更新日:2020年4月13日
【マラッカ基本情報】大航海時代の面影を残す古都
600年以上の歴史を持つマレーシア随一の古都。西欧列強が相次いで進出した街には、世界史ロマンを感じさせる史跡が豊富に残る。一方、華麗な生活を築いたプラナカン発祥の街でもあり、文化都市としても魅力がある。
マラッカ Malacca(Melaka)
州都 マラッカ
面積 1650㎞²
人口 約87万人
アクセス
最寄りの空港はクアラルンプール国際空港(KLIA)で、マラッカまでタクシーで所要約1時間30分、料金はRM280〜。クアラルンプール市内からだと所要約2時間、RM370〜。ほかにバスも利用価値が高い。日帰りのツアーも催行。
トライショーに乗って街を散策しよう!
トライショーの装飾は、それぞれの個性が光る
オールドタウンを眺めながらリバークルーズ♪
街の中心を流れるマラッカ川の川下りは観光の名物
ランドマークのマラッカ・タワー
110mの高さを誇るマラッカ・タワー
極彩色の装飾が美しい寺院
マレーシア最古の中国寺院チェン・フーン・テン
マラッカの街を一望!
世界遺産に登録された街並みは壮観
by fotolia - ©asnidamarwani
幻想的な風景が広がる
夕日を背にたたずむ海上モスク
観光案内所
ツーリスト・インフォメーション・センター Tourist Information Centre (TIC)
住所 Jl. Kota
電話 06-283-6220
営業時間 9:00〜17:00(土・日曜は8:30〜16:30、ラマダン期間中は9:00~16:00)
定休日 無休
交通 オランダ広場から徒歩1分
URL www.melaka.gov.my
明の王女にゆかりがある丘 ブキッ・チナ周辺 Bukit Cina
小高い丘に中国人墓地が広がる。中国寺院や砦の史跡などの観光スポットも点在。
●オランダ広場から徒歩20分
中国人の墓地が点在する
マラッカのシンボル的建築群 オランダ広場周辺 Dutch Square
キリスト教会やスタダイスなど「マラッカ・レッド」とも呼ばれる赤茶色で統一された建物が並ぶオランダ広場を中心に、セント・ポール教会、サンチャゴ砦など西洋列強が築いた歴史的建造物が点在。トライショーも行き交い賑やか。
観光の中心となる歴史地区
ポルトガル人の末裔が暮らすエリア ポルトガル村周辺 Portuguese Settlement
ポルトガル人の血を引く人たちの集落がある。海鮮レストランが集まる一画も。
●オランダ広場から車で10分
海に面したレストラン街もある
閑静な住宅街に見どころ点在 市街西部
マラッカ最古のモスクのひとつ、トランケラー・モスクやニョニャ菓子工房などがある。
●オランダ広場から車で15分
改修を繰り返したトランケラー・モスク
島を代表する人気ツーリストエリア チャイナタウン周辺
マラッカ川の西側エリア。最も賑やかなジョンカー・ストリート(ハン・ジェバッ通り)、豪邸が連なるヒーレン・ストリート(トゥン・タン・チェンロック通り)、3大宗教の寺院が並ぶハーモニー・ストリート(トゥカン・エマス通り)など散策が楽しい。
●オランダ広場から徒歩5分
中華系マレー人が多く生活するエリア
静けさに包まれた隠れ家 マラッカ島 Pulau Melaka
マラッカ川の河口に造られた人口島。マラッカ海峡モスクはマレーシアを代表する夕日の名所ともなっている。
●オランダ広場から車で15分
海に突き出るように建つモスク
関連リンク
マラッカを楽しむためのQ&A
Q マラッカの魅力って?
西洋と東洋の歴史建築
昔から西欧のさまざまな勢力による支配を受けてきたマラッカには、それぞれの時代に建てられた建造物や史跡が数多く残る。その一方で、波乱の時代を生き抜いてきた庶民の信仰の場である寺院などにも、由緒あるものが多い。東西文化の交差点として長い歴史を持つエキゾチックな街をゆっくり散歩したい。
Q おすすめのスポットは?
