更新日:2020年4月13日
フェリーやトラム!遊び感覚で楽しめる香港の乗り物
ネオン街を走るバスやハーバーを渡るフェリー、レトロなトラムなど、香港には遊び感覚で楽しめる乗り物がいっぱい!
オープントップ・バスで夜の香港見物
頭のすぐ上をきらめくネオンが通り過ぎる!
大人気の夜のツアーバス。オープンエアの2階席では香港名物のネオン看板が間近に迫り、スリリング!地上からは見られない風景を目に焼き付けよう。
オープントップバス・ナイトドライブ
路上に突き出す看板に大興奮!スリル満点で爽快な人気ツアー
屋根なしの2階建てバスで夜風に吹かれ、大看板のネオンがきらめく夜の街を疾走。ハーバー沿いの夜景に始まり、ネイザン・ロード界隈の名物看板、ナイトマーケットや下町の様子など、約1時間で香港らしい景色が次々と現れる。今回のツアーはドライブのみだが、食事付のプランなどもそろっている。
これが乗車するオープントップ・バス
・赤い車体にパンダのキャラクターが目印! ツアー会社によって車体の色が違う
・ガイドさんに予約名を伝えてから乗車。ドアが狭いものもあるので1人ずつ乗車したい
・2階が苦手な人は1階席で。冬でも冷房が効いているため、羽織れるものを用意したい
・車体に合わせ座席もポップ。2階は屋根がないので帽子など吹き飛ばされやすいものは要注意!
オープントップバス・ナイトドライブ
- 現地名:
- Open-top Bus/開篷巴士
- TEL:
- 2724-4440
- 営業時間:
- 毎日、20:30~21:30の1日1回催行
- 定休日:
- 無休
- Webサイト:
- http://www.pandabus.com
夜の香港ドライブへいよいよ出発!
20:30 尖沙咀のザ・カオルーンホテルを出発
10分前には到着してホテルの玄関前でパンダのロゴを持ったパンダバスのガイドさんを探す。その後、各自でバスに乗車。
出発ギリギリまでバス車内の電気が消えていても心配しないで
20:35 ペニンシュラやハーバーの夜景を堪能!
尖沙咀東のヴィクトリア・ハーバー沿いを走行。途中ジェットコースターのようなスリルを味わえる傾斜のある道も!
POINT!
ここだけ同じ道を往復するので左右どちらに座っても安心
目の前に広がる夜景は圧巻! 反対側のイルミネーションもきれい
20:45 紅磡駅でUターンして同じ道を南下
紅磡駅は深圳や広州行きの電車の始発駅。ここで一度Uターンして、ペニンシュラまで同じ道を再走行する。
今度は右手にペニンシュラが見えてくる
20:50 尖沙咀の先端からいよいよネイザン・ロードへ突入!
しばらく派手なネオン看板のすぐ下をくぐり抜けるように走る。尖沙咀から北上するに従って、街の雰囲気が変わってくるのがわかる。
POINT!
看板を近くで撮る際は、光が強いため夜景モードをオフに
看板ギリギリでスリル満点! 運転手さんもここぞとばかり腕を見せる!?
20:55 男人街(廟街)のゲート前で記念撮影
一時停車して車内で撮影タイム。ゲートやナイトマーケット、隣を走り抜けるバスなどを背景にして写真を撮ろう。
九龍の2大夜市のひとつ。男性向けの商品がそろう雑多な雰囲気
21:10 看板が頭のすぐ上に!油麻地から旺角あたりへ
一本裏道に入ると古い街並みがあり、そこで生活する人のライフスタイルが見えたりして、表通りとは違った雰囲気を楽しめる。
POINT!
立ちながらのセルフィースティックの使用は危険なのでNG!
下町情緒たっぷりの旺角エリアでは横に縦にと看板が乱立している。上海街の看板は非常に低いため、走行中は必ず着席
21:20 女人街に到着!市場を上から眺める
チープでディープな名物ストリート。ここで途中下車することも可能だ。MTRを使えば尖沙咀へ戻るのも簡単。
女人街の近くには露店が並ぶグルメスポットもある
21:30 九龍の西側を南下しホテルへ戻る
果物マーケットや近代的なビルを横切り、出発地点へ帰る。
ツアー終了!
まだある!パンダバスのおすすめオープントップバスツアー
ドライブ以外に食事や夜景観賞など、さまざまなお楽しみが付いたプランも!
