永遠の都イタリアローマ観光で外せないスポット7選
イタリアのローマは「永遠の都」と表現される美しい街。世界中の観光客が訪れるローマは街の至る所に古代ローマ時代から様々な年代の史跡が残されています。初めてローマを訪れる方はどこから訪ねるべきか迷ってしま...
コンドッティ通りといえばローマきってのショッピングストリート。プラダにグッチ、ブルガリなど高級ブランドがずらりと並ぶ。
約200mの通りの両側には、イタリアを代表するブランドショップが並ぶ
スペイン広場から一直線
秀作を所蔵するルネサンス様式の教会
皇帝ネロの亡霊からローマ市民を守るため、1099年に教皇パスカリス2世が建造した教会。建設資金をローマ市民(ポポロ)が負担したことがその名の由来だ。1472年、法王シクストゥス4世の命によって、現在の姿へと再建され、1500年代初頭には、後陣が付け加えられた。内部は巨匠らの手によって装飾されており、ローヴェレ礼拝堂の祭壇を飾る『幼な子キリストの礼拝』や、ラファエロが銀行家アゴスティーノ・キージのために設計したキージ礼拝堂、また、カラヴァッジョの2枚の作品『聖パウロの改宗』『聖ピエトロの逆さ磔』、ベルニーニの彫刻『預言者アバクク』『獅子と預言者ダニエル』など、ローマでも指折りの名作を所蔵している。
キージ礼拝堂やカラヴァッジョの作品など見どころが多い
旅人たちが行き交った美しい広場
ヴェネツィア広場とともに交通の要衝。ヴァラディエの設計により1816年から8年の歳月をかけて大改築され、多くの巡礼者たちを迎え入れた。中央には、皇帝アウグストゥスが紀元前1世紀にエジプトから持ち帰ったオベリスクが立っているが、これは巡礼者たちに道順を示す目的で置かれたものだ。広場の南側には2つのよく似た教会、通称、双子教会が並んでいる。
中央にそびえるオベリスクはポポロ広場のシンボル
ローマ旧市街の北の玄関口
ポポロ広場の北側に位置しており、鉄道が発達する以前は、王侯貴族が馬車でローマを訪れる際の玄関口として機能していた。15世紀に創建され、1655年にベルニーニが内部に装飾を施した。
門には、シンプルながらも力強い装飾が施されている
ポポロ広場に建つ双子教会
ポポロ広場に面して建つ、双子のようにそっくりな教会は向かって右がミラーコリ教会、左がモンテサント教会。実際はモンテサント教会の敷地面積のほうが広いが、目の前のポポロ広場に立ったとき、見た目を同じようにするためモンテサントのクーポラを正円に、一方のミラーコリのクーポラを楕円に設計してある。どちらもカルロ・ライナルディが設計した。教会の左右には19世紀から続く2軒の老舗カフェがある。
通りを挟んで左右対称に建つ姿は、別名双子教会
ローマ市内に数ある丘のひとつであるピンチョの丘に設けられたテラスからは、ローマ市街を一望できる。とくに黄昏どきの眺めが素晴らしい。
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。