大定番の必見スポット1 世界屈指の美港に浮かぶ街のランドマーク オペラ・ハウス Sydney Opera House

世界遺産に登録されている劇場は、シドニーで最も人気の名所。外観はもちろん、観劇も楽しんでみよう。

豪州を代表する近代建築は帆のような白亜の大劇場
14年もの年月をかけて1973年に完成したオペラ・ハウスは、2007年に世界文化遺産に登録された。美しい曲線を描く屋根には105万6000枚ものタイルが貼られ、内装には地元産の御影石などを使用。館内の6つの施設で多くの公演を開催しており、世界的に有名なオペラ・オーストラリアやシドニー交響楽団の本拠地でもある。公演日程を確認して、ぜひ鑑賞したい。

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おすすめのビュー・スポット

陸・海・空のあらゆる角度から オペラ・ハウスの優美な姿を眺めてみたい。

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サーキュラー・キーから
サーキュラー・キーのフェリー乗り場周辺からは、プロムナードを含めた写真が撮れる

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ミセス・マッコーリーズ・チェアから
オペラ・ハウスとハーバー・ブリッジが織りなす「これぞシドニー!」という壮大な景色が堪能できる

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クルーズ船から
フェリーに乗れば、より間近で堪能できる。夕日に染まった幻想的な姿で、海に浮かんでいるよう

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上空から
水上飛行機に乗って高い上空から。あらゆる角度から美しい姿を眺めることができる

シドニーの人気イベント ビビッド・シドニー

毎年5月末に開催される南半球最大級のイベント。日暮れとともに街中がライトアップされ、光と音で彩られる。特にオペラ・ハウスやハーバー・ブリッジのライティングは見事。

Vivid Sydney 2016
Vivid Sydney 2016

オペラ・ハウス

現地名:
Sydney Opera House
住所:
Bennelong Point, Sydney
地図を見る »
アクセス:
シティレール/サーキュラー・キー駅から徒歩10分
TEL:
02-9250-7111
営業時間:
催し物により異なる
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.sydneyoperahouse.com

オペラ・ハウスの歴史 History of Sydney Opera House

オペラ・ハウスは、建設が始まると構造上の欠陥や予算のオーバーなど多くの問題が明らかになった。問題解決のため、ニュー・サウス・ウェールズ州とウッツォン氏は何度もセッションを重ねたが、ついに決裂。その後はオーストラリアの建築家4人が引き継ぎ、約14年の歳月と巨額の費用を投じて完成した。

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1956年

1940年代、ニュー・サウス・ウェールズ州立音楽院の校長ユージン・グーセンスが大型コンサートホールの建設を提案し、デザインコンテストを開催。233点の応募からデンマークの建築家ヨーン・ウッツォンの、船の帆や貝殻の群れをほうふつとさせる斬新なデザインが選ばれた。

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まだ無名だったウッツォン氏は応募当時38歳。いきなり国外デビューを果たした

1959年

建設開始。工事が進むにつれ、技術の難しさや予算の見積もりの甘さなど、次々に問題が露呈。最終的に工事は14年にわたり、総額A$1億200万もの費用がかかった。

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建設中の様子。膨大な費用がかかり、工期も大幅に遅れた

1973年

ついにオペラ・ハウスが完成。こけら落としには、英国の女王エリザベス2世が来場。ベートーヴェンの第九が演奏された。

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落成式に登場したエリザベス女王。盛大なセレモニーとなった

2007年

20世紀を代表する建築物と認められ、世界文化遺産として登録。高度な建築技術を駆使して造られた劇場は世界中で知られている 。

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今ではシドニーのシンボルとして、多くの観光客が訪れる

オペラ・ハウスの中はこんな感じ

6 つの劇場を持ち、さまざまなジャンルの公演が行なわれるオペラ・ハウス。スターシェフのいるレストランやユニークなおみやげがそろうショップもある。内部の施設を事前にチェックして足を運びたい。

ウッツォン・ルーム Utzon Room

ウッツォンのデザインを再現し、木材やカラフルなフラワープリントで装飾されているおしゃれな空間。多目的なイベントに 使われる。

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コンサート・ホール Concert Hall

l館内で最大の2679人を収容するホール。世界最大の機械式パイプオルガンがあり、シドニー交響楽団などの各種コンサートが行なわれている。

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オペラ・シアター Opera Theatre

1507人を収容するシアターは、 客席にせり出したオーケストラピットを備える。オペラのほか、バレエもここで上演。

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ドラマシアター Drama Theatre

544人を収容。回り舞台を備える。シドニー・シアター・カンパニーなどの演劇、ミュージカルの公演に利用。

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ザ・スタジオ The Studio

小規模なホールで、舞台と客席のアレンジにより 220〜350席を用意。現代舞踊や演劇など、多様な演目に対応。

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プレイ・ハウス Play House

全398席。客席との近さが特徴。室内楽用に設計されたが演劇にも使われ、シェイクスピア劇なども上演される。

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オペラ・ハウス・ショップ Sydney Opera House Shop

地下にあるギフトショップ。デザイン性の高いグッズを幅広くそろえている。

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ロゴが入ったマグカップ

オペラ・ハウス・ショップ

現地名:
Sydney Opera House Shop
住所:
Bennelong Point, Sydney オペラ・ハウス地下コンコース
地図を見る »
TEL:
02-9250-7543
営業時間:
9:00~17:00
定休日:
無休 