ナイト・マーケットが定番
毎週金〜日曜、ジョンカー・ストリートを中心に盛大なナイト・マーケットが開催。歩行者天国の路上に食べ物屋台や雑貨の露店が出ており、見て歩くだけでも楽しい。
Q 日帰り旅行でOK?
KL起点に観光できる
KLからなら日帰りも十分に可能な距離で、現地発ツアーも催行されている。しかし日帰りの場合、駆け足の観光になる可能性が高い。見どころ豊富で素敵なホテルも多いので、できれば1泊はしたいところだ。
Q 建築以外の見どころは?
プラナカン文化に触れよう
絢爛豪華な文化を築いたことで知られるプラナカン。マラッカはそのルーツの土地で、彼らが築いた豪壮な屋敷が今も残り、改装を経て博物館やお店、ホテルとして使用されている。彼らが使用していたアンティークも飾られており、繊細な工芸文化が見てとれる。
Q ほかに夜の楽しみは?
ナイトクルーズを楽しもう!
マラッカ観光で定番のリバークルーズ。近頃は川沿いの建物がライトアップされているので、夕暮れどきから日没後の乗船も人気。水上から夜の古都を眺めてみよう。
Q 定番みやげって何?
プラナカンの工芸品
マラッカのおみやげといえばビーズサンダルやカラフルな陶器など、プラナカンの伝統工芸が有名。チャイナタウンに路面店が点在しているので散歩途中に覗いてみよう。
Q おすすめグルメは?
ニョニャ料理に挑戦しよう!
プラナカンの家庭料理であるニョニャ料理を提供するレストランがマラッカには豊富。素朴で懐かしい、しかし独特のスパイスが刺激的な名物料理にトライしてみたい。
Q 街歩きに便利な場所は?
カフェでまったりしよう
街歩きが盛んなマラッカは、休憩に最適なカフェの激戦区でもある。古民家を改装した居心地のよい店が多く、ついつい長居してしまいそう。
初心者おすすめ 2daysモデルプラン
1日目 定番スポットから巡る
午前 定番のオランダ広場へ
オランダ広場周辺の観光スポットをまわる。ほかの都市と同様にマラッカも暑いので、こまめに休憩をとるように。
午後 おしゃれカフェに入りたい
ランチはチキン・ライス・ボールの人気店へ。リバークルーズで水上からの景色を楽しんだら、インテリアにもこだわったカフェで休憩。夜は賑やかなナイト・マーケットへ。
プラナカンのグッズは自分みやげに◎
2日目 西側のエリアを観光
午前 チャイナタウンの名所へ
チャイナタウンで博物館や寺院、モスクなどを巡りつつ、おみやげを探そう。ニョニャ料理の人気店でランチタイム。
午後 帰りの時間も気にしつつ
引き続き、チャイナタウンの観光。余裕があれば夕暮れどきにマラッカ島のモスクを訪れてみたい。日が暮れたらKLへの帰路に。
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。
- 奥付:
- この記事の出展元は「まっぷるオーストラリア’18」です。掲載されている営業時間や定休日などのデータは、2017年6月〜8月の取材・調査に基づくものです。諸事情により変更になる可能性がありますので、ご利用の際には最新の情報をご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので、現在取り扱っていない可能性があります。 本誌中の料金、価格の単位は「RM(リンギ・マレーシア)」で表示しています。2017年8月現在、RM1=約27円です。 休業日は、イスラムのハリラヤ(祝祭)、中国の旧正月などの祝祭日や臨時休業を除いた定休日のみを表示しています。 ホテル、スパの料金などには税、サービス料が別途追加される場合があります。 ショップやレストラン、ホテルとの個人的なトラブルに関して、弊社では責任を負いかねますのでご了承ください。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。