更新日:2020年4月13日
ロンドンのランドマークが建ち並ぶ テムズ川沿いを歩く
ロンドン中心部を流れるテムズ川周辺には、名だたる観光スポットが集中している。行き交う船を眺めながらのんびりと歩けば、目をひく建物や美しい橋などに次々と出会える。
START●地下鉄タワー・ヒル駅
1.ロンドン塔
2.タワー・ブリッジ
3.シティ・ホール
4.ザ・シャード
5.ミレニアム・ブリッジ
6.ウォータールー・ブリッジ
7.コカ・コーラ・ロンドン・アイ
GOAL●ウォータールー駅
歩く時間約120分(見学時間除く)
1.ロンドン塔
悲劇の舞台となった世界遺産の城砦
1066年ウィリアム征服王の時代から、王宮や貴族の牢獄・処刑場として、英国史の舞台となってきた。幼い王子たちが暗殺されたブラディ・タワーや、ヘンリー8世の2番目の妻、アン・ブーリンが処刑されたタワー・グリーンには今も幽霊が出るとか。ジュエル・ハウスに展示されている世界最大級の大きさを誇る530カラットのダイヤモンド、アフリカの星も一見の価値あり。
ロンドン塔はテムズ川北岸にそびえる城塞を兼ねた宮殿
ジュエル・ハウス/Jewel House
王家の宝物庫。ダイヤモンド「アフリカの星」もここに所蔵されている。
タワー・グリーン/Tower Green
多くの王侯貴族が処刑された中庭。周囲はチューダー様式の建物が建つ。
ブラディ・タワー/Bloody Tower
エドワード王子とその弟が殺された場所だとされる。別名「血染めの塔」。
カラスの伝説
占いでカラスが鳴きたてると英国が滅ぶといわれ、17世紀以来大切に飼育されている。
トレイターズ・ゲート/Traitor’s Gate
テムズ川沿いに造られた裏門。反乱などの疑いを持たれた人(トレイター=反逆者)は、船でここから連れ込まれたという。
ウェイクフィールド・タワー/Wakefield Tower13
世紀の建造で、中世の面影が濃い建物。
セント・ジョン教会/The Chapel of St. John’s
ホワイト・タワー内にある11世紀に造られた礼拝堂。クリーム色のカーンストーンを使い、アーチが連なるノルマン様式で建造。
ヨーマン・ウォーダー/The Yeomen Warders
退役した軍人が任命される塔の衛兵。ビーフィーター(Beefeater)とも呼ばれる。現在は名誉職として観光ガイドを行なう。
ロンドン塔
- 現地名:
- Tower of London
- 住所:
- Tower Hill, EC3N 4AB
地図を見る » - アクセス:
- Tower Hillタワー・ヒル駅からすぐ
- TEL:
- 0844-482-2777/020-3166-6000
- 営業時間:
- 9:00(日・月曜10:00)~17:30、11~2月9:00(日・月曜10:00)~16:30(最終入場は各30分前)
- 定休日:
- 無休
- Webサイト:
- http://www.hrp.org.uk/tower-of-london
関連リンク
2.タワー・ブリッジ
テムズ川に架かる美しき跳ね橋
ロンドンのランドマークでもある、重厚なゴシック様式の跳ね橋。テムズ川が水上交通や交易の主役だった19世紀には30分おきに上がった。現在でも時折橋が上がるが、予定は北塔の掲示とホームページから確認できる。南塔には、橋の歴史を展示したタワー・ブリッジ・エクスペリエンスがある。
CHECK!上部通路への入口は北塔に。渡るだけなら無料
水上交通に必要な機能とデザインの美しさを両立した画期的な橋
タワー・ブリッジ
- 現地名:
- Tower Bridge
- 住所:
- Tower Bridge, SE1 2UP
地図を見る » - アクセス:
- Tower Hillタワー・ヒル駅から徒歩10分
- TEL:
- 020-7403-3761
- 営業時間:
- 4~9月:10:00~17:30、10~翌3月9:30~17:00(最終入場は各1時間前)
- 定休日:
- 無休
- Webサイト:
- http://www.towerbridge.org.uk
3.シティ・ホール
ユニークな形の市庁舎
ユニークなビルの中はロンドン市庁舎。ミレニアムの開発事業のひとつとして建てられ、設計は世界的建築家のノーマン・フォスター。ワンフロアずつ斜めにずれたフォルムが独創的で、ひときわ目立つ。
タワー・ブリッジから見た姿
シティ・ホール
- 現地名:
- City Hall
- 住所:
- The Queen's Walk, SE1 2AA
地図を見る » - アクセス:
- London Bridgeロンドン・ブリッジ駅から徒歩10分
- TEL:
- 020-7983-4000
- 営業時間:
- 8:30~17:30
- 定休日:
- 土・日曜
- Webサイト:
- http://www.london.gov.uk/city-hall-blog
4.ザ・シャード
最新ランドマーク
2012年に完成したヨーロッパ一となる高さ310mの高層ビル。内部にはホテル、住居、レストランなどが入っている。68〜72階には展望台もあり、ロンドンの街を一望のもとに見下ろすことができる。
CHECK!時間帯ごとに人数制限があり。予約はWebで
教会の尖塔や船のマストをイメージ
ザ・シャード
- 現地名:
- The Shard
- 住所:
- Joiner St, SE1 9SG
地図を見る » - アクセス:
- London Bridgeロンドンブリッジ駅直結
- TEL:
- 0844-499-7111
- 営業時間:
- 10:00~21:30(閉館は22:00)、冬期は~18:00(閉館は19:00)、冬期の木~土曜は~21:00(閉館は22:00)※イベントにより異なる
- 定休日:
- 無休
- Webサイト:
- http://www.theviewfromtheshard.com
5.ミレニアム・ブリッジ
モダンなデザインが目をひく
2000年に完成した、セント・ポール大聖堂と南岸のテート・モダンを結ぶ歩道橋。最新デザイン工学を駆使した近未来的デザインと、周囲の風景との融合が見事だ。
ミレニアム・ブリッジ
- 現地名:
- Millennium Bridge
- 住所:
- Millennium Bridge
地図を見る » - アクセス:
- Mansion Houseマンション・ハウス駅から徒歩4分
6.ウォータールー・ブリッジ
川の曲がり角で景色を楽しむ
モネの作品に描かれたことで知られるが、現在の橋は1945年のもの。テムズ川が曲がる地点に位置するため、ウェストミンスターとシティの両方の眺望が望める。
ウォータールー・ブリッジ
- 現地名:
- Waterloo Bridge
- アクセス:
- Waterlooウォータールー駅から徒歩8分
7.コカ・コーラ・ロンドン・アイ
ロンドンの街並みを見渡す絶景スポット
世界最大級の観覧車。上空135mの高さまで上がる透明カプセルのようなゴンドラから、対岸のビッグ・ベンやセント・ポール大聖堂をはじめ、大パノラマが楽しめる。一周は約30分。夏は夜まで営業し、ライトアップされた夜景がロマンティック。
CHECK! Webで事前予約すればあまり並ばずに乗れる
コカ・コーラ・ロンドン・アイ
- 現地名:
- Coca Cola Energy London Eye
- 住所:
- Riverside Bldg. County Hall, Westminster Bridge Rd., SE1 7PB
地図を見る » - アクセス:
- Waterlooウォータールー駅から徒歩5分
- TEL:
- 0870-990-8883
- 営業時間:
- 10:00~20:30(4~6月は~21:00、7・8月は~21:30)
- 定休日:
- 不定休
- Webサイト:
- http://www.londoneye.com
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。