12月の韓国の気温を徹底解説【2024年版】韓国旅行の前に各都市の気温を知ろう!
12月の韓国の気温は何℃くらいになるのでしょう? 韓国旅行を考えている方にとって、気温の情報は見逃せませんよね。現地での服装をはじめ、暑さ・寒さ対策に何を持っていけばよいのかなど、気温をもとに計画す...
更新日:2024年12月3日
人気の韓国料理はたくさんありますが、特に鍋料理は長い歴史があり種類も豊富。
心も体も温まる韓国の鍋料理を定番鍋、体に良い鍋、お酒に合う鍋、オモニの味の鍋の4タイプに分けておすすめの鍋料理をご紹介します。
記事をチェックして、自分好みの韓国の鍋料理を見つけてください!
まずは、韓国の鍋料理を紹介する上で絶対に外せない定番鍋料理を5つ紹介します。
誰もが聞いたことのある、代表的な韓国の鍋料理の魅力を見ていきましょう。
「スンドゥブチゲ」は、「スンドゥブ(純豆腐)」や肉、野菜、あさりなどの魚介類を唐辛子ベースのスープで煮込む鍋料理。
海鮮の旨味と唐辛子の辛みが調和したスープが特徴で、水分が多い柔らかい豆腐の食感とスープのうまみが絡み合う絶妙な味わいが人気です。
韓国の厳しい冬では、唐辛子の辛みがきいたスンドゥブチゲが寒さをしのぐ料理としても重宝されているため、日常的に食べられています。
体の内から温まるスンドゥブチゲは、寒い日の朝食やランチにおすすめです。
【おすすめの食べ方】
スンドゥブチゲのおいしい食べ方は卵を入れること!辛めのチゲもまろやかに仕上がります。
「サムゲタン(参鶏湯)」は、1羽丸ごと鶏肉を使い、中にモチ米、松の実、高麗人参などの漢方を詰めて煮込む薬膳料理。滋養たっぷりの料理として親しまれています。
季節によって銀杏や栗を加えたり、もち粉でスープにとろみをつけたりするなど、様々な食べ方を楽しめます。
調味料は塩こしょうのみで薄味なので、鶏の旨みをじんわり堪能できるのがサムゲタンの魅力です。
【おすすめの食べ方】
スープにキムチやコチュジャンを加えて味を変えるのもおすすめです。
「キムチチゲ」はキムチと豆腐、ネギ、豚肉などを一緒に煮込んだピリ辛の鍋料理。韓国では家庭料理としても長年愛され、韓国料理の中でも1、2を争う定番メニューです。
キムチチゲは、キムチの酸味と具材のうまみが味の決め手となる鍋料理。ラーメンを追加で注文して一