【慶州】韓国を代表する歴史都市、慶州でのんびり散歩しながらその歴史を感じよう
韓国の南東沿岸、慶尚北道にある歴史都市、慶州(キョンジュ)。 三国時代から統一新羅時代までの約1000年間新羅(シルラ)王朝の古都で、当時の史跡や古墳が多く残っている。 都心とは違った慶州ならでは...
更新日:2020年4月13日
「屋根のない博物館」といわれるほど、新羅時代の遺跡があちこちに残る慶州。点在する400点近い文化財を見ながら新羅の栄華を感じつつ、散策を存分に楽しもう。
【アクセス】
釜山の高速バスターミナルから高速バスが運行。所要時間は約50分。釜山総合バスターミナルからは10分ごとに市外バスが運行している。所要時間は約1時間。鉄道の場合は釜山駅から新慶州駅までKTXで約30分、1万1000W~。
古墳群が密集する古墳公園(大陵苑)や鶏林など、市内には駅から半径約3kmのエリアに遺跡が集まる。地区全体が世界遺産に登録されている。
かつては始林と呼ばれていた鶏林の林
広大な敷地に古墳が集まる大陵苑
人工の湖、普門湖を中心に広がるリゾートエリア。周辺には、ホテルやゴルフ場、娯楽施設が点在する。
約1.65㎢の広さを誇る普門湖
観光団地内には遊園地もある
慶州の南東部にあり、慶州市内からは車で約30分の距離。仏国寺と石窟庵は、韓国で最初に世界遺産に登録されたスポット。
石窟庵の釈迦如来座像は必見!
吐含山中腹にある仏国寺の紫霞門
慶州には世界遺産である「慶州歴史地区」と「仏国寺と石窟庵」がある。歴史を感じながら新羅時代へタイムスリップしよう。
慶州歴史地区
東洋最古の天文台、膽星台も必見!
仏国寺&石窟庵
仏国寺の伽藍配置は建築当初と変わらない
慶州の名物料理には、野菜で包むサンパッや体に優しいスープ、ヘジャンクッ、豆腐鍋のスンドゥブなどがある。昔ながらの味を堪能したい。
サンパッ
おかずやご飯をさまざまな葉野菜で包む料理
ヘジャンクッ
野菜たっぷりのスープは朝ご飯の定番メニュー
新羅時代の歴史的建造物を再現したミレニアムパークは、韓国でも人気の『善徳女王』のロケ地。撮影に使われた宮殿などが見られる。
新羅ミレニアムパーク
英雄叙事劇の公演や工芸体験の施設もある
貴族階級であった両班が住んでいた良洞民俗村。母屋や茅葺きの家など当時の建物が現在もよい保存状態のまま残されているため、世界遺産に登録されている。
良洞民俗村
事前予約で韓国の伝統文化を体験できるコースもある
慶州民俗工芸村
2000㎡の敷地内には、さまざまな工房がある
位置と言葉
慶尚道はソウルにはない方言が使われる。特に慶州は濃音、激音が疑問文で多用され、荒っぽく聞こえる。
概要
史跡や文化財が多い慶州は、多くの観光客が訪れる。プサンからKTXで1本なので、日帰りもでき便利。
特産物
慶州周辺では「紫水晶(アメジスト)」が採れるため、紫水晶の原石やアクセサリーなどが多く売られている。
トイレ情報
史跡にはトイレがないので、駅や飲食店などの施設で利用しよう。紙は流さず備え付けのごみ箱に入れる。
【関連リンク】
慶州のお楽しみは史跡巡りだけじゃない! 慶州を代表する名物料理といえば、うま味たっぷりのスープ、ヘジャンクッや旬の野菜が味わえるサンパッ。慶州でも指折りの名店でぜひ。
古墳公園の通りの通称“サンパッ通り”にある名物店。メニューはサンパッ1万2000Wのみ。おかずもご飯もおかわり自由。
24時間営業のヘジャンクッ店。人気は骨付き鶏が入るピョダッキヘジャンクッ6000W。野菜たっぷりのスープは朝ご飯の定番メニュー。
仏国寺周辺など市外へ足をのばすと、慶州市内から約30分かかる。ツアーならプサン発着のバスがあり、日本語ガイド付き。良洞民俗村はツアーで参加すれば建物内の見学も可能。
【ツアー会社】
ロータス・ツアー (Lotus Tour)
日本語ガイド、送迎、昼食付き。プサン発着で料金は現金払い。
051-807-0223、9:30〜18:00、無休、www.tabijin.com
【おすすめツアーは】
慶州3大世界遺産巡りツアー
仏国寺&石窟庵・慶州歴史遺跡地区・良洞民俗村など、世界文化遺産を巡る。
114万8000W、無休
『善徳女王』ロケ地巡りツアー
ドラマ『善徳女王』のロケ地・新羅ミレニアムパークと善徳女王の痕跡を訪ねる旅。
114万8000W、無休
【関連リンク】
宿泊なら、高級リゾートホテルが集まる普門湖周辺がおすすめ。ラグジュアリーホテルから中級ホテルまで、宿泊施設がそろう。慶州市内からは車で約15分の距離にあり、観光休養地に指定される普門湖一帯には、ゴルフ場や遊園地も近い。緑の豊かな湖畔では、優雅な時間を過ごせる。
文化財の数と伝統性、自然の美しさから世界遺産に登録。村で有数の大屋敷だった香壇などでは伝統文化体験が行われているので参加してみよう。
【関連リンク】
お茶体験
韓服体験&礼儀作法
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