更新日:2020年4月13日
上海の洋館レストラン レトロな空間で優雅な食事を!
格調高い上品な雰囲気のなかでいただく豪華な料理の数々。ちょっとおしゃれをしてでかけよう。
頤豊花園 イーフォンホアユエン/颐丰花园
贅を尽くした上海&広東料理
上海蟹の名店「成隆行蟹王府」の姉妹店。優雅な空間で厳選された蟹料理を提供する。見た目もきれいな蟹粉養生豆腐118元は、まろやかなフカヒレソースが絶品だ。
コロニアル風の重厚な雰囲気が漂う
天気の良い日はテラス席も心地よさそう
店内は個室中心で、テーブルや椅子もゴージャス
ここがオールド
1932年にスペイン人商人の邸宅として建てられ、のちに四大財閥のひとつ・宋一族に渡り、別邸として使用された。中は迷子になりそうなほど広く、豪華。
蟹粉豆腐 118元 をはじめ、さまざまな料理が用意されている
頤豊花園
- 現地名:
- 颐丰花园
- 住所:
- 虹橋路1442号
- アクセス:
- 地下鉄十号線伊犁路駅から徒歩1分
- TEL:
- 021-6209-7635
- 営業時間:
- 11:00~14:00 17:00~22:00
- 定休日:
- 無休
関連リンク
優雅な個室を備えたレストラン 席家花園酒家 シージアホアユエンジウジア/席家花园酒家
1921年に建てられた別荘を利用した上海料理店。店名の席家は、東平路にある本店が国民党中央銀行元総裁・席徳懿の邸宅だったことから。川エビを炒めた清炒河蝦仁や清炒蟹粉二吃がおすすめ。
メインダイニングのほか、多くの個室がある
ここがオールド
1921年にフランス人の別荘として建てられた。内装にはチーク材が多く用いられており、重厚な雰囲気。噴水のあるゴージャスな庭も必見だ。
清炒蟹粉二吃はパンに挟んで食べたあと、蟹粉豆腐に再調理してくれる
席家花園酒家
- 現地名:
- 席家花园酒家
- 住所:
- 巨鹿路889号
- アクセス:
- 地下鉄二、七号線静安寺駅から徒歩10分
- TEL:
- 021-6466-1246
- 営業時間:
- 11:00~14:00 17:00~22:00
- 定休日:
- 無休
上品に味わう本格四川料理 品川 ピンチュワン/品川
人気雑貨店のシンプリー・ライフのオーナーがオープンしたレストラン。いんげん豆を四川風に炒めた干爆四季豆39元や辣子対蝦149元など、伝統の味をアレンジした四川料理が好評だ。
白い石畳の敷かれた異国情緒あふれる通りにある
ここがオールド
1930年代に建てられ、東平路界隈ではゆかりの深い宋一族の資産として所有されたことも。のちに国民党政府関係者の住居として使用。
香ばしい辛さが魅力の辣子対蝦
品川
- 現地名:
- 品川
- 住所:
- 桃江路47号
- アクセス:
- 地下鉄一号線衡山路駅から徒歩5分
- TEL:
- 021-6437-9361
- 営業時間:
- 11:00~14:00 17:00~22:00
- 定休日:
- 無休
スペイン様式の邸宅で豪華な食事 名軒 ミンシュエン/名轩
ツバメの巣など高級食材を駆使した贅沢なコースメニュー(688元〜)がメインで、少々値は張るが、極上料理とともにノスタルジックな雰囲気も満喫できるとあって人気。
ホテルの敷地内にある
緑豊かな庭園を望むガラス張りの個室
ここがオールド
ニューヨークで建築を学んだ華人建築家・李錦沛が設計。個人邸宅として1936年に竣工。スパニッシュ様式の洋館で、庭の緑と溶け込むような設計が特徴。
南アフリカ産のアワビを使った姿煮、溏心干網鮑398〜1880元
由緒正しき白亜の館 老洋房 ラオヤンファン/老洋房
文学の街と呼ばれる紹興路沿いにあり、庭園を眺めながら食事を楽しめる。アワビやフカヒレといった高級広東料理のほか、地元食材を使った創作上海料理を提供。
歴史を感じさせる白亜の邸宅は高級感たっぷり
日当たりの良い店内からは庭の緑が見えて美しい
ここがオールド
1936年に建てられ、かつて上海の暗黒街を牛耳っていた杜月笙の夫人が暮らしていたとされるクラシカルな邸宅。レストランになったのは2004年。
白身魚を甘めのタレで焼いた紅焼筍殻魚(時価)
パリパリの煎餅にカニみそをかけた蟹粉薄脆 198元
老洋房
- 現地名:
- 老洋房
- 住所:
- 紹興路27号
- アクセス:
- 地下鉄九号線打浦橋駅から徒歩12分
- TEL:
- 021-6433-3506
- 営業時間:
- 11:00~14:00 17:00~22:00
- 定休日:
- 無休
上海っ子のおふくろの味 老舗の洋食店
上海で洋食と聞くと意外な気もするが、じつは租界時代に根付いた国民食。どこか懐かしい、素朴な味を堪能しよう。
上海風洋食って?
