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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2024年11月14日

イタリアの人気観光スポット25選!ここを見ずしてイタリアは語れない

イタリアの人気観光スポット25選をエリア別にご紹介します。

ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ベネチア……イタリアには、訪れてみたい観光地が目白押しです。限られた時間のなかでイタリア観光を楽しむためには事前のリサーチがカギとなります。

まずは、イタリア全土の人気観光スポットをおさえていきましょう!

イタリアの人気観光地ローマ

紀元前からの歴史をもつローマ。映画でお馴染みのトレヴィの泉をはじめ、一度は目にしたことのある王道スポットが登場します。

また、王道スポットほど有名ではないものの歴史と権威ある美術館など、ぜひ一度は訪れてほしいスポットを厳選しました。

コロッセオ

剣闘士がしのぎを削って戦った闘技場

約5万人を収容できたという闘技場は圧倒的な迫力。ローマ随一の人気スポットなだけあり行列も必須です。そのため、必ず事前予約をするようにしましょう。ローマパス所持者も予約が必要なのでお忘れなく!

フォロ・ロマーノ周辺
住所:P.zza del Colosseo
営業時間:9:00~19:15(9月は~19:00、10/1~10月最終土曜は~18:30、10月最終日曜~2/28は~16:30、3/1~3月最終土曜は~17:30)、入場は1時間前まで
アクセス:B線コロッセオ駅から徒歩1分

トレヴィの泉

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泉の周囲は大混雑するが、早朝なら比較的空いていてゆっくり見学できる

ポーリ宮殿の壁を利用し1762年に完成したバロック様式の泉。高さは約26mあり、ローマで最も大きい噴水といわれています。

ポセイドンをはじめとするバロック様式の彫刻像は必見。夜はライトアップされ幻想的な雰囲気を楽しめます。

住所:P.zza di Trevi
営業時間:見学自由
アクセス:A線スパーニャ駅から徒歩15分

ヴァチカン美術館

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市国内にある大小20以上の博物館や美術館の総称が「ヴァチカン美術館」。見学コースは全長7㎞、総面積4万2000 ㎡に及びます。

有名なミケランジェロのシスティーナ礼拝堂をはじめ、貴重な文化遺産が海外に流出することを防ぐため、歴代の教皇たちが積極的に芸術作品を収集してきました。

住所:Viale Vaticano
営業時間:月〜土曜9:00〜18:00入場は16:00まで、毎月最終日曜は〜14:00入場は12:30まで、5月上旬~10月下旬の金曜9:00~22:30、入場は20:30まで、土曜~20:00、入場は18:00まで
定休日:日曜(毎月最終日曜9:00〜12:30は無料で開館)、祝日 アクセス:A線オッタヴィアーノ/サン・ピエトロ/ムゼイ・ヴァチカーニ駅から徒歩7分

パンテオン

太さ4.5mのコリント式の花崗岩の円柱がファサードを支える。建物の壁は一番厚いところで6mある

現存する古代ローマ遺跡のなかで最も完全な形を残しています。紀元前25年に建てられましたが、一度焼失し、現在残るのは118年に再建されたものです。

直径約43mのクーポラを持ち、石造りの建築物としては世界最大となっています。

住所:P.zza della Rotonda
営業時間:9:00~19:00
定休日:一部祝日
アクセス:ナヴォーナ広場から徒歩4分

スペイン広場

スペイン広場の階段に座るのは禁止

ローマを代表する観光スポットのひとつで、17世紀、広場の南側にスペイン大使館があったことからこの名がつきました。『ローマの休日』で主人公の王女がジェラートを食べながら階段を下りてくるシーンが有名です。

住所:P.zza di Spagna
アクセス:A線スパーニャ駅から徒歩1分

イタリアの人気観光地フィレンツェ

芸術の都フィレンツェは、街歩きが基本!ドゥオモから始めて彫刻の広場や美術館など、中世からルネサンス期の芸術に包まれた街を歩きながら、さまざまな見どころを巡るのがおすすめです。

うっとりしてしまうような建築物やアートを楽しめるフィレンツェで特別なひと時をお過ごしください♪

ウッフィッツィ美術館

行政機関の事務所として建てられたルネサンス様式の建物

最後のメディチといわれるアンナ・マリア・ルイーザが「永久にフィレンツェから持ち出さない」という約束ですべての美術品をトスカーナ大公国に寄贈。これに富豪たちからの寄贈作品も合わせ、1765年に美術館として公式に開館した歴史があります。

