永遠の都イタリアローマ観光で外せないスポット7選
イタリアのローマは「永遠の都」と表現される美しい街。世界中の観光客が訪れるローマは街の至る所に古代ローマ時代から様々な年代の史跡が残されています。初めてローマを訪れる方はどこから訪ねるべきか迷ってしま...
更新日:2020年4月13日
紀元前からの歴史をもつローマには見どころがたくさん。そのなかでもとくにおさえておきたい王道スポットをご紹介! グルメ、ショッピングもローマらしいところへ。
まずはローマのランドマーク的な広場へ。散策しながらグルメや買い物も楽しめる。
モデルプラン1日目
1 9:15 見学*30分 スペイン広場
⬇ 徒歩すぐ
2 9:45 ショッピング イタリアらしいアイテム探し
⬇ 徒歩12分
3 10:45 見学*30分 トレヴィの泉
⬇ 徒歩15分
4 11:30 ナヴォーナ広場
⬇ 徒歩5分
5 12:00 ランチ ローマ風ピッツァを食べる
⬇ 徒歩10分
6 13:10 見学*35分 パンテオン
⬇ 徒歩5分
7 13:50 おやつ ジェラートを食べる
⬇ ⓂA線バルベリーニ駅まで徒歩15分、そこからオッタヴィアーノ/サン・ピエトロ/ムゼイ・ヴァチカーニ駅まで7分。ナヴォーナ広場とヴァチカン市国を結ぶバスもある
8 14:40 見学*1時間45分 ヴァチカン美術館
⬇ 徒歩12分
9 16:40 見学*1時間20分 サン・ピエトロ大聖堂
⬇ 徒歩12分
10 19:00 ディナー トーマの郷土料理を食べる
まずは一番有名な広場へ
映画にも登場する代表的な観光スポットにまずは直行。階段や噴水は修復が終わったばかりで、本来のきれいな姿に出会える。朝は人が少ないので記念撮影もしやすいからおすすめ。
階段下の広場にあるバルカッチャの噴水
イタリアらしいアイテム探し
スペイン広場周辺には皮革製品の店など、イタリアらしいショップが多い。高級ブランドが好きな人はコンドッティ通りがおすすめ。
コンドッティ通り
スペイン広場から400mほど続く通りで、イタリアをはじめ、世界中の高級ブランド店がひしめく。
イタリアの皮革製品は世界からも高評価
コインを投げれば願いが叶う!?
肩越しにコインを投げ入れると願いが叶うという言い伝えがあるのでぜひ挑戦したい。泉のまわりに施された彫刻の数々も秀逸。
泉の正面に立つネプチューンの像
賑やかで美しい旧市街へ
美しい3つの噴水が彩る広場を中心にカフェテラスが建ち並び、似顔絵描きや大道芸人が集まって活気がある。旧市街らしい空気が残り、散歩に最適なエリア。
広場に面するサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会が目印
北に位置するネプチューンの噴水
カンポ・デ・フィオーリでメルカートを体験
ナヴォーナ広場まで来たら、旧市街の朝市にも足を延ばしたい。みずみずしいイタリアの食料が並ぶ、活気ある雰囲気を楽しもう。日曜、祝日以外の毎朝開催されている。
アツアツのローマ風ピッツァを食べる
ナヴォーナ広場の周辺は庶民的で気軽に入れる店が多い。パリパリの生地がおいしいローマ名物のピッツァでカジュアルなランチを楽しもう。
イル・フィーコのカプリチョーザはボリュームもたっぷり
気候の良い時季ならテラス席がおすすめ
ミケランジェロも賛美した
ナヴォーナ広場からほど近く、ローマ最大のクーポラはミケランジェロも「天使の業」と言って讃えた美しさ。内部に絵画も多数あり。
数々の著名な芸術家たちの墓もある
内部から巨大なクーポラを仰ぐ
おやつに甘〜いジェラートを食べる
街歩きの休憩時間はイタリアを代表するスイーツ、ジェラートを片手に。街のいたるところに専門のジェラテリアがある。
老舗店ジョリッティのジェラートはとろけるおいしさ
たくさんのフレーバーのなかから選ぶ
世紀の大傑作を鑑賞
ローマが誇る美の殿堂は、できれば半日ほど時間をとってゆっくり鑑賞したいものだが、1〜2時間しか時間をとれない場合は見たいものをあらかじめ絞っておきたい。時間がなくとも、システィーナ礼拝堂の『最後の審判』は必見。
システィーナ礼拝堂の『最後の審判』はミケランジェロの大傑作
