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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

上海旅の基本情報Q&A 知っておきたいお役立ち情報

旅行を楽しむために知っておきたい情報をピックアップしてご紹介!

コレだけは知っておきたい! 上海旅で気になる情報Q&A

出発前に気になることはここで解消して、旅行の計画を立てよう

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楽しく安全な旅行のための準備をしよう

旅行前のプラン情報

Q 日本から何時間かかるの?

A 約1時間半~3時間半
上海の玄関口は浦東国際空港と虹橋国際空港。浦東へは成田や関空、中部など日本各地から、虹橋へは羽田からの直行便が運航している。

Q 時差はどれくらいあるの?

A 日本よりマイナス1時間
サマータイムはないので、一年を通じてマイナス1時間の時差。日本が正午のときに上海は午前11時となる。

Q 言葉は何語が話されている?

A 公用語は中国語(普通話)
地元の人の間で話される上海地方の方言・上海語は、標準語とは大きく発音が異なるが、たいていは標準語(普通話)が通じる。英語もあまり通じないので、中国語が話せないなら、筆談を有効利用しよう。

Q 旅行するのにビザは必要?

A 15日以内なら不要
ビザなしの入国は15日まで。それ以上の滞在ならビザを申請しよう。パスポートの有効期間に明確に規定はないが、6カ月以上あるのが望ましいとされている。

Q 上海の通貨とレートは?

A 1元(人民元)=約17円
2017年9月現在のレート。元の下に細かい単位・角があり、1元=10角。1万円は約500元。

Q ベストシーズンはいつ?

A 3〜5月か10〜11月がおすすめ
穏やかな気候の街並みを花が飾る春と、上海蟹が旬を迎える秋がおすすめ。6月は梅雨、9月は台風のシーズンなので雨具の準備は必須となる。

Q 旅行日数の目安は?

A 3泊4日。弾丸旅もOK
見どころは中心部に集まっているため、3泊4日あればひととおり見てまわれる。日本からも近く、週末を利用した弾丸ツアーでも十分楽しめる。蘇州・杭州なども目的地に入れるなら、1日プラスしよう。

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上海郊外には、昔ながらの美しい風景が残る水郷が点在する

上海滞在時のお役立ち情報

Q 街歩きで心がけたいことは?

A 交通状況に気をつけよう
赤信号を守らないなど、上海の交通マナーはあまり良くない。青信号でも、車が突っ込んでくることもあり、車の交通量が多い地域ではとくに注意が必要。歩行する際は十分に周囲を見渡して、安全に留意しよう。

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道路横断の際にはとくに気をつけたい

Q 交通手段は何が便利?

A 地下鉄かタクシーが便利
市内のほぼ全域を網羅していて、運賃も安い地下鉄が便利。交通渋滞の激しい朝夕でなければタクシーを利用してもよい。3㎞まで14元と格安で、市内のいたるところで走っている。付録の上海交通ナビも要チェック。

Q 公衆トイレ事情は?

A ポケットティッシュは必須
上海では、昔ながらの仕切りやドアのないトイレは、今やほぼない。有料トイレは、5角程度の料金で利用できる。また、紙がないことが多いので、ポケットティッシュを持参しよう。紙は流さず備え付けの専用ゴミ箱に入れる。

Q 両替はどこですればいいの?

A 現地の銀行がベストな選択肢
銀行、ホテル、空港や観光地にある両替所などでできる。最もレートが良いのは市中の銀行、次がホテル。空港の両替所は少額だと手数料がかかる。ホテルまでの交通費などですぐ現金が必要ならば、日本国内で用意したほうが割安になることも。クレジットカードでの支払いや現地通貨キャッシングも、とくに少額では便利、うまく利用したい。

Q 治安は大丈夫?

A 比較的安全です
一般に上海の治安は良く旅行しやすい。だがほかの外国と同様、スリや引ったくりに気をつけ、余計な現金、貴重品は持ち歩かず、ホテルの金庫などに保管するなど十分な注意を。

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いざというときは警察へ

Q 水道水は飲んでも大丈夫?

A ミネラルウォーターが安心
上海の水道水は、シャワーや洗顔に使う程度なら問題ないが、飲料水には適さない。ミネラルウォーターは街なかのスーパーやコンビニで安く購入でき、ホテルの部屋に用意されていることもあるので、それらを飲むようにしよう。

Q 気をつけたいマナーは?

A 公共の場所は禁煙
空港、駅、ホテルのロビーなどの公共のエリアは禁煙。年々、規制が厳しくなっており、罰金も定められている。しかし、もともと喫煙者が多いせいか、たばこのマナーはまだまだゆるめ。

A 政治の話はタブー
経済面を重視していることもあり、上海は政治的には冷静な土地柄。とはいえ、日本との政治的な関係はまだデリケートな話題。日本語だからわからないと油断せず、滞在中はできるだけ政治の話は避けておきたい。

Q チップは必要?

A 基本的に必要なし
ホテルや高級レストランでは、あらかじめ請求額に加算されていることが多い。ホテルで荷物を運んでもらったり、快いサービスを受けたら、お礼として少額を渡してもいい。

やっぱり気になるお金のこと 上海の物価をチェック!

