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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2024年6月14日

韓国の慶州で訪れたい観光スポット10選!新羅時代の栄華を感じながら散策を楽しもう

「屋根のない博物館」といわれるほど、新羅時代の遺跡があちこちに残る慶州。

釜山からアクセスしやすく、韓国ドラマのロケ地にもなっている人気のエリアです。

今回は慶州に行ったらぜひ訪れたいおすすめ観光スポットをご紹介します。

点在する400点近い文化財を見ながら新羅の栄華を感じつつ、散策を存分に楽しみましょう。

慶州について知ろう

慶州へのアクセス


釜山の高速バスターミナルから高速バスが運行。所要時間は約50分。釜山総合バスターミナルからは15分ごとに市外バスが運行している。所要時間は約1時間。鉄道の場合は釜山駅から新慶州駅までKTXで約30分1万1000W~、SRTで約30分1万W~。

慶州の観光エリアをチェック

慶州歴史地区

広大な敷地に古墳が集まる大陵苑


古墳群が密集する古墳公園(大陵苑)や鶏林など、歴史的価値の高い遺跡が集まる。地区全体が世界遺産に登録されている。

仏国寺周辺

石窟庵の釈迦如来座像は必見!


慶州の南東部にあり、新慶州駅からは車で約30分の距離。仏国寺と石窟庵は、韓国で最初に世界遺産に登録されたスポット。

慶州歴史地区の観光スポット6選


新羅文化が残る街をゆったりと散策
史上初めて朝鮮半島を統一した新羅の都として発展を遂げたのが慶州。市内には王族たちの巨大な古墳がいくつも点在し、天文台や宴を開いた離宮などもその跡を残している。新羅時代の面影が随所に感じられる街を散策して、当時の栄華に思いをはせてみよう。

広大な敷地に点在する23基の古墳と天馬塚「大陵苑」

23基の古墳が連なっている、気持ちのよい公園


古墳が点在する大陵苑と天馬塚を含む一帯が巨大な公園となっており、7基の新羅王陵と23の古墳が残る。15万㎡に及ぶ広大な敷地に連なる古墳に上ってみるのもおもしろい。大陵苑の出土物は国立慶州博物館に展示されているが、出土品には純度89%を超える金冠も!

天馬塚の内部は公開され、見学可能

大陵苑
住所:慶州市鶏林路9
営業時間:9:00~21:30
休業日:無休
料金:3000W
交通:KTX・SRT新慶州駅からタクシーで20分

東洋最古となる新羅時代の天文台「瞻星台」

石の個数362個は、1年を陰暦で計算したときの日数を表している


長さ30cmの石を362個重ねて造られた筒状の塔。東洋最古の天文台といわれ、窓から差し込む光で気象や天体を観測して、地震や日食の観察、農作物の収穫の予測や占星術が行われた。1962年に国宝に指定されている。

遺跡周囲は季節の花が咲き美しい

瞻星台
住所:慶州市瞻星路140-25
営業時間:9:00~21:00
休業日:無休
料金:無料
交通:KTX・SRT新慶州駅からタクシーで21分

金氏新羅の建国の地「鶏林」

石氷庫近くにある静かな林


新羅は3つの王系があるが、ここはそのうちの金氏の始祖、金閼智生誕の地。新羅の旧国名「鶏林」の名で呼ばれている。鶏の声で目覚めた新羅4代王が林に使いの者を遣わしたところ、金の櫃に入った閼智を見つけたという伝説が残っている。

鶏林
住所:慶州市九華山ギル329
営業時間:見学自由
休業日:無休
料金:無料
交通:KTX・SRT新慶州駅からタクシーで18分

約3000点の展示物で新羅文化に触れる「国立慶州博物館」

韓国第2の規模を誇る博物館


発掘調査などで出土した新羅王国の遺物など、十数万点を収蔵する博物館。選りすぐりの約3000点の展示物は考古館や月池館のほかに、7万4000㎡の広大な庭園に展示されている。

奥には国宝・聖徳大王神鐘(エミレの鐘)がある

国立慶州博物館
住所:慶州市日精路186
営業時間:10:00~18:00(日曜、祝日は~19:00、最終水曜と3~12月土曜は~21:00)
休業日:無休
料金:無料
交通:KTX・SRT新慶州駅からタクシーで19分