住所:P.le degli Uffizi
営業時間:8:15〜18:30、チケット販売と入場は17:30まで
定休日:月曜
アクセス:シニョリーア広場から徒歩1分

ドゥオモ(サンタ・マリア・ デル・フィオーレ大聖堂)

ドゥオモとはカトリックの教区ごとの中心となる教会の名称。この聖堂の正式名称のサンタ・マリア・デル・フィオーレは「花の聖母大聖堂」を意味しています。

大聖堂は彫刻家アルノルフォ・ディ・カンビオの設計により1296年に着工されましたが、建設中に死去したため1331年からジョットが担当。鐘楼などを造ったあと、クーポラはブルネレスキが1446年に完成させました。1887年にファサードが完成し、ほぼ現在の姿に。完成までおよそ600年の期間がかかりました。

ドゥオモ周辺
住所:P.zza del Duomo
営業時間:施設によって異なる
アクセス:サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から徒歩10分

ポンテ・ヴェッキオ

ポンテ・ヴェッキオの真ん中からはアルノ川の優美な姿が眺められる

アルノ川に架かるフィレンツェ最古の橋で、現在見られるのは1345年に再建されたもの。橋の両脇には彫金細工店や宝石店が軒を連ねていますが、店の上階はヴェッキオ宮とピッティ宮をつなぐ通路として使用されていました。

住所:Ponte Vecchio
アクセス:シニョリーア広場から徒歩5分

ピッティ宮

ピッティ宮2階にあるパラティーナ美術館はメディチ家収集の名画が揃う必見スポット

豪華絢爛な内装に圧倒される宮殿。豪商ピッティが建設し、所有者が変わるたびに増改築が繰り返されてきました。広大な敷地にはパラティーナ美術館と近代美術館に加え、3つの博物館とボーボリ庭園があり、この庭園はバルディーニ庭園へと続いています。

住所:P.zza Pitti 1 055-294833(国立美術館総合インフォメーション)
営業時間:8:15~18:30(チケット販売は~17:45)
定休日:月曜
アクセス:ポンテ・ヴェッキオから徒歩5分

アカデミア美術館

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ルネサンス時代の作品を所蔵する美術館。ミケランジェロ作品の宝庫でもあり、特に傑作『ダヴィデ像』を所蔵することで知られています。

『ダヴィデ像』は、ミケランジェロが28歳のときの作品。その他、美術館のの主に15~16世紀のフィレンツェ派のアート作品に焦点を当てています。

住所:Via Ricasoli 58/60
営業時間:8:15〜18:50、入場は30分前まで
定休日:月曜
アクセス:ドゥオモから徒歩6分

イタリアの人気観光地ベネチア

大小の運河が張り巡らされたベネチアでは、何でもない路地歩きも楽しみのひとつ。目的地をいくつか決めて、あとは気の向くまま自由に歩くのもおすすめです。

まるで街全体がアートスポットのようなベネチアで心に残る旅をお楽しみください。

サン・マルコ広場

コッレール博物館を背に、鐘楼やサン・マルコ寺院が建つサン・マルコ広場を眺める

かつて隆盛を極めたヴェネツィア共和国の歴史の中心地。政治の中枢ドゥカーレ宮殿、信仰の中心サン・マルコ寺院などが並び、国運を左右する決定や祭事が行なわれていました。

18世紀、街を訪れたナポレオンが「世界で最も美しい空間」と讃えたこの広場。広場に面したサン・マルコ寺院の美しさは格別で、内部のモザイク画や装飾は見逃せません。

住所:P.zza S. Marco
アクセス:1・2・N番サン・マルコ・ヴァッラレッソから徒歩3分

リアルト橋

サンポーロ地区の運河に架かる街のシンボル。周辺は、海抜が高く市民が暮らすエリアで美しい教会や小さなお店が並んでいます。

アントニオ・ダ・ポンテ設計の48mにわたるアーチ橋です。柱廊の内側には金細工やみやげ物などの店が連なっています。

アクセス:1・2・A・N番リアルトから徒歩1分

ドゥカーレ宮殿

世界最大の油絵が見られる

ヴェネツィアの富の象徴として9世紀に建てられ、14〜15世紀にゴシック様式に改装。共和国時代は総督の邸宅兼政庁だった宮殿です。

各部屋や柱廊には壮麗な装飾が施されており、壁や天井を飾るのは、ヴェネツィア派の巨匠たちの絵画。「大評議会の間」にある世界最大級の油絵・ティントレットの『天国』は必見です。