庶民的なものは日本の半額かそれ以下である一方、贅沢品は日本以上に高くつくことも多い。タクシーをはじめ公共の交通機関が安いので、上手に利用して効率的に動きたい。

レート (2017年9月現在)

1元(人民元)=約17円  1万円は約588元となる

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タクシー初乗り(3㎞まで) 14元(約238円)

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地下鉄初乗り  3元(約51円)

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ミネラルウォーター 1〜10元程度(約20〜200円)

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ビール コンビニなどでは350㎖缶が1本2〜10元(約34〜170円)

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庶民的な小吃料理 1皿4〜30元程度(約80〜600円)

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本格店の上海蟹料理 200〜400元(約4000〜8000円)

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外資系コーヒーショップドリンク 1杯20〜50元程度(約400〜1000円)

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ホテル(経済的ホテル) 1泊500〜800元(約1万〜1万6000円)

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上海雑技チケット 100〜300元程度(約1700〜5100円)

3泊4日ざっくり旅費シミュレーション

飛行機チケット代 約6万円 日本〜上海往復(日本で支払い)
ホテル料金 約3万円 中級ホテル約1万円×3泊(日本で支払い)
現地交通費 約5000円 タクシー移動30元×2回(1日あたり)。地下鉄移動 5元×2回(1日あたり)。4日間で280元
食費  約2万円朝食は3回。簡単に小吃で。10元ずつで30元。昼食は3回。庶民的なレストランやカフェで100元ずつ300元。夕食はしっかりとしたレストランで200元ずつ、1回は上海蟹など豪華な食事を400元。合計800元。4日間で1130元
観光など  約5100円 総額300元
ショッピングなど  約4万円  総額2400元
合計 約16万円 元での支払いは4110元(約6万9870円)

出発前にもう一度確認! 持ち物リスト

絶対必要なもの

□パスポート 
有効期間が残っているか要チェック。紛失時に備えてコピーも。
□航空券 
「eチケットお客様控」でもOK
□現金(日本円) 
人民元への両替は現地空港で
□海外旅行保険証書 
万が一に備えて絶対に加入しておきたい
□携帯電話 
海外利用時の料金は事前に確認
□クレジットカード
ホテルのチェックインで必要なこともある。
暗証番号や利用限度額、保険の内容を確認しておこう。
□ジッパー付きプラスチック袋
液体物を手荷物で飛行機内に持ち込むときは、この中に入れておく。
□ボールペン
入出国カードの記入や筆談用に
□薬(常備薬)
突然の体調不良に備えておこう
□ガイドブック
旅の心強い味方。特別付録も忘れずに持っていこう。
□コンタクト・めがね
コンタクトは使い捨ての1日タイプが便利

あると便利もの

□マスク
ほこりやPM2.5などの対策に
□日焼け対策グッズ
夏の日差しは強力。要注意
□着替え
夏に行くなら多めに用意
□ポケット/ウエットティッシュ
お手洗いやお手拭きに使えるほか、持っていると何かと便利
□変換プラグ•変圧器
日本の電化製品はそのままでは使えない場合もある
□カメラ
旅の思い出に。充電器も忘れずに
□雨具
雨は多いが、現地でも買える
□上着
冬には必須。夏の冷房対策や川沿いの散策のために1枚欲しい
□洗面道具
ホテルにない場合もあるので、必要な人は持参しよう

上海トラベルカレンダー 出かける時期を決めよう

「江南の春」といわれる3〜5月がベストシーズン。鹿児島と同じくらいの緯度でも、大陸の風の影響で蒸し暑い夏、寒さの厳しい冬と、東京と似た気候となっている。

服装

冬 (12〜2月)
上海の冬の寒さは厳しい。厚手のコートやダウンで防寒対策をしっかりと。雪は降るが積もることはあまりない。

春 (3〜5月)
暖かくなり過ごしやすいが、一日のなかで寒暖の差が大きいので、調節のしやすい服装にしておきたい。花も開き始める、観光にはちょうどよい季節だ。

夏 (6月〜9月中旬)
6月は梅雨の季節。雨が多く湿度も気温も高くなる。7月に梅雨が明けると本格的な夏が始まる。半袖でいいが、冷房が強めなので、ショールなどの羽織るものを持っていったほうがいい。日差しも強いので、紫外線対策も万全に。

秋 (9月下旬〜11月)
台風は来るものの、暑さも収まり気候は良く観光に適したシーズン。冬が近づくにつれ、夜は冷え込むので、上着を準備しよう。

祝祭日

1月
1月1日 元日新暦の正月。通常は3連休となる

2月
2月16日※ 春節(旧正月)旧暦の正月を祝い。1週間ほどの長い休みとなる年間最大の祝日
バーゲン・シーズン

3月
3月8日三八国際婦人節働く女性の祝日。女性は半日休みとなる
バーゲン・シーズン

4月
4月5日 ※ 清明節祖先の墓参りをする日。連休となる

5月
5月1日 労働節(メーデー)

6月
6月1日 児童節子供の祝日。子供は休みとなる
6月18日 ※ 端午節旧暦5月5日。連休となり、ドラゴンボートのレースが行なわれる

7月
8月

バーゲン・シーズン

9月
9月25日※ 中秋節ランタンに火を灯し、家族で月餅を食べながら月見を楽しむ。連休となる

10月
10月1日国慶節建国記念日。連休となる

11月
12月

特になし

●※が付くものは、旧暦に基づいているため、年によって日にちが変わります。2017年11月〜2018年10月の日付(予定)を掲載しています。翌年の中国の祝祭日は、毎年12月初旬に中央政府国務院から発表されます。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。