王宮跡地に残る世界最古の冷蔵庫「石氷庫」

高さ5.4m、長さ19m、幅6mもある巨大な冷蔵庫。完全な形で残っているのはとても珍しい


宮中の食料を保存していた冷蔵庫で、冬に入れた氷が夏まで残る。現存の石氷庫は李朝第21代英祖のとき再建されたが、オリジナルは505年に建てられた。

石氷庫
住所:慶州市仁旺洞449-1
営業時間:見学自由
交通:KTX・SRT慶州駅からタクシーで20分

海を模した人工の池「東宮と月池」

1970年代に発掘調査が行われたが、まだ多くのなぞが残る池


30代文武王が三国統一を記念して674年に建設した離宮跡。今は4分の1程度しか残らないが国賓を接待し、舟を浮かべて楽しんだという、昔の栄華をしのばせる。

東宮と月池
住所:慶州市源花路102
営業時間:9:00~22:00※チケット購入および入場締切21:30まで
休業日:無休
料金:3000W
交通:KTX・SRT新慶州駅からタクシーで18分

仏国寺地区の観光スポット4選


仏国寺と石窟庵、世界遺産を鑑賞
アジア3大洞窟寺院に韓国最大の仏教建築と、新羅時代の栄華を極めた見どころがギュッと詰まったエリア。仏国寺周辺は市内中心部からは南東へ10㎞ほど離れたエリアなので、交通手段の確保が大切。全スポットを車でめぐるのもいいし、新慶州駅まで鉄道で向かい、駅からはタクシーやバスを使う方法でもいい。

7つの国宝が見られる韓国最大の仏教建築「仏国寺」

最盛期には現在の10倍近い広さを誇っていたといわれている仏国寺


525年、新羅23代王の法興王が夫人のために建立したとされる仏国寺。新羅仏教芸術の最高峰として、1995年には世界遺産にも登録されている。寺は大雄殿、極楽殿、毘盧殿をそれぞれ中心とした彼岸世界、極楽世界、蓮華蔵世界の3つの世界に分かれており、国宝指定の7つの遺物も見られる。

朱・緑・青の配色が鮮やかな一柱門

仏国寺
住所:慶州市仏国路385
営業時間:9:00~18:00(時季により異なる)
休業日:無休
料金:無料
交通:KTX・SRT新慶州駅からタクシーで32分

新羅仏教芸術において仏国寺と並ぶ最高傑作「石窟庵」

高さ3.4m、花崗岩造りの如来像。周囲には、菩薩や四天王像などの石仏が並んでいる


750~780年頃に仏国寺を再建した宰相・金大城が創建した石窟で、アジア3大洞窟寺院のひとつに数えられる。石窟の中央に安置される白色の花崗岩で造られた釈迦如来座像が本尊。高さ3.48m、幅2.6mの巨大な仏像は精緻に装飾が施され、新羅の石造技術の高さを存分に感じさせてくれる。38体の像が彫り込まれる周囲の壁面も必見。

石窟入口に建てられた前室

石窟庵
住所:慶州市仏国路873-243
営業時間:9:00~18:00(時季により異なる)
休業日:無休
料金:無料
交通:KTX・SRT新慶州駅からタクシーで45分

十二支神像などが立つ新羅王陵で最も美しい古墳「掛陵」

新羅黄金期の作で、石像や欄干などに、技術の粋が施されている


新羅第38代元聖王(在位785~798年)の墓といわれる場所で、統一新羅時代の王陵のなかでも、最も原型を保つものとして有名。後方にある古墳では土台に載る像にも注目を。これは十二支の半獣半人像でそれぞれの方角を示しているもの。

慶州で最も美しい陵墓といわれる

掛陵
住所:慶州市外東邑掛陵里山17
営業時間:見学自由
休業日:無休
料金:無料
交通:KTX・SRT新慶州駅からタクシーで26分

新羅仏教美術の粋を集めた伝統工芸に触れる「慶州民俗工芸村」

新羅歴史科学博物館(入館料5000W、不定休)では、石窟庵の構造などを再現


慶州に伝わる伝統工芸を保存する目的で1986年に造られた。仏国寺から普門湖に向かう途中に位置し、まるで山村を訪れたような静かな雰囲気。2000㎡の敷地内には、金属、陶磁器、木工、宝石、石工、刺繍、韓紙など、慶州各地に伝わるさまざまな伝統工芸の工房が十数軒集まっている。それぞれの制作過程を見学できるほか、工芸品の販売も行っている。

新羅土器の焼き窯

慶州民俗工芸村
住所:慶州市鰕洞201-18
営業時間:9:00~18:00(11~2月は~17:00)
休業日:無休
料金:無料
交通:KTX・SRT新慶州駅からタクシーで30分

新羅の栄華を残す古都、慶州観光を楽しもう!

今回は韓国の慶州でぜひ訪れたいおすすめ観光スポットをご紹介しました。行ってみたいスポットは見つかったでしょうか?

この他にも、韓国には注目スポットが盛りだくさん。ぜひ事前にチェックして、楽しい韓国旅行にしてくださいね。

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