営業時間:9:00〜19:00(金・土曜~23:00)、入場は1時間前まで
定休日:無休

サンタ・マリア・ デッラ・ サルーテ教会

ヴァポレットに乗って運河側から見る

海沿いの建物のなかでも、その華やかな意匠が特に目立ちます。1630年頃に大流行したペストの終焉に感謝して、聖母マリアに捧げて建造されました。

建築家ロンゲーナが設計した八角形のクーポラが見どころ。内部もヴェネツィア派の絵画で彩られています。

住所:Campo della Salute 1
営業時間:9:00~12:00、15:00~17:30
定休日:無休
アクセス:1番サルーテから徒歩1分

ゴンドラクルーズ

共和国時代には市場からそれぞれの館へ品物を運んだり、貴族や富裕層の交通手段として使われいたゴンドラ。現在は観光や結婚式などの特別な行事に利用されています。

建物の隙間をぬうように張られた運河をすべるように進むゴンドラは、水の都ならではの乗り物。水上からヴェネツィア散策を楽しみましょう。

乗り場:主要な観光スポットや小運河沿いの広場脇など各所に乗り場があり、グリーンの看板「Servizio Gondole」が目印。乗降は同じ場所で行ない、途中下車や別の場所で降りることはできない

イタリアの人気観光地ミラノ

イタリアの経済都市として、世界をリードするモードの発信地として、名を知られるデザインとファッションの街。モダンな風を起こしながらも、王侯貴族の輝かしい遺産や貴重な文化が受け継がれています。

洗練されたアートや建築美に触れることのできる旅を楽しみましょう。

ドゥオモ

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正面からだけでなく、側面や後ろからの姿もしっかり眺めたい

1386年、ミラノを支配していたヴィスコンティ家の領主ジャン・ガレアッツォの命令により建設が始まりました。

当時ミラノは領邦君主制下で隆盛を誇っており、この黄金期を迎えた都市に「ローマのサン・ピエトロのような大聖堂を」と君主が考え、計画され、500年以上の年月をかけて1932年に完成しました。

住所:P.zza del Duomo
営業時間:9:00〜19:00、チケット販売は18:00まで、入場は18:10まで 無休(聖堂、地下は日曜の入場はできない)
アクセス:1・3号線ドゥオモ駅から徒歩1分

ヴィットリオ・ エマヌエーレ 2世のガッレリア

買い物しなくても歩くだけでも楽しい

ドゥオモ広場とスカラ広場を結ぶ十字形のアーケード。屋根は繊細な鉄枠を用いたガラス天井、床はモザイク画で彩られています。

アーケード内部にはカフェや有名ブランド店が建ち並んでおり、散策するだけでも楽しめます。

住所:P.zza del Duomo
アクセス:1・3号線ドゥオモ駅から徒歩1分

スフォルツェスコ城

外観は堅牢な造りで城塞としても使われた

1450年にヴィスコンティ家の城跡をミラノ公爵スフォルツァが改築し、居城とした。設計にはレオナルド・ダ・ヴィンチやブラマンテも携わりました。16〜18世紀は城塞として使われ、現在は市立博物館として利用されています。

住所:P.zza Castello 02-88463700
営業時間:7:00~19:30、博物館9:00〜17:30、入場は1時間前まで
定休日:月曜(博物館)
アクセス:2号線ランツァ駅/1・2号線カドルナ駅から徒歩1分

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

赤レンガと白い漆喰の対比が美しい。特にクーポラは幾何学模様が壮麗な雰囲気

市街地から少し離れた、赤茶色の大きなクーポラが目印の教会。ドメニコ派の修道院だった建物を15世紀末にスフォルツァ家が改装しました。

ファサードはゴシック様式で、クーポラのある後陣はブラマンテの設計により増築したもの。ルネサンス様式で建てられたので正面との違いがはっきりしています。

住所:Via Giuseppe Antonio Sassi 3
営業時間:10:00〜12:20、15:00〜17:30(7月15:30〜、土・日曜、祝日15:30~17:30)、最後の晩餐8:15〜18:45
定休日:月曜(見学)、教会は無休
アクセス:1号線コンチリアツィオーネ駅から徒歩6分

