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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

イタリアでどんなホテルに泊まる? 種類と選び方のコツ

長年にわたって大切に手入れされた古い建物を快適に改装したクラシックなホテルか、こぢんまりとした家族的な雰囲気のプチ・ホテルか。どんなタイプを選ぶかは好み次第。

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宿泊するホテルはどう選ぶか

イタリアの宿泊施設の充実ぶりはヨーロッパでも群を抜く。なかでも圧倒的に多いのが3ツ星ランクのプチ・ホテル。中世の趣が漂うインテリアや家庭的な雰囲気が魅力で、人気も高い。雰囲気と快適性を重視するなら5ツ星のクラシック・ホテル、安さを最優先するなら1ツ星のロカンダがいい。ホテルは設備などによって5段階にランク分けされている。また、料金は予約方法や時期によっても異なる。

イタリアおすすめホテル情報2
ホテルの種類

ホテルの等級(星)
イタリアのホテルは州または各地の観光協会によって、設備を基準に、1ツ星(4級)から5ツ星(デラックス)まで5段階にランク分けされている。EU統合以降、各ランクに設けられていた料金帯の設定は廃止されたが、おおよその目安として参考にしたい。

クラシック・ホテル Classic Hotel

歴史ある宮殿など古い建物を改装したホテル。部屋ごとに間取りや内装が異なり、雰囲気は優雅だ。4ツ星〜5ツ星にランクされる豪華ホテルが多い。

プチ・ホテル Putit Hotel

客室数が40室以下のこぢんまりとした規模で、貴族の邸宅や教会を改装したホテルが多い。歴史を感じさせる内装や調度品も魅力。2ツ星〜4ツ星。

ブティック・ホテル Boutique Hotel

有名デザイナーがオーナーだったり、内装を手がけたりしたホテル。凝ったデザインが特徴。

ペンショーネ Pensione

客室数は10部屋ほどの宿泊施設。家族経営型で、概してオーナーの応対がフレンドリー。さらに経済的なタイプの宿をロカンダLocandaと呼ぶ。シャワーやトイレは共同のところが多く、1ツ星〜2ツ星。

レジデンス・ホテル Residence Hotel

1週間以上の長期滞在用の宿泊施設。キッチンや調理用具が完備され、暮らすような滞在が可能。

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ホテルを予約する

ホテル予約サイトを利用する

海外のホテル予約サイトでも日本語版があり、日本語で予約できる。料金も明確に表示され、割引料金が適用されるうえ、クチコミのコメントなども参考になる。いちばん手っとり早く予約ができる。

●BOOKING.COM www.booking.com
●アップルワールド appleworld.com
●H.I.S. VACATION hotels.his-vacation.com
●エクスペディア www.expedia.co.jp
●agoda www.agoda.jp
●JHC www2.jhc.jp

各ホテルのサイトで予約する

ほとんどのホテルが公式のホームページを持っており、大手のホテルでは予約もできる。ホテルの予約サイトの良い点は、確実に予約ができること、返信が速いことなどが挙げられる。予約サイトの言語はイタリア語と英語で、日本語で予約できるところはほとんどない。

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日本の予約事務所(レップ)で予約する

世界的なホテルチェーンや大型ホテルの場合は、連絡事務所や代理人(レップ)を日本に持っていることがある。その場合は、日本の事務所や代理人を通して予約をするのが確実だ。日本語が通じるので、詳細を聞くことができる。

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現地で探す

予約なしで到着した場合には、各都市の空港やターミナル駅の近くにある観光案内所、宿泊施設の斡旋専門の案内所などで、宿泊施設を紹介してもらう。リストをもらって直接宿へ行くか、電話番号を聞いて自分で電話して予約する。あるいは案内所で予約してくれるところもある。費用を抑えたいときは、ユースホステルや学生用宿舎カーサ・ディ・ストゥデンティを利用するという方法もある。安宿の多いエリア どの都市も安い宿は駅周辺に多く集まっている。

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インターネットで予約する手順

以下は各ホテルのサイトから予約をする一例。サイトにアクセスしたら、ブッキングのページを探す。多くの場合、トップページにブッキングの入力画面が用意されている。

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①ホテルのサイトにアクセス
宿泊日、宿泊日数、人数、部屋数を入力してCHECKをクリック。

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②客室タイプを選ぶ
リストアップされた客室から、条件と料金を見て、好みの客室を選ぶ。

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③オプションを選ぶ
朝食を付ける、空港からの送迎を依頼するなど、プラスαのオーダーをしたら、予約内容の確認画面へ。

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④詳細内容を入力
出発日、搭乗機の便名、宿泊者の名前など、必要事項を入力し予約画面へ。

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ホテルの設備とサービス

貴重品の管理

客室にセーフティボックスが備え付けられているときはセーフティボックスに入れてもいい。ないときは、貴重品はフロントに預ける。

客室設備

ヨーロッパのホテルの場合、シャワーのみでバスタブがない部屋があるので、予約の際に確認したい。シャワー付は“Con Doccia”(コン・ドッチャ)、風呂付は“Con Bagno”(コン・バーニョ)という。バスルームには、少なくともボディシャンプーまたは石鹼、ヘアシャンプーなどは置かれているホテルが多いが、衛生上から歯ブラシはない。ヘアドライヤーは置いてあるが、風力は弱く、温度も低い。フロントでも借りられる。

インターネット通信

無線LAN接続の環境が整っているところが多く、ロビーに限定しているところもあるものの、パソコンがあればインターネットは使用できる。各部屋では無線LAN接続が不可能なところでも、LANケーブルがあれば有線LANの接続が可能というところは多い。

コンシェルジュ

宿泊客のさまざまな要望を聞き、応えてくれる係。小さな家族経営のホテルなどでは、オーナーがフロントやコンシェルジュなど、何役もこなすところもある。いろいろなリクエストに応えてくれるが、一般的に頼むことが多いのはレストランの予約だ。

滞在税(宿泊税)
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアほかイタリアの各都市では、ホテルなどに宿泊する旅行者に対して滞在税(宿泊税)が課せられる。課税金額は都市ごとに、宿泊するホテルのグレードにより決められているが、おおよそ1名1泊あたり€1〜7。上限10泊分となっている。支払いは宿泊者自身がホテルに現金で行なうことになっている。

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ホテルのマナー

●チップ 
ルームサービスを頼んだとき、ドアボーイにタクシーを呼んでもらったとき、荷物を運んでもらったときなどのほか、何か特別なサービスをしてもらったときは€1程度のチップを渡す。

●バスルーム 
バスタブから湯があふれると、下の部屋が水浸しになったり、損害賠償を要求されることもあるので注意。

●喫煙 
建物内では全面禁煙。イタリアにはベランダ付のホテルは少ないが、ベランダも建物内とみなされ、禁煙。喫煙は外で。イタリアでは歩きたばこは容認されているようだ。

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ イタリア」です。掲載している情報は、2014年10月〜2015年1月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。