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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

事前に知っ得! トラベルQ&A

ビザや滞在日数など、まずは基本事項を知っておこう。滞在中の心配事もあらかじめチェックしておきたい。

Q.両替レートはいくら?

A.1ユーロ(€)=約115円(2016年11月現在)

イタリアの通貨は欧州共通通貨のユーロ(€)。硬貨はセント(¢)で€1=100¢。イタリア語では、ユーロは「エウロ」、セントは「チェンテージモ」(複数形は「チェンテージミ」)という。

Euro
by fotolia - ©Thomas Francois

Q.時差は何時間?

A.マイナス8時間

通常は日本時間からマイナス8時間。3月の最終日曜から10月の最終日曜までのサマータイム実施期間中は、マイナス7時間。2017年のサマータイムは3月26日〜10月29日。

Q.ベストシーズンは?

A.気候が良いのは4〜6月

過ごしやすいのは春と秋だが、秋は10月から雨が増える。7、8月は昼は日本と同じくらい暑く、バカンスシーズンで休業する店も多い。冬はクリスマスやオペラが目当ての人に人気。

Q.滞在は何日必要?

A.往復に3日、各都市の滞在は各2〜3日

フライトはローマまでの直行便で約13時間。移動にかかる時間は往路は1日だが、復路は時差の関係で実質2日かかる。都市間の移動はそれぞれ半日程度が目安。

Q.ビザは必要?

A.90日以内の滞在なら不要

観光や商用で90日以内の滞在ならビザの取得は不要。パスポートの残存期間は滞在日数+3か月分必要。シェンゲン協定を結んでいる国に連続して移動する場合は、180日間に合計90日まで。

Q.英語は通じる?

A.観光地なら英語でOK

ローマやヴェネツィアなど4大都市の観光客相手のスポットなら問題なく英語で対応してくれるだろう。また、街で話しかけるなら若い人のほうが比較的英語が話せる。地方に行くほど、英語は通じにくくなる。

Q.街なかにトイレはある?

A.観光施設やバールを利用

公衆トイレの数は少なく、有料。ホテルや美術館などで済ませよう。街なかならバールに入り、飲み物などを注文して借りよう。ファストフード店や大型デパートは無料で使えるが混む。

Q.どんなトラブルがある?

A.スリ、置き引きに注意

観光地ではスリや置き引き、ひったくりなどの窃盗事件が多発。荷物はわずかな時間でも体から離さず、たすき掛けに。ストライキも頻発するので、ウェブや貼り紙をチェック。

Q.イタリアの物価は?

A.日本と同じか少し高め

日本より高く感じることもある。生活用品の物価は比較的安いが、旅行者が消費するショップの物価やレストランでの食事は一般的に高め。ミネラルウォーター€ 1(約115円)、地下鉄の料金1回€ 1.5(約173円)、パニーノ€ 2.5〜4(約288〜460円)。

Q.飲酒と喫煙マナーは?

A.深夜酒と屋内喫煙は注意

飲酒は18歳から可能。バールでは深夜2時以降のアルコール販売は禁止。喫煙はレストランなどの店舗、美術館など建物内部、公共の場では禁止。違反者は罰金が科せられる。屋外のテーブル席や路上ならOK。

Q.あいさつのマナーは?

A.店に入るときはひと言

レストランやショップに入るときなど、極力「ブオンジョルノ」とあいさつしよう。そのほうが店員の対応も良くなる。たとえ何も買わなくても入退店時のあいさつは最低限のマナーとされている。

Q.オプショナルツアーはある?

A.各都市豊富にある

定番観光スポットをめぐるものから、近郊の小さな街へ行くものまでそろっている。半日観光なら€ 50程度が目安。

4都市間移動早見表

数都市を周遊するのが楽しいイタリア。移動時間や料金をおおまかに把握してから日程を組み立てて。

おもな移動手段はこの3つ

【鉄道】
メリット 鉄道先進国なのでどこにでも行きやすく、移動時間も数時間程度。事前購入なら半額以下の安いチケットも入手可能。発着地点が比較的街の中心部に近い。
デメリット 飛行機より移動に時間がかかる。きっぷの種類が多く購入に手間がかかる。

【飛行機】
メリット 長距離移動の場合は時間が節約できる。LCCや航空会社のキャンペーンを狙えば安く利用できることも。
デメリット 中距離の移動なら空港からのアクセスも含めると鉄道のほうが便利なことも。LCCは欠航などのリスクも高い。

【バス】
メリット 料金が安く、早朝便などはさらに割引されていることも。南イタリアのアマルフィなどバス移動が便利な場所もある。
デメリット 移動時間は長く、十数時間に及ぶこともある。鉄道の早割のチケットと比べると料金があまり変わらない。

Train Station Milan Italy
by fotolia - ©Charles

おでかけカレンダー

国や街ごとの祝日や、イベントの有無を把握すれば、街の混み具合やお店の休みを予想しやすい。

イタリア周遊プラン

滞在日数は、遊びたい日数プラス飛行機の移動分を往復3日分とるのがオーソドックスな組み方。

8日間3都市周遊コース

詰め気味のプランだが、まる1日ずつの観光日で定番スポットをめぐるだけなら十分。ヴェネツィアからは直行便が出ていないので、どこかを経由して帰国することになる。

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1日目 午後 日本発

飛行機で約13時間

1日目 夜 ローマ着

2日目 終日 ローマ観光
コロッセオやフォロ・ロマーノなどの古代遺跡にヴァチカン市国など、必須の場所に絞って観光。

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3日目 午前 ローマ発

電車で約1時間30分

3日目 午後 フィレンツェ着
まずはドゥオモだけでも制覇。

4日目 終日 フィレンツェ観光
ウッフィッツィ美術館など混みそうな場所へは早めに行こう。のんびり散歩するのが楽しい街だ。

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5日目
ショッピングを手早く済ませる。

5日目 午後 フィレンツェ発
電車で約2時間

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5日目 夜 ヴェネツィア着

6日目 終日 ヴェネツィア観光
ゴンドラの乗船や、サン・マルコ広場など定番スポットへ。時間があれば、近隣の島にも行きたい。

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7日目
おみやげ品を調達。ヴェネツィアングラスは機内持ち込みに。

7日目 午後 ヴェネツィア発

飛行機で約14〜15時間

8日目 午後 日本着

プランニング・アドバイス

❶日曜や祝日を考慮する
日曜や祝日はレストランやショップ、観光スポットも休みが多い。大都市では開いていることもある。美術館はほとんど月曜が休み。

❷長期休暇やクリスマスに注意
ミラノは8月前後のバカンスで2週間〜1か月ほど休む店が多いが、ほかの3都市はとくに問題なく開いている。目当ての店がある場合は事前に調べておきたい。12月25・26日はどの店も閉まっている。5/1もメーデーで休む店が多い。

❸チケットの事前購入や予約を活用
鉄道などの交通機関、美術館や古代遺跡などは券売所が混むのでオンラインで予約や購入をしておくのが得策。

観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「まっぷるイタリア’18」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2016年10〜12月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。料金・価格の単位は、ユーロ(€)で表示しています。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。