だ。
パリ近郊の交通機関の料金は、パリ中心部がゾーン1、周辺がゾーン2と、同心円状に5つに分けられて設定されている。たとえばヴェルサイユ宮殿のあるヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ駅はゾーン4。
乗り場も路線図も比較的わかりやすいが、車内アナウンスが聞き取れない初心者には難易度は高め。目的地の近くに目立つランドマークがある場合は降りる場所を目で確認できるので利用しやすい。昼間は本数も多く、5~15分間隔で運行している。郊外行きの深夜バスも運行されている。
路線図と停留所の名前を確認し、風景を楽しみながら乗ろう
チケットはメトロと兼用で、メトロの自動券売機やたばこ屋などでも買うことができる。種類は1回券と10枚綴りの回数券「カルネ」がある。バスの中で、乗り換え不可の臨時チケット(1回の乗車のみ、€2)を購入することもできる。
停留所はガラス張りの屋根や赤や青の看板などまちまち。停留所には必ず路線図があるので、行き先、停車する場所、時間などの確認を。進行方向は赤い線で示されている。
停留所の看板には路線番号が記されている
利用する路線番号を十分に確認してから乗ろう
バスが来たら、手を挙げて乗車の意思を運転手に伝える。通常は前方のドアから乗車するが、2連バスの場合は後方からでも可能だ。乗車したら、まずドアのそばにある刻印機にチケットを入れ、乗車印をつける。降車するときは赤いボタンを押して、運転手に知らせ、到着したら後ろから降りる。車内アナウンスは聞き取りにくいので、路線図と停留所の名前、車外の風景などをしっかり確認。
刻印機
乗車をするときは刻印機にチケットを入れるのを忘れずに。チケットを持っていないときには小銭を用意しておくこと
降りる際は降車ボタンを押し、運転手の右上にある赤いランプが点灯するのを確認。
すでに点灯していたら、ほかにも降りる人がいるということ
チケットを車内で買うときは、おつりのないように。バスを乗り継ぐ場合は、そのつどチケットが必要だが、カルネ利用時は最初の刻印から下車まで90分以内なら乗り継ぎ可。交通渋滞などで遅れることも多い。
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