更新日:2020年4月13日
台湾龍山寺 屈指のパワースポットで運気UPを祈願!
街中に点在する寺廟のなかでもとくに人気の高い龍山寺。多くの神様が出迎えてくれるご利益スポットとして信仰を集めている。ぜひ参拝の手順を覚えてから訪れたい。
朝から大勢の参拝者で賑わう
地元でも観光客にも人気がある寺院。きらびやかな中国建築に圧倒される。本尊は観世音菩薩でその他合計19の神様が鎮座。いつ訪れても線香の煙が漂い、人波が絶えないほど信仰されている。台北の若者に人気があるのは、本殿の後ろ左側にある良縁の神、月下老人と安産の神、註生娘娘(ツウションニャンニャン)だ。手順を覚えて、台北の神様にあいさつしてみよう。
鮮やかな彫刻に彩られた本殿
螺旋藻井
天井には1600体の龍の像が一本の釘も使わずに装飾
抱鼓石
それぞれに龍が彫られた太鼓を模した一対の石
月下老人
縁結びの神様として知られ、若者に人気がある
銅雕龍柱
入口左右に配された銅製の龍柱は、台湾唯一
龍山寺
- 現地名:
- 龍山寺
- 住所:
- 廣州街211号
地図を見る » - アクセス:
- MRT龍山寺駅から徒歩3分
- TEL:
- 02-2302-5162
- 営業時間:
- 6:00~22:00(境内の店舗は7:00~21:00、おみくじの解説は10:00~19:00)
- 定休日:
- 無休
- Webサイト:
- http://www.lungshan.org.tw
関連リンク
お参りの手順
お参りの基本
①入場
入口の門の敷居は踏まないようにし、左足から入る。
②三拝
神様の前では線香を頭上に掲げ、3回頭を下げる。
③願い事
名前、生年月日、住所など自己紹介をしてから、願い事をしっかりと伝える。
お参りの流れ
①ろうそくと線香を購入
ろうそく2本と線香7本を入口を入ってすぐの売店で購入。ろうそくに火を灯し左右の燭台にお供え。
②前殿で三宝仏に三拝
線香に7本とも火を灯し、前殿の三仏にそれぞれ三拝する。あいさつが終わったら手前の香炉に1本線香を立てる。(7本の線香は各香炉に1本ずつ供える)
③本殿で三拝する
次に、本尊の観世音菩薩が祀られている本殿で三拝をする。そのあと、本殿の前にある香炉に線香を1本供える。
④後殿へお参りする
道教の神様が祀られている後殿で、主神の媽祖から順にそれぞれの神様に三拝し香炉に線香を供える。
龍山寺名物 おみくじにチャレンジ!!
後殿までお参りしたら、再び前殿(三川殿)へ。台湾のおみくじは願い事をするのではなく、悩みについて「神意」をうかがうのが目的。お参り同様、正しい手順で行なおう。
【関連リンク】
①まずはごあいさつ
三宝仏の前で住所・氏名・生年月日・職業などの自己紹介のあと、うかがいごとを唱え、おみくじを引いていいかたずねる。
②聖筊を投げる
聖筊をOKの組み合わせが出るまで投げる。3回NGが出たら、そのうかがいごとがNGということ。内容を考え直そう。
表+表=OK
裏+裏=NG
裏+裏=NG
③くじを選ぶ
番号が付いたおみくじ棒が入った箱の前へ。棒の束を持ち上げ、上下に振ったあと、1本選び、番号をチェック。
④番号を確認
この番号でよいか、再度三宝仏前で聖◯を投げる。ここでも表裏が出ればOK。NGの場合はもう一度棒を引く。
⑤引出所へ
OKが出た場合は、左側にある「おみくじ引出所」へ。自分の番号のおみくじを取り出す。内容は解説所で聞こう。
⑥解説所へ
正殿右側通路にあるおみくじ解説所「解籤處」へ。週末は日本語ができるスタッフもいる。おみくじは家に持って帰る。
龍山寺周辺のスポット
古廟とレトロな街並みをおさんぽ
龍山寺を中心に、台北で最も古くから開かれた街のひとつ。戦前のレトロな建物が軒を連ねる古き良き下町だ。薬草や仏具の問屋街、夜市など、ディープな街に浸りたい。
清水祖師廟 (チンシュエイツウシーミャオ)
台北三大廟のひとつ
龍山寺、大龍峒保安宮とともに、台北の三大廟として有名。清水祖師を祀り、200年以上前から、この地で信仰の対象としてあがめられてきた、由緒ある古廟だ。
↑美しい建築意匠の見物もオススメ
艋舺青山宮 (モンチアチンシャンコン)
精巧な石彫が残る廟
1856年創建の古刹。青山王とは三国時代の武将・張滾のことで、疫病退治や魔除けに霊力を発揮した人物。毎年旧暦10月20〜22日には、盛大な祭典を開催する。
↑道教寺院らしい華やかな外観に魅了される
艋舺青山宮
- 現地名:
- 艋舺青山宮
- 住所:
- 貴陽街2段218号
地図を見る » - アクセス:
- MRT龍山寺駅から徒歩10分
- TEL:
- 02-2382-2296
- 営業時間:
- 5:30~21:00