膨大な数の作品が展示される館内はいくつものゾーンに分かれている。事前に時間配分を考えておくとスムーズ
荘厳なカトリックの総本山へ
名だたる芸術家たちが制作にかかわった堂内は、信者ならずとも敬虔な心持ちに。時間があれば、クーポラに上ってローマの街を一望したい。
広場からの入場はいつも行列ができる
橋を渡って伝説の残るサンタンジェロ城へ
もとは123年頃にハドリアヌス帝が皇帝用の霊廟として建造した。城へ続く橋の上に鎮座する天使像も見どころ。
ディナーは家庭的なローマの郷土料理を食べる
アバッキオなど定番の肉料理をはじめ、ローマらしい食事はディナーで味わいたい。下町ではぐくまれた、臓物や豆類を使った素朴で家庭的な料理が多い。
ラ・カンパーナのサルティンボッカ
ハイライトはコロッセオとフォロ・ロマーノ。古代ローマの圧倒的なスケールを体感しよう。
モデルプラン2日目
1 8:40 見学*40分 サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
⬇ 徒歩20分
2 9:40 見学*50分 パラティーノの丘
⬇ 徒歩10分
3 10:40 見学*1時間30分 フォロ・ロマーノ
⬇ 徒歩10分
4 12:20 見学*30分 ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂
⬇ 徒歩10分
5 13:00 ランチ ローマらしいパスタを食べる
⬇ 徒歩15分
6 14:10 見学*20分 真実の口
⬇ 徒歩20分
7 14:50 見学*1時間 コロッセオ
⬇ 徒歩25分
8 16:15 カフェ カフェでエスプレッソタイム
⬇ 徒歩10分
9 17:00 ショッピング 気軽なおみやげ探し
⬇ 徒歩25分
10 18:00 見学*40分 トラステヴェレ
ローマ4大聖堂のひとつ
教皇リベリウスの夢に現れた聖母マリアの「数日のうちに雪が降る地に教会を建てよ」とのお告げにより、5世紀に創建された。簡素な外観からは想像できないほどに、聖堂内は豪華な造りになっている。
聖堂内部奥に17世紀初頭の主祭壇がある
内部のモザイクも見ごたえがある
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会で傑作彫刻を鑑賞
聖母マリアに捧げられた教会。祭壇上にあるベルニーニの大理石彫刻『聖テレーザの法悦』を見に行きたい。
モンティでおしゃれショッピング
石畳が続く道沿いに個性的なショップが建ち並び、近年、おしゃれエリアとして注目を浴びている散歩エリア。
広大な遺跡群
貴族や皇族の高級住宅街だったところ。広い丘に遺跡が散らばり、さっと通り過ぎるだけでもさまざまな見どころがある。
ローマ建国神話ではここから街が始まったとされる
チルコ・マッシモ方面から望む
かつての都市に思いを馳せて
古代ローマの政治・経済・宗教の中心地となった遺跡は、とにかくビッグスケール。気合いを入れてすみずみまで歩きまわろう。カンピドーリオ広場方面の坂を上ると、遺跡全体がよく見えて記念撮影によい。
Foro romano, by alromarques, CC BY-SA
パラティーノの丘からフォロ・ロマーノを一望する
セプティミウス・セウェルスの凱旋門。西暦203年のもの
眺望も良い白亜の殿堂
市民からヴィットリアーノと呼ばれるヴェネツィア広場の建物は、イタリア国家統一記念の建造物。建物名は初代国王からとったもの。
ローマの街の中心地に建つ
ローマらしいパスタを食べる
ピッツァと並ぶイタリアソウルフードといえばパスタ。ローマならではの一皿を選ぼう。
アル・ポンピエレのカルボナーラ
ティベリーナ島もおすすめ
テヴェレ川に浮かぶ中州で、夏になるとカフェやトラットリアのテラス席が出て賑やか
大きな顔の有名像
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会にあり、映画『ローマの休日』で見たことのある人も多い観光名所。像の口に手を入れて写真撮影をしたい。
結構な行列になっていることが多いので覚悟しよう
教会内部も見どころがいっぱい!
ローマといえばここ!
約5万人を収容できたという闘技場は圧倒的な迫力を誇る。ローマ随一の人気スポットなだけあり行列も長いので、予約やローマパスで効率的に訪れよう。
随時修復中のため、見学できない部分がある場合も
内部も大迫力の古代遺跡
ローマ最大の競技場跡、チルコ・マッシモ
紀元前600年頃の古代ローマの競技場跡。全長620m、幅200mの競技場が造られ、騎馬戦車レースなどが行なわれた。
カフェでエスプレッソタイム
イタリア人の生活に欠かせないバール(カフェ)でのエスプレッソタイム。景色が良いカフェでゆっくりしてもいいし、地元の常連をまねてさっと立ち飲みするのも粋。
カフェ・グレコは伝統的な雰囲気漂う店
サンテウスタキオのエスプレッソ(下)とカプチーノ(上)
友達用の気軽なおみやげ探し
身近な人へのカジュアルなおみやげなら、食料品やちょっとした雑貨がおすすめ。
ロショーリのトマトソース(上)と塩漬けケイパー(下)
ファブリアーノのステーショナリー
スーパーも便利 !
スーパーでもイタリアらしい食料品が手に入る。バラマキみやげに手ごろな品が集まるので、立ち寄ってみよう。
パルミジャーノレッジャーノ
クノールのミラノ風リゾット(上)とトリュフのリゾット
賑やかな下町さんぽ
ローマのほかの地区とは異なる猥雑な雰囲気が魅力で、とくに夜は人気のカジュアルレストランが多いこともあって大いに賑わう。気ままに歩いてみたい地区だ。
石畳の路地は夜になると輝きを増す
トラステヴェレの南で毎週日曜日に開かれるポルタ・ポルテーゼの市にはあらゆるものが並ぶ
日が暮れたら街の夜景を見に行こう
街は夕暮れどきになると、ライトアップされるところも多く、よりドラマチックな雰囲気。定番のナヴォーナ広場のほか、コロッセオやサン・ピエトロ大聖堂も美しい。
夜のサン・ピエトロ大聖堂は荘厳
ナヴォーナ広場は夜も賑やか
見どころが山のようにあるローマでも、かなり切り詰めれば1日で主要スポットをまわることは可能。ヴァチカン美術館は最初に行くとつい時間が過ぎてしまうので、最後にとっておこう。
START
⬇ ⓂA線スパーニャ駅から徒歩1分
スペイン広場 見学*45分
⬇ 徒歩10分
トレヴィの泉 見学*30分
⬇ 徒歩15分
フォロ・ロマーノ 見学*1時間30分
⬇ 徒歩3分
コロッセオ 見学*1時間
⬇ 徒歩20分 1時間ランチ
真実の口 見学*20分
⬇ ⓂB線チルコ・マッシモ駅からテルミニ駅でA線に乗り換えて30分。オッタヴィアーノ/サン・ピエトロ/ムゼイ・ヴァチカーニ駅から徒歩10分
ヴァチカン美術館 見学2時間30分
⬇ 徒歩5分
サン・ピエトロ大聖堂 見学*1時間
⬇ ⓂA線オッタヴィアーノ/サン・ピエトロ/ムゼイ・ヴァチカーニ駅まで徒歩10分
GOAL
三角サンド(トラメッツィーノ)のピッツァ生地バージョン。挟むのはトリッパなど伝統の味。
トラピッツィーノ Trapizzino
トリッパ・アッラ・ロマーナを挟んだピッツァ生地のサンドイッチ。€3.50
交通の要衝に位置する人気バール。朝は焼きたてのブリオッシュや自家製パニーノが充実。
パニーノ・コン・プロシュート・エ・フォルマッジョ Panino con prosciutto e formaggio
定番の生ハムと薄切りチーズのパニーノ
果物や牛乳はもちろん、ザバイオーネに使うマルサラ酒も最高級品を使用している。
サン・クリスピーノ San Crispino
メディチ家のレシピを再現したジェラート€2.70〜
バゲットにローマ近郊の食材を挟んだサンドイッチとイタリアのクラフトビールの専門店。
サン・マルツァーノ San marzano
プロシュート・コット、ドライトマト、燻製モッツァレッラを挟んだバゲットサンド。€6.50
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。