■トラム優先乗車付き!ビクトリアピーク・アバディーンの夜景とオープントップバス・ナイトドライブ(パンダのパン付き)
・催行日 金~日曜
・時間 17:30~21:30(所要約4時間)
・料金 HK$450、子供HK$360
・最小催行人数 2名
・内容 ビクトリアピークとアバディーンでの夜景観賞後、オープントップ・バスで九龍を走る。軽食付。
■夜景観光・ナイトマーケット散策・ローカルディナーとオープントップバス(シンフォニーオブライツ観賞付き)
・催行日 毎日
・時間 17:30~21:30(所要約4時間)
・料金 HK$630~、子供HK$550~
・最小催行人数 2名
・内容 夕食、ナイトマーケット、シンフォニー・オブ・ライツ、オープントップ・バスの4大名物がセットに。
■オープントップバス&ビクトリアハーバーディナークルーズ
・催行日 毎日
・時間 17:50~22:00(所要約4時間10分)
・料金 HK$750、子供HK$570
・最小催行人数 2名
・内容 オープントップ・バスでのドライブ後、ディナークルーズ。シンフォニー・オブ・ライツも見られる。
※掲載しているツアー情報は2016年11月現在のものです。変更される場合があるので、最新の情報は事前に催行会社へお問い合わせください。また、出発日や時間帯、交通状況などにより、ルートや訪問地が変更になる場合があります。
人力車観光バス
ツアー以外でもオープントップ・バスが運行しています!
尖沙咀、銅鑼灣、灣仔、中環などをめぐる観光バスで、2階は屋根なし。ツアーバスとは異なり各停留所で乗降が可能。何度も利用するなら一日券がおすすめ。日中は上環方面もルートに追加される。
人力車観光バス
- 現地名:
- Rickshaw Sightseeing Bus/人力車觀光巴士
- TEL:
- 2136-8888
- 営業時間:
- 10:00~16:30(昼ルート)、17:00~20:30(夜ルート)の間、各30分間隔で運行
- 定休日:
- 無休
- Webサイト:
- http://www.rickshawbus.com
関連リンク
スター・フェリーで港をクルージング
海上から眺める風景は気分爽快!
ヴィクトリア・ハーバーを行き来するフェリー。九龍と香港島を結ぶ交通手段として昔から欠かせないものだった。今は観光客にも人気!
■運航路線とメモ
●路線は2つ
尖沙咀~中環間と尖沙咀~灣仔間の2路線があり、どちらも往復で運航している。
■運航時間
①尖沙咀~中環 6:30〜23:30 6~12分間隔で運航。
②尖沙咀~灣仔 7:20〜22:50 8~20分間隔で運航。日曜、祝日の運航時間は7時30分~22時50分。
■料金(片道)
①尖沙咀~中環 1等席(2階)HK$2.50(土・日曜、祝日はHK$3.40)2等席(1階)HK$2(土・日曜、祝日はHK$2.80)
②尖沙咀~灣仔 HK$2.50(1等席のみ)(土・日曜、祝日はHK$3.40)
スター・フェリーの歴史
香港島と九龍を結ぶ交通手段としてフェリー(モーニングスター号)が就航したのは1888年のこと。地下鉄が通った現在も、観光名所として人気。
どこからどこまで運航?
九龍と香港島を結ぶ気軽に乗れるフェリー
約130年の歴史がある名物船。レトロな船体に揺られて、そびえ立つ摩天楼や湾を行き交う船を眺める、7分間のクルージングが楽しめる。地下鉄や海底道路とはひと味違った旅情が味わえるため、観光客に人気の乗り物だ。もちろん、九龍と香港島の間の交通手段としても利用できる。九龍の乗り場は尖沙咀1か所だけだが、香港島側は中環と灣仔の2つの乗り場から乗船できる。
スター・フェリーのこんなトコに注目!
イスの座面には星のマークが。座るときにチェックしてみて
レトロな指示灯も香港独特の雰囲気を盛り上げる
1等席(2階)にはクーラー付の船室もある
灣仔付近では、香港コンベンション&エキシビション・センターの夜景を楽しめる
スター・フェリーの乗り方
①「スター・フェリー・ピア(天星碼頭)」が乗り場
九龍側の乗り場は尖沙咀に、香港島の乗り場は中環と灣仔にある。中環〜尖沙咀間は2等席と1等席で入口が違う
②トークン(切符)を購入する
現金の場合は、改札手前にある自動券売機でトークン(Token/代幣)と呼ばれるプラスチックの切符(コインのような形)を購入
③改札を通る
トークンを改札機に入れ、バーを回して改札口を通る。オクトパス・カードをかざしても通過できる
④フェリーが到着いよいよ乗船!
