幻想的な人工の洞窟で王の空想世界を垣間見る 洞窟 Grottea
粗麻と石膏で造られた人工の鍾乳洞。オペラ『タンホイザー』の絵画が置かれた執務室への導入になっている。
モチーフとなった作品
『タンホイザー』 Tannhäuser
騎士歌人タンホイザーと領主の姪エリザベスの純愛物語で、劇中の歌合戦は名シーン。執務室にはダンス音楽を奏でたり、ウルバン4世に贖罪したりするタンホイザーが描かれている。
小さな空間だが独特の雰囲気が漂う。王の好んだ世界観がわかる
金銀財宝で彩られた王の華やかな書斎 執務室 Arbeitszimmer
王が書斎として使用したロマネスク様式の部屋。『タンホイザー』をモチーフにした絵画が飾られ、背後のカーテンのバイエルン紋章は金銀の刺繍。照明やペン立ては純金メッキ。
モデルとなったアイゼナハのヴァルトブルク城と同じ造りをしている
オペラを愛した王が築いた夢の舞台 歌人の間 Sängersaal
ガイドツアーの最後に訪れるのがハイライトの「歌人の間」。ワーグナーファンの王はオペラ『タンホイザー』の舞台となったヴァルトブルク城の「歌人の間」に憧れて設計を命じた。この豪華な広間を中心に、城全体が設計されたという。
モチーフとなった作品
『パルジファル』 Parsifal
中世スペインを舞台に、聖槍と聖杯をめぐって壮絶な戦いを繰り広げる主人公・パルジファル。戦いを通じて成長し騎士となる様子が描かれている。
Schloss Neuschwanstein, by Mathias Apitz (München), CC BY-ND
王の存命中に広間を使うことはなかった
見学を待つ人々が集まる 中庭 Innenhof
城の内部見学の集合地点になっている場所。間近に見上げる白亜の城と、絶景が美しい。
Schwangau: Hohenschwangau and Neuschwanstein, by hannibal1107, CC BY
入場の順番を知らせる電光掲示板はここにある
豪華絢爛な城の中心部 本館 Palas
ガイドツアーはおもにこの建物をめぐる。3階と1階ではおみやげの販売も行なっている。
かわいい白鳥グッズがたくさん おみやげを持って帰ろう!
水の中のお城が幻想的なスノードーム €7.50
紋章がプリントされた優美な陶器の小物入れ 各€19.90
お城がモチーフのスプーンは 右2本が€8、左が€14
城にゆかりのある動物をかたどったオーナメント、白鳥 €11.90
馬 €14.90
日本語版のお城の解説書。城の知識を深めることができる。€6
定番のお城のマグネット €3.95
天使と王冠が描かれた赤いポーチ €39.90
青を基調に王冠と白鳥が描かれたポーチ €24.50
赤レンガが鮮やかな玄関口 城門館 Torhaus
1873年に造られた赤レンガ造りの城門で、城で最初に完成した場所。中庭へと続いている。
独特の形状が面白い 四角塔 Viereckturm
城門の北東にそびえる正方形の塔で、高さは約48m。一般公開はされていない。
2004-06 München 055, by Allie_Caulfield, CC BY
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- この記事の出展元は「まっぷるドイツ ロマンティック街道」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2017年6月〜8月現在のものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので、現在取り扱っていない可能性があります。
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