家庭でよく作られるのは、ボルシチ・羅宋湯(ルオソンタン)やポテトサラダ・上海色拉(サラ)など。マヨネーズを使ったサラダはボルシチと並んでロシア人から伝えられたものだが、上海の名がつけられるほど浸透している。
1930年代を思わせる家庭的な老舗洋食店 新利査西菜館 シンリーチャーシーツァイグワン/新利查西菜馆
住宅街にたたずむ、知る人ぞ知る老舗の国営店。家族連れや食器持参でテイクアウトをするお年寄りなど、市民の生活に溶け込んだ洋食文化が垣間見える。食事どきは行列覚悟で!
こぢんまりとした家庭的な店内。2階もある
ポルトガル風クリームチキンの奶油葡国鶏 21元。鶏肉は骨付きなので注意して!
新利査西菜館
- 現地名:
- 新利查西菜馆
- 住所:
- 広元路196号
- アクセス:
- 地下鉄 九号線徐家匯駅から徒歩10分
- TEL:
- 021-6282-8618
- 営業時間:
- 11:00~13:30 17:00~20:00
- 定休日:
- 無休
地元のお年寄りたちが思いを馳せる青春の味 徳大西菜社 ドーダーシーツァイショー/德大西菜社
100年以上の歴史をもつ老舗。「上海を離れた人が、いつも懐かしさを味わえるように」と、戦前のオープン時から基本的に味は変えていないという。この道数十年という上海人紳士たちによる味とサービスを堪能しよう。
飴色になるまで使い込まれたレトロな家具が素敵
甘口で濃厚なソースが人気のステーキ。澳州和牛腓利牛排。大きさにより48、68、100元〜
徳大西菜社
- 現地名:
- 德大西菜社
- 住所:
- 南京西路473号
- アクセス:
- 地下鉄 二、八号線人民広場駅から徒歩7分
- TEL:
- 021-6321-3810
- 営業時間:
- 6:30~22:00(LO20:00)
- 定休日:
- 無休
上海人マダムが集うおしゃれな国営レストラン 凱司令 カイスーリン/凯司令
上海に洋食店が少なかった1970〜80年代に一世を風靡したレストラン。洋食を食べることがステータスだった時代の面影を色濃く残している。家族利用が多く、老舗ながら入りやすい雰囲気が◎。
洗練された洋風の内装が素敵
臭みがなくやわらかいラムチョップにパスタと温野菜が付く意式烤羊排配薄荷香草汁及時蔬 72元
凱司令
- 現地名:
- 凯司令
- 住所:
- 南京西路1001号3F
- アクセス:
- 地下鉄 二号線南京西路駅から徒歩3分
- TEL:
- 021-6253-5007
- 営業時間:
- 11:00~22:00
- 定休日:
- 無休
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。
- 奥付:
- この記事の出展元は「まっぷる上海 蘇州」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2017年6〜8月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので、現在取り扱っていない可能性があります。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。