- 定休日:
- 無休
剝皮寮 (バオピーリャオ)
200年前の街並み散策
清朝時代の古い街並みが残されている歴史保存地区。かつては木材の集積地であり、ここで樹皮が剝がされたことから剝皮寮と名付けられた。建築探訪を楽しみたい。
↑記念撮影スポットとしても人気
下町グルメ巡り
参拝客に人気のお手軽メニュー 老舗の味
華西街や廣州街は、夜市も開かれるディープな賑わいエリア。夜市の客や寺廟めぐりの参拝者から長く人気を集めてきたおいしくて手軽な下町料理を味わいたい。
【関連リンク】
福州元祖 胡椒餅 (フウツォウユエンツー フウチャオピン)
下町散策のお供にしたい
路地に面した隠れ家的な店。福州出身のオーナーがオープンし、現在は3代目。人がすれ違うのがやっと、というような細い路地にあるが、焼き上がりを待つ行列の絶えない人気店だ。
胡椒餅 45元フウチャオピン
胡椒の風味は強過ぎず、甘みと五香粉の香りが際立つ。甘さの効いた台湾人好みの味
↑休日は待つのを覚悟で
福州元祖 胡椒餅
- 現地名:
- 福州元祖 胡椒餅
- 住所:
- 和平西路3段89巷2弄5号
地図を見る » - アクセス:
- MRT龍山寺駅からすぐ
- TEL:
- 02-2308-3075
- 営業時間:
- 10:00~18:30
- 定休日:
- 祝日
両喜号 (リャンシーハオ)
愛される老舗のスープ
創業約90年という老舗で、常連客が絶えない。看板メニューはするめいかがたっぷりと入ったとろみスープ招牌魷魚◯(ツァオパイヨウユィーケン)。アルゼンチン産の上質なするめいかを用いており、肉厚で弾力性に富む。やみつきになる味だ。
招牌魷魚◯ ツァオパイヨウユィーケン50元
するめいか、かじきのつみれ、たけのこの細切り入り。やや甘めで麺入りもある
両喜号
- 現地名:
- 両喜号
- 住所:
- 西園路1段194号(本店:廣州街245号)
地図を見る » - アクセス:
- MRT龍山寺駅からすぐ
- TEL:
- 02-2336-1129
- 営業時間:
- 10:00~24:00(本店は15:00~)
- 定休日:
- 無休
阿猜嬤 (アーツァイマー)
1965年創業の屋台
花生湯泡餅(ピーナッツ団子スープ)70元や冰糖白木耳蓮子湯(白きくらげと蓮の実のスープ)45元など、台湾産の素材にこだわったヘルシースイーツが食べられる。
花生湯泡餅 ホアションタンパオピン70元
上品な甘さが人気の一品
阿猜嬤
- 現地名:
- 阿猜嬤
- 住所:
- 華西街3号(貴陽街の近く)
地図を見る » - アクセス:
- MRT龍山寺駅から徒歩10分
- TEL:
- 02-2361-8697
- 営業時間:
- 15:00~21:00(6~9月は16:00~)
- 定休日:
- 木曜
ここにも寄りたい
新富市場 (シンフウシーチャン)
市民の胃袋を支える市場
日本統治時代の市場建築が使われ、当時から衛生管理が徹底されていたという。食材や廟の供え物などを扱う店が多い。
↑丸鶏や新鮮食材が並び、台北の食生活が垣間見られる。入口がややわかりにくいので注意
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。
- 奥付:
- 「まっぷる台湾’18」が出展元となる記事に掲載されている営業時間や表記などのデータは、2016年10〜12月の調査・資料に基づくものです。諸事情により変更になる可能性がありますので、ご利用の際には改めて事前にご確認ください。
- その他:
- ●料金、価格の単位は「元」で表示しています。2016年12月現在、1元=NT$1=約3.5円です。 ●ホテル、レストランなど一部施設では、別途サービス料がかかる場合があります。 ●休業日は、旧正月などの祝祭日や臨時休業を除いた定休日のみを表示しています。 ●原則として地名、店名などは漢字(中国語) で記しています。一部、英語表記があるものは、英語を併記しています。また、地名などのカナ表記については、日本語では表現しきれない微妙な発音もありますので、注意が必要です。カタカナ表記は中国語の発音を表しています。 ●クレジットカードの利用には、手数料がかかる場合があります。 ●「両」や「斤」は台湾の重さの単位で、1両は37.5g。1斤は16両で600gとなります。 ●各掲載物件の電話・FAX番号は現地の番号です。日本から電話をかける場合は国際電話となります。携帯電話の場合は各電話会社のホームページなどで確認してください。
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