コンセプショナルなお店!人気の老舗パブへ行こう
イギリス人の日常の社交場は、どこも雰囲気たっぷりの店が多い。
修道士がモチーフの老舗パブ ブラックフライアー The Blackfriar
平日はビジネスマン、休日は旅行者で賑わう。店内の2種類の装飾から、階級で入れる場所が違った頃の歴史を感じつつ、修道士をモチーフにした細工を横目に飲むエールもまた格別。
ビーフリブパイ
さくさくとしたパイの中は満足度の高い濃厚なビーフリブ
国内のクラフトビールをはじめ季節ごとに世界中のクラフトビールを扱う
1875年に建てられたパブ
細長くユニークな構造の建物
ブラックフライアー
- 現地名:
- The Blackfriar
- 住所:
- 174 Queen Victoria St., EC4V 4EG
地図を見る » - アクセス:
- Blackfriarブラックフライアー駅からすぐ
- TEL:
- 020-7236-5474
- 営業時間:
- 10:00(日曜12:00)~22:00
- 定休日:
- 無休
- Webサイト:
- http://www.nicholsonspubs.co.uk/theblackfriarblackfriarslondon
小説の世界に酔いしれる店 シャーロック・ホームズ Sherlock Holmes
パブらしい雰囲気と伝統料理が楽しめる。小説を忠実に再現した安楽いすや暖炉のあるシャーロック・ホームズの部屋は一見の価値あり。世界中の観光客が集まるのでパブ初心者も安心。
ブラックプディングのフライ £6.45
血を固めて作られた濃厚なソーセージを、さっくりフライに
トラディショナルローストビーフ £12.95
ボリューム満点のローストビーフは甘いソースをたっぷりつけて
世界中からシャーロック・ホームズ愛好家が集まる
シャーロック・ホームズ
- 現地名:
- Sherlock Holmes
- 住所:
- 10-11 Northumberland St., WC2N 5DB
地図を見る » - アクセス:
- Charing Crossチャリング・クロス駅から徒歩3分
- TEL:
- 020-7930-2644
- 営業時間:
- 11:00~23:00(金・土曜は~24:00、食事は全日~22:00)
- 定休日:
- 無休
ゆったりとした広いテラスが魅力 ジョージ・イン The George Inn
17世紀のテムズ川付近に数多く存在した馬車宿も、現在、当時の姿がそのまま見られるのは、ギャラリーパブと呼ばれるこの場所のみ。暖かい日は広いテラスでパブ料理を満喫したい。
フィッシュケーキ £7.95〜
日本人の口に合う、なめらかなコロッケのような味わい(上)
フィッシュスレート
素材を生かしたシンプル&ストレートな味付けで食もすすむ(下)
エール1杯だけでも気軽に入れるのがうれしい
ジョージ・イン(ロンドン)
- 現地名:
- The George Inn
- 住所:
- 75-77 Borough High St., SE1 1NH
地図を見る » - アクセス:
- London Bridgeロンドン・ブリッジ駅からすぐ
- TEL:
- 020-7407-2056
- 営業時間:
- 11:00~22:00、日曜12:00~21:00
- 定休日:
- 無休
Let's Try! パブでの注文のしかた
パブでは、自分でカウンターに行って注文し、そのつど代金を払うのがイギリス流。グループの場合は全員でカウンターに並ぶことはせず、代表者がまとめて注文と支払いを。
1.ビールの大きさを選ぶ
イギリスのビールのサイズはパイント(約570㎖)かハーフ(約285㎖)。「パイント・プリーズ」または「ハーフ・プリーズ」と伝えて。
店員さん:A pint or half? (パイント、それともハーフ?)
あなた:Pint, please. (パイントをください。)
2.そのほかの注文をする
料理などを注文する。とりあえず、それだけでOKなときは「ザッツ・イット・フォー・ナウ」という言い回しが無難。
店員さん:Anything else? (ほかにご注文は?)
