南フランス【コートダジュール】のどかな街さんぽ
世界中から観光客が集まる、いわずと知れたバカンスの目的地・コートダジュール。南フランスでの休暇中に少しだけ、大都市の喧騒から離れてローカルな南フランスの暮らしに触れてみませんか?ここでは、ニース、カン...
更新日:2020年4月13日
泉と街路樹に囲まれ、洗練された景観は、パリに次ぐ麗しの都として愛されてきた。画家セザンヌが晩年を過ごしたアトリエも残るプロヴァンスの華やかさを肌で感じたい。
パリのGare de Lyon リヨン駅からTGVでAix-en-Provence TGVエクス・アン・プロヴァンス駅まで約3時間。
Les Allées Provençales 300 Av. Giuseppe Verdi
04-42-16-11-61
8:30〜19:00(6〜9月は〜20:00) 日曜、祝日10:00〜13:00 14:00〜18:00
1/1、5/1、12/25
www.aixenprovencetourism.com
街の中心ジェネラル・ド・ゴール広場から延びるミラボー通り
ジェネラル・ド・ゴール広場の噴水、ロトンド。街を象徴する風景
街には100以上の泉が湧き出ており、涼しげな水の音であふれている
START●エクス・アン・プロヴァンス駅
↓ 徒歩20分
セザンヌのアトリエ (見学時間●30分)
当時が再現されたアトリエはまるでセザンヌがいるかのよう
↓ 徒歩10分
サン・ソヴール大聖堂 (見学時間●30分)
さまざまな様式が混在する建物を見比べてみよう
↓ 徒歩15分
グラネ美術館 (見学時間●1時間)
エクス出身の画家、グラネの作品もチェック!
↓ 徒歩10分
GOAL●エクス・アン・プロヴァンス駅
晩年の作品はここから生まれた
1901年にセザンヌが設計し、人生最後の5年間を過ごしたアトリエ。彼が得意とした静物画のなかで描かれた、果物や頭蓋骨などが置かれ、当時の様子を再現している。
静物画に何度か描かれた白い果物皿が小テーブルに置かれたアトリエ
オリーブなどの木々に覆われたプロヴァンス風の家
1200年の建築史の集大成
5〜17世紀のさまざまな建築様式が集まったカテドラル。最古の部分は洗礼堂で、ローマ遺跡を移築したものも。回廊にある三連祭壇画は必見。
いろいろな時代の建築様式が交じったユニークな大聖堂は、市内の北部に位置する
中庭にある美しい回廊も見どころのひとつ
ニコラ・フロマン作三連祭壇画『燃ゆる茨』
セザンヌの初期の作品がある
エクス郊外にあるセザンヌ家の別荘。セザンヌはここにアトリエを構え、画家の第一歩をスタートさせた。初期の大作『四季』はこの館で制作されたもの。
セザンヌの父の邸宅だったところ
エクス・アン・プロヴァンス(以下エクス)に生まれたセザンヌは、画家をめざしパリへ移るが挫折。エクスに拠点を戻し、彼独自の作風を確立する。1906年に生涯を閉じるまで、サント・ヴィクトワール山やビベミュスの石切場などエクスの自然を描き続けた。
貴族の館で華やかな生活を垣間見る
フランス式庭園に囲まれたこの邸宅では、17、18世紀のエクスの絵画、装飾品、家具などが常設。新しいテクノロジーによるデジタル・アートを中心にした企画展も随時開催。庭園の散歩がてら訪れたい。
季節の花が咲くフランス式の庭園に囲まれた建物
アート作品が置かれた緑豊かな庭園を散策
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