更新日:2020年4月13日
プラハ新市街 カレル4世が都市開発で造った街並み
14世紀に帝都として発展し膨張するプラハの都市計画で開発された。共和国広場から河畔の国民劇場までと、西岸のパラツキー橋、ヴァーツラフ広場の国立博物館を結ぶ広範囲の地区。
プラハ新市街観光情報
観光案内所
プラハ本駅観光案内所 Praha-hlavní nádrazí
778-020081
C号線 Hlavní nádrazí フラヴニー・ナードラジー駅構内
10:00〜18:00、日曜休
www.praguecitytourism.cz
ヴァーツラフ広場観光案内所 Václavské náměstí
221-714714(代表)
A・B号線 Můstek ムーステク駅から徒歩2分
10:00〜18:00、無休
www.praguecitytourism.cz
交通(地下鉄)
ⒶⒸ ムゼウム Muzeum 駅
ⒶⒷ ムーステク Můstek 駅
Ⓒ イ・ペ・パヴロヴァ I.P. Pavlva 駅
Ⓑ ナーロドニー・トゥシーダ Národni třida 駅
国立博物館を背景に騎馬像が立つ、ヴァーツラフ広場中央に咲き乱れる花々
関連リンク
街歩きコース
時代変革の舞台ヴァーツラフ広場を歩く
劇場や博物館、老舗のカフェやビアホールなど、見どころが広く点在する地域。行きたい場所を地図にマークして、公共交通を使って効率よくまわりたい地域だが、細く長いヴァーツラフ広場は歩いてまわるのがおすすめ。
まず、地下鉄のムゼウム駅からすぐの国立博物館の正面入口へ向かう階段を上がると、ちょうど広場全体を見渡すことができる。上から見ると、ここは広場というよりも、中央に花壇や歩道があり、両側は広い自動車道であることがよくわかる。次に、高台から後ろ姿が見えたヴァーツラフ騎馬像を真正面から捉える。そのすぐ先には、「プラハの春」のあと、抑圧に抗して命を絶った青年2人の写真が飾られる共産主義犠牲者の記念碑がある。さらに地下鉄ムーステク駅方面に歩いてゆくと、25番地に優雅な曲線の美しいアール・ヌーヴォー建築のグランド・ホテル・エヴロパがある。カフェの内装もすべて19世紀末のデザインなので、ここで休んでスイーツや食事をするのも味わい深い。さらに、ムーステク駅を左折し、雪の聖母教会までたどり着くと、チェコでしか見ることのできないキュビズム様式のユニークなユングマン広場の街灯が立っている。
19世紀末に活躍した国民的芸術家たちをしのぶ
新市街には、ハプスブルク帝国支配下の19世紀末、民族復興運動に貢献した芸術家たちの足跡も残されている。ドイツ語劇のみが公演されていた当時、市民の悲願で設立された国民劇場は、初めてのチェコ語オペラ、スメタナの『リブシェ(作曲)』で幕を開けた。アール・ヌーヴォーの先駆者ミュシャの博物館は地下鉄ムーステク駅そばに、アメリカでも活躍し名曲『新世界』の作曲家ドヴォルザークの博物館は地下鉄イ・ペ・パヴロヴァ駅の近くにある。
START
A・C号線 ムゼウム駅
↓ 2分
ヴァーツラフ広場 Václavské náměstí
国立博物館前から延びる長さ750m、幅60mの細長い広場。新市街の中心地で、ホテルやデパートが並ぶプラハ随一の繁華街。チェコ独立の歴史をたどるうえでも外せない場所。
国の守護神聖ヴァーツラフ像
↓ 15分
ユングマン広場の街灯 Street Lighting Standard
1912年エミール・クラーリーチェク初期キュビズム作品の街灯は、古い教会と見事な対比を見せる。
↓ 2分
GOAL
A・B号線 ムーステク駅
移動時間 約19分
ここもオススメ!
マサリク河岸通り Masarykovo nábřeží
ヴルタヴァ川沿いを、国民劇場から次の橋のたもとにあるダンシングビルまで走るトラム通りは、淡い色の古い建物群が街並を演出。
地下鉄B号線 Karlovo náměstí カルロヴォ・ナームニェスティ駅から徒歩8分
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- 奥付:
- この記事の出展元は「まっぷるウィーン プラハ・ブダペスト」です。掲載されているデータは、2016年5〜8月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。