あなた:That’s it for now. (とりあえずそれだけ。)
3.お勘定をする
「さぁ、どうぞ」と差し出されたら、金額を聞いてその場でお勘定。パブのカウンターではチップは不要。
店員さん:Here you go. (どうぞ。)
あなた:How much is it? Thank you. (いくらですか?(支払って)ありがとう。)
英国ビール図鑑
伝統のある店では、その店ならではの地ビールを出すところもあるので、その店の個性がにじむ「唯一無二」をぜひ体験してみたい。
サンブルク (Sumburgh)
すっきりとしたのどごしのラガービール。肉料理に合わせて飲みたい。
ウィルトシャー・ゴール (Wiltshire Goal)
南部のウィルトシャー州で造られた、甘みがあり飲みやすいエール。
タイタニック・アイスバーグ (Titanic Iceberg)
2種類のモルトを使用した、見た目同様クリアな味わいのウィートビア。
アーバン・ダスク (Urban Dusk)
コーヒーやナッツを思わせる少しビターな香りと味わいのエール。
ステラ・アルトワ (Stella Artois)
ホップの香りが口いっぱいに広がり、後味は少しドライなラガービール。
アルマザ (Almaza)
さっぱりした味わいが特徴で、ゴクゴク飲めるレバノン・ビール。
ドゥン・バ (Doom Bar)
少し甘みのある、まろやかな味わいが特徴のマイルドエール。
ニュー・キャッスル (New Castle)
ダークな色合いだが苦みが弱く非常に飲みやすいブラウンエール。
ギネス (Guinness)
クリーミーな泡と深い味わいから、世界中で愛されているスタウト。
Gourmet Info グルメを楽しむために知っておこう
豪華ディナーにさくっとランチ…楽しみ方はいろいろ。TPOをふまえて賢く活用したい。
お店の種類
高級レストラン
グルメ誌などでも高く評価され、予約を取るのも困難な店。ドレスコードに気をつけたい。料金はプリフィクスメニューで£70〜。
カジュアルレストラン
エスニック、アジア料理はとくに評判が良く、£30前後で食事ができる。料理の種類も幅広い。予約不要でドレスコードがないところが多い。
パブ
ロンドンらしい雰囲気を気軽に味わえるパブ。ビールやスコッチを提供するだけでなく、食事が自慢のパブも増えてきている。予算£20前後。
ファストフード
マクドナルドやバーガー・キングのように世界的にチェーン展開する店のほか、ピザ、サンドイッチ、中華の店などもある。予算£3前後。
デリカテッセン
売り場で買った惣菜などを食べるコーナーが店内にある店が多い。パンやスイーツも豊富で、近年おしゃれな店が続々増加中。予算£10前後。
カフェ
英国は紅茶大国だが、最近では豆の焙煎や抽出方法にこだわった、おいしいコーヒーが飲める店が増えている。深夜まで開いている店も多い。
スイーツショップ
イギリスのスイーツといえば、カップケーキやチョコレート、ショートブレッド、メレンゲなど。カラフルでかわいいスイーツが見つかる。
屋台
マーケットなどでは多種多様な店が並び、世界中の味が見つかる。扱う食べ物はいろいろだが、メニューが貼ってあるのでわかりやすい。
高級レストラン
レストランの予約
ドレスコードのあるような、高級レストランに行く際は必ず予約をしたい。日時が決まったら早めにコンタクトをとろう。レストランのランクに限らず眺めの良い席に座りたい場合や、週末利用の場合も予約をしたほうが無難。ただ、最近では人気のある繁盛店でも予約を取らない(予約はできない)「WALK IN ONLY(ウォークインオンリー)」スタイルの店が増えている。何か月も前から予約をする必要もないし、急な予定変更でも店に迷惑がかからない。開店直後に行けば座れる可能性もあるので、観光客には心強いスタイルだ。
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