フェリーが到着するまで待合コーナーで待つ。船が到着したらゲートが開き、乗り場へ。乗ってきた客が下船してから乗船
⑤下船するときは改札機がない
埠頭に到着するとタラップが渡され、乗客はそこを通って下船する。出口には改札機がないのでそのまま外に出よう
スター・フェリー・ハーバー・ツアー Star Ferry Harbour Tour
ちょっと優雅にクルージング♥
1920年代風の内装を施したアンティークな客船「シャイニング・スター号」でクルーズ。1時間おきに出発しており、空席があれば予約不要で気軽に乗船できる。
【関連リンク】
スター・フェリー・ハーバー・ツアー
- 現地名:
- Star Ferry Harbour Tour
- 住所:
- 中環・灣仔・尖沙咀の各スター・フェリー乗り場
- TEL:
- 2118-6201
- 営業時間:
- 11:55~20:55(1時間間隔で出航)
- 定休日:
- 無休
トラムに揺られてレトロ旅
かわいい車両で行く途中下車の旅
香港島の北岸を東西に走る、昔ながらの路面電車。タクシーや電車より時間はかかるが、安い料金で気軽に乗れる。世界でも数少ない2階建ての車両は異国らしい情緒満点!。露店市場が集まる北角、ファッション街の銅鑼灣、看板が乱立する灣仔などを通るので、街の賑わいが間近に感じられる。
■運行路線とメモ
●6本の路線はほぼ同じルート
西の起点である堅尼地城(ケネディ・タウン)から、東の起点である筲箕灣(ジャウゲイワン)まで全長13㎞を走る。ただ、路線の長さが違うだけで、ほとんどの路線が灣仔、金鐘、中環などの主要地点を通る。ハッピー・バレーを巡回する路線もある。
●乗り過ごしても大丈夫
渋滞時は歩くよりも遅い運転になるトラム。各停留所の間隔も短く、乗り過ごしても次の停留所で降りれば、歩いて戻ることができる。
■運行時間
5:00〜翌0:30
■料金(片道)
一律HK$2.30(乗車区間にかかわらず)
Hong Kong Tram, by Phil_Parker, CC BY
今も現役!街をかすめる路面電車
イギリス統治時代からの市民の足。ビルや市場などが密集する市街を往来するレトロな車両は風情満点!車内からの街の景色も見てみたい。
トラムの歴史
九龍半島の北側と新界が英国に租借されたあとの1904年に開業。以来、100年以上もの間、庶民の足として活躍している。
どこからどこまで運行?
堅尼地城(ケネディ・タウン)〜筲箕灣(ジャウゲイワン)間を運行。料金はどこまで乗っても変わらない。
トラムのこんなトコに注目!
1日に24万人もの香港市民が利用。観光客も多く、雨宿りにも最適
トラム同士はギリギリですれ違いスリリング。窓から顔や手を出さないように!
トラムが賑わう市場の真ん中を窮屈そうに進む、北角名物の光景
灣仔のレトロな街並みは絶好の撮影ポイント。カメラを忘れずに!
トラムの乗り方
①「TRAM STOP」が乗り場
トラムのレール沿い200~300mおきに停留所がある。停留所といってもほとんどは道の真ん中に屋根が付いた簡単なもの
【関連リンク】
②後方ドアから乗車する
トラムへの乗車は後方から、下車は前方からになる。後方から乗車するとすぐに2階席へ行くための急で狭い階段がある
③目的地に近づいたら1階前方へ
車内放送はなく、停留所名もあってないようなもの。目的地に近づいたら1階に下り、前方運転席の近くへ移動しておこう
④どこまで乗ってもHK$2.30
下車時に料金HK$2.30を運転席横の料金箱に入れる。おつりは出ないので小銭を用意。オクトパス・カードならかざすだけでOK
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。
- 奥付:
- この記事の出展元は「まっぷる 香港」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2016年9〜11月現在のものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。なお本誌に掲載した情報による損害・トラブル等については、弊社では一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。※本文中の料金・価格は、香港ドル(HK$)で表示しています。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。