更新日:2020年4月13日
ウィーン【ホーアー・マルクト周辺】アンカー時計からナイトスポットへ
かつては魚市場だったホーアー・マルクトからナイトスポットが集まるバミューダ・トライアングル、そして旧市庁舎へと歩き、昼と夜では別の顔を持つウィーンを知る。
仕掛け時計から夜遊びエリアへ
まずはシュテファン寺院北側のフィアカー乗場から裏道を通ってホーアー・マルクトをめざそう。かつて魚市場だった長方形の広場中央には結婚の泉が、そして広場東側にある小路バウエルンマルクトには仕掛け時計のアーチアンカー時計がある。2つの建物を結ぶように1917年に作られたこの時計は正午になるとからくり人形が動きだすので、その時間に通りがかったら足を止めてしばらく観察してみよう。そのまま進めばやがてウィーンNo.1の夜更かしスポット、バミューダ・トライアングルに出る。バーやパブが深夜まで営業するこのエリア、その名の由来は一度迷い込んだら出られないからだとか。近くにユダヤ教会シナゴーグがあるので警備の警官も多く意外と治安もいいが、あまり深夜まで出歩くのはひかえたい。再びホーアー・マルクトへ戻り、細いサルヴァトル小路からマリア・アム・ゲシュターデ教会へ。両脇に建物がそそり立つ小路から見る高い尖塔はとても絵になる。今度はヴィップリンガー通りから旧市庁舎を左手に見て進み、ヨルダン小路を通ってトゥッフラウベン通りへ。この先にあるペーター教会まで歩けばゴールのシュテファン寺院も目の前だ。
街歩きコース 移動時間 約34分
START シュテファンスプラッツ駅
↓ 8分
アンカー時計
↓ 15分
マリア・アム・ゲシュターデ教会
↓ 3分
旧市庁舎
↓ 8分
GOAL シュテファンスプラッツ駅
ランツクローン小路 Landskrongasse
ホーアー・マルクトへの抜け道(ドルヒガング)には漁師のレリーフがある。
ホーアー・マルクト Hoher Markt
かつてはドナウ川を通って運ばれた魚介を売る魚市場が立っていた。
ザイテンシュテッテン小路 Seitenstettengasse
バミューダ・トライアングルからシナゴーグへ続くゆるやかな上り坂。
ウィーン史に名を残す偉人たちの時計 アンカー時計 Ankeruhr
画家フランツ・フォン・マッチュがデザインし、1911~17年にかけて制作されたからくり時計。ヨーゼフ・ハイドンやマリア・テレジア夫妻など、ウィーンの歴史的偉人たち12組が音楽とともに時刻を告げる。
正午には12組全員が登場するパレードが見られる
人形の頭の数字が時間を、頭の上の目盛りが分を表す
現存する唯一のロマネスク教会 ルプレヒト教会 Ruprechtskirche
当時重要な交易品であった岩塩の守護聖人ルプレヒトに奉献するため、740年頃に建てられた。12世紀にロマネスク様式に改装。カール大帝の時代の遺産として貴重な存在。
ウィーンで最古の教会
ルプレヒト教会
- 現地名:
- Ruprechtskirche
- 住所:
- Seitenstettengasse 5/4
地図を見る » - アクセス:
- 地下鉄1・4号線Schwedenplatzシュヴェーデンプラッツ駅から徒歩4分
- TEL:
- 01-5356003
- 営業時間:
- 10:00~12:00(木・金曜は~17:00)、水曜15:00~17:00、土曜11:30~15:30
- 定休日:
- 日曜
- Webサイト:
- http://www.ruprechtskirche.at
ルプレヒト広場 Ruprechtplatz
740年創建のウィーン最古の教会、ルプレヒト教会前の小さな広場。
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- 奥付:
- この記事の出展元は「まっぷるウィーン プラハ・ブダペスト」です。掲載されているデータは、2016年5〜8月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。
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