オペラ・キッチン Opera Kitchen

目の前にハーバー・ブリッジを眺めながら食事ができるカジュアルなレストラン。

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ベネロング Bennelong

オペラ・ハウス内の高級レストラン。オペラ鑑賞の前後に楽しむコースメニューもある。

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Decor - Guillaume at Bennelong, by avlxyz, CC BY-SA

見学アドバイス ガイドツアーに参加

歴史背景や建築に関する解説が聞けるエッセンシャル・ツアーや、舞台裏を見学するバックステージ・ツアーを催行。日本語スポットライト・ツアーでは、世界的にも有名なコンサート・ホールかオ ペラ・シアターに立つことができる。

TEL 02-9250-7250
料金 A$25〜(日本語ツアーの催行 10:00、11:00、12:00、13:30、14:30、15:30、16:30/所要30分、1時間)
※予約不要(直接ガイドツアー・デスクへ)

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模型などを見ながらわかりやすく解説

公演を鑑賞

オペラやコンサートなど、さまざまなイベントが一年中行なわれている。これらのスケジュールは公式サイトに掲載されており、オンラインで予約することもできる。滞在中にオペラや演劇を鑑賞したくなったら、ボックス・オフィスでチケットを購入しよう。

オペラ・ハウス・ボックス・オフィス Sydney Opera House Box Office
住所 オペラ・ハウス地下階
TEL 02-9250-7777
時間 9:00〜20:30(日曜は〜18:00)
※イベントの15分前にオープン(コールセンターは9:00〜20:30 日曜10:00〜18:00)
休み 無休

大定番の必見スポット2 その幅の広さは世界一! 圧巻のアーチ型鉄橋 ハーバー・ブリッジ Sydney Harbour Bridge

街の交通の要であるランドマークの荘厳な姿を眺めたり、クライムツアーに参加したり、さまざまな方法で満喫したい。

シドニー・コーヴに架かるひときわ大きな鉄橋を歩く
シティと対岸のノース・シドニーを結ぶ橋。全長1149m、最上部の高さは134m、幅48.8m。世界で最も幅の広い橋といわれており、長さは世界で5番目。建設は1923年に始まり、1932年に完成した。車道が6レーンと線路が2本あり、シティレールも走っているほか、歩行者も遊歩道を歩いて渡ることができる。橋の下には海底トンネルもある。

世界恐慌の不況対策として1923年に建築が始まり、9年後の1932年に完成。シドニー港の北岸と南岸をつなぐ。20世紀を代表する建築物と認められ、オペラ・ハウスとともに世界文化遺産として登録。独創的なデザインと高度な構造設計が評価されている。その半月の形から「コートハンガー」の愛称で地元の人々に親しまれている。

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ジョギングを楽しむ地元民も多い

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橋の下で日光浴するのも楽しい

おすすめのビュー・スポット

のどかな港町を散策しながら、巨大なシンボルをベストアングルで撮影したい。力強いアーチ型はどこから見ても芸術的だ。

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日中 オペラ・ハウスから
オペラ・ハウスからはブリッジの輪郭がくっきりと見える。オペラ・ハウスと収めた写真も撮影可能

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夜 ミセス・マッコーリーズ・チェア付近から
夕日に染まった幻想的な姿で、海に浮かんでいるよう。オペラ・ハウスと織りなす眺望が楽しめる絶好のポイント

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日中 船上から
シドニー湾をめぐるクルーズがおすすめ。船上から見るブリッジは迫力たっぷり

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朝 上空から
水上飛行機での遊覧なら上空からの眺めが楽しめる({830568}P.87)。陽光を反射した橋がキラキラ輝いている

ハーバー・ブリッジ

現地名:
Sydney Harbour Bridge
アクセス:
シティレール/サーキュラー・キー駅から徒歩12分
Webサイト:
http://www.rms.nsw.gov.au/roads/using-roads/index.html

ハーバー・ブリッジに登る

橋を眺めるだけではなく、せっかくならば登ってみたい。頂上までの道のりを進んだあとに見下ろす景色は格別。

パイロン展望台 Pylon Lookout

橋を支える4つのパイロン(支柱)のひとつが、博物館を兼ねた展望台になっている。ここから眺める景色は迫力たっぷり。階ごとに展示室があり、橋が完成するまでの経緯や橋の構造についての説明が興味深い。橋にちなんだグッズを販売している。

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ここが展望台!

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パイロン展望台

現地名:
Pylon Lookout

ブリッジクライム Bridgeclimb

ハーバー・ブリッジのアーチを登り、頂上へ。ハーネス付きの専用スーツを着用し、使い方の講習も行なわれる。クライム・リーダーが安全確認しながら登る。あとでリーダーが撮影した写真をもらえる(1枚目は無料)。

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高いところが苦手な人もぜひトライしてみたい。頼もしいリーダーが先導してくれるため安心できる

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頂上に到着!

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奥付:
この記事の出展元は「まっぷるオーストラリア’18」です。掲載されている記事やデータは2017年6月現在のものです。 いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。※料金の単位はオーストラリアドル(A$)で示しています。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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