1・2・3月のタイの気温と服装を徹底解説 タイ旅行前に各都市の気温を知ろう!
1・2・3月のタイの気温は何℃くらいになるのでしょう? タイ旅行を考えている方にとって、気温の情報は見逃せませんよね。現地での服装をはじめ、暑さ・寒さ対策に何を持っていけば良いのかなど、気温をも...
更新日:2024年3月13日
国民の95%が仏教を信仰することもあり、タイではあちらこちらに歴史ある寺院があります。
金色に輝く煌びやかな寺院をはじめ、日本人とゆかりの深い寺院など訪れるだけでもパワーを感じる寺院は、一生に一度は訪れてみたい場所です。
ここでは、そんなタイの歴史ある寺院11選に加え、仏教の基本や参拝時のマナーなどもあわせてご紹介します。
画像:Canva
1782年、ラーマ1世がバンコク遷都の際に建造を始め1784年に完成したタイで最も格式ある王室寺院。本堂のほか歴代国王が眠る仏舎利塔などが建ち並びます。
本堂には翡翠でできたエメラルド色の本尊が祭られているため「エメラルド寺院」とも呼ばれています。同じ敷地内に王宮や歴代の王が暮らした4つの宮殿があり、今も王室の行事や式典などで使われることも。現国王のラーマ10世はドゥシット地区のチットラダー宮殿に暮らしています。
クメール様式の尖塔の先端にはシヴァ神の象徴が飾られている
画像:Canva
王宮の南隣に建つ、バンコク最古にして最大の敷地を誇る王室寺院。全長46mに及ぶ巨大な寝釈迦仏とタイ古式マッサージの総本山として知られています。
創建は14世紀のアユタヤ朝時代で、ラーマ1世と3世がそれぞれ十数年の歳月をかけて大改修が行われました。ラーマ3世の時代には、タイで最初の学問所がつくられ、境内にはその伝統を受け継ぐタイ古式マッサージの学校があり、施術を受けられます。
画像:123RF
仏教の世界観を表す108の図が描かれている大寝釈迦仏の足の裏
寺のシンボルの大仏塔。塔頂部にはシヴァ神の矛がそびえる
チャオプラヤー川西岸にそびえる美しい仏塔が印象的なワット・アルン。「アルン」とは暁を意味し、日本では三島由紀夫の小説『暁の寺』の舞台として知られています。
創建はアユタヤ王朝時代。トンブリー王朝時代には王室守護寺院の格式を誇り、ワット・プラケーオが創建されるまでの5年間、エメラルド仏はこの寺院に置かれていました。数年に渡る大規模な改装工事が2017年に終了し、美しい白亜の姿に蘇りました。
見応えのある本堂の内部
高さ43mの仏塔を取り囲む円形の回廊はタイでは珍しく、斬新なデザイン
1869年にラーマ5世が建立。本堂や礼拝堂の外壁には中国磁器のカラフルなタイルや金を使った細密な装飾が施されています。内部の造りや装飾には西洋のゴシック様式が用いられています。
仏塔の頂上テラスからの眺望を楽しみたい
ラーマ3世時代に丘が築かれ、ラーマ4世によってその上に高さ78mの黄金の仏塔が建造されました。人工の丘は「プーカオ・トーン(黄金の丘)」と呼ばれ、仏塔は頂上に上ることができます。
白壁、オレンジの屋根で統一され、思わずみとれる美しさ
タイ仏教の主流派マハーニカーイ派の中心寺院でラーマ1世が創建。現存の建物はラーマ5世が1896年に再建したもの。古くから学問寺として知られ、併設の大学では僧侶が仏教を学んでいます。
かつては、高さ21mの柱の先端に付けたコインの袋をロープで吊るした船を揺らして取るという儀式が行われていた
ラーマ1世の命により建設が始まり、40年後のラーマ3世の時代に完成。巨大な礼拝堂には、ラーマ1世がスコータイから船で運んだ高さ8mの仏像を安置。外部の回廊には156体もの仏像が並びます。
本尊は名古屋・日泰寺から運ばれた鎌倉時代の仏坐像
アユタヤ王朝末期の創建。敷地内には1933年に建立された日本人納骨堂があり、高野山の僧侶が守っています。1895年以来、タイで亡くなった日本人の名前を記した過去帳も保管されています。
瓦屋根のオレンジが大理石の白さを際立たせる
ラーマ5世時代に建造された本堂は壁や柱、床にいたるまでイタリア産の大理石を使用し、「大理石寺院」と呼ばれる。黄金に輝く本尊の台座には、ラーマ5世の遺骨が安置されています。
完成まで60年を要した世界一高い大仏立像といわれる
高さ40mの有名な立仏像は、ラーマ4世の時代に高僧ルアン・ポー・トーが建立しました。境内には瞑想中のルアン・ポー・トーの精巧な像を安置する小仏塔があり、瞑想場となっています。
画像:123RF
仏陀と弟子の住む場所を象徴している仏塔
1846年にラーマ3世が建立した寺院。本堂隣に建つロハ・プラサート(金属の塔)は、スリランカの影響を受けた仏塔。中央塔のまわりを37本の先の細長い尖塔が囲む屋根をが特長です。
タイに深く根付く仏教。見学がより有意義になるタイの仏教と寺院についてを簡単に学んでいきましょう♪
タイは国民の95%が上座部仏教を信仰する敬虔な仏教徒の国。日本で一般的な大乗仏教は衆生を救うことが命題であるのに対し、上座部仏教(小乗仏教)は、出家して修行を積み、悟りに至った者だけが輪廻から解き放たれ、救われるという教えです。
大衆ではなく個人に重きを置いた宗派ですが、輪廻の輪からは抜けられないまでも、功徳を積めば来世でいい生活ができるという教えがあります。
出家していない者や出家できない者は、寄進や布施をすることで功徳を積み、それによって出家者は生活の不安なく修行に励めるという共生関係が成り立っています
画像:Canva
撮影時にはひと声かけよう
タイ旅行で行ってみたい寺院は見つかりましたか?
タイならではのデザインの寺院は美しく、見る者を圧倒しものすごい力をくれるタイのパワースポットでもあります。
タイの方たちが大切にしている場所だからこそ、敬意をもって訪れることを忘れないようにしてくださいね。
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。