ブレラ美術館

17世紀に建てられたイエズス会の施設を美術館に利用

ブレラ通りに面した美術館。ラファエロやジョヴァンニ・ベッリーニなど、18世紀当時のロンバルディア王であったマリア・テレジアが収集した500点を超える作品が、年代別、流派別に展示されています。

住所:Via Brera 28 02-72263203
営業時間:8:30~19:15(第1・3木曜~22:15)、入場は35分前まで
定休日:月曜
アクセス:2号線ランツァ駅から徒歩5分

イタリアのその他人気観光地

ポンペイ遺跡(ポンペイ)

画像:Canva

ポンペイ遺跡の見どころに挙げられるのが、ジュピーター神殿や大広場・フォロ、スタビアーネ浴場など。古代の人々の暮らしぶりが垣間見られ、生活がここにあったことを体感できます。

また、日かげが少ないので日差しの強い日に訪れる際は、紫外線の予防や水分を携帯することをお忘れなく。

ポンペイ遺跡
住所:Via Villa Dei Misteri 2, Pompei
営業時間:4月~10月の月曜日~金曜日:午前9:00~午後7:30 / 4月~10月の土曜日~日曜日:午前8:30~午後7:30 / 11月~3月の月曜日~金曜日:午前9:00~午後5:00 / 11月~3月の土曜日~日曜日:午前8:30~午後5:00
※最終入場時間は閉園時間の1時間30分前
営業時間:1月1日、5月1日、12月25日
アクセス:Circumvesuviana train Pompei Scavi 駅 徒歩約3分

青の洞窟(カプリ島)

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水面が青く見える洞窟。カプリ島観光では見逃せないスポットです。

洞窟の入口が狭いので、手漕ぎボートに乗り換えます。景色だけではなく、洞窟に入る時のスリルも楽しめるおすすめのレジャーです。

船ルート:マリーナ・グランデでツアーに申し込む。モーターボートで約25分、洞窟の入口付近で小船に乗り換えて中へ入る。
陸ルート:マリーナ・グランデからバスでアナカプリ地区のヴィットリア広場Piazza Vittoriaへ。徒歩5分先のバス停からGrotta Azzurra行きバスで約15分。降車後、海沿いに進み小船に乗って洞窟に入る。

アマルフィ海外(アマルフィ)

パラソルが並ぶ夏のアマルフィ

温暖で風光明媚なアマルフィ海岸は、ローマ時代から愛されてきた世界遺産。ぜひ海から断崖の景色を眺めてみましょう。エリアのなかで観光の拠点になるアマルフィは、かつて海洋共和国として栄えた街。歴史を感じながら歩くだけでも忘れられない思い出になること間違いなしです。

アクセス
ナポリから:アマルフィまでSITA社バスで約2時間(1日1〜2便)
アマルフィ海岸の交通:アマルフィ海岸は鉄道路線がないので、各都市間のおもな交通手段は路線バスか船(夏季のみ)になる。

チヴィタ・ディ・バニョレージョ

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駐車場から少し歩くと、雄大な山々をバックに崩れゆく街がそそり立つ絶景が広がる

風雨の浸食による崩壊が進み、住民はわずか十数人のみ。
隔絶された独特の景観が人々をひきつけ、『天空の城ラピュタ』のモデルともいわれているスポットです。

アクセス
ローマから:テルミニ駅から鉄道で約1時間20分、オルヴィエート駅下車。バスに乗り換えてバニョレージョまで所要約50分。

ピサの斜塔(ピサ)

3.99度の傾斜。斜塔を支える構図で写真を撮る人も多い

1173年に着工しましたが、3階を工事する段階で地盤沈下が起こり、工事は中断。その後、塔の中心軸をずらしながら完成させた世界遺産。現在も傾いており、北側と南側では高さに約70㎝の差があります。273段の階段を使って最上階まで上ると、隣接する大理石がまばゆい白いドゥオモだけでなく、ピサの美しい街並みを一望することができます。

住所:P.zza del Duomo
営業時間:9:00~20:00、6/17~8/31は~22:00
定休日:無休
アクセス:ピサ中央駅からバスLAM rossa路線でTorre1下車、徒歩4分

イタリア旅では見どころをおさえた観光を楽しもう!

イタリアは、一度は行ってみたい観光地ばかりで計画をたてるのに熱がこもってしまいそうですね。モデルコースなどを参考にしながら、効率のよいプランをたてて欲張りにイタリア観光をお楽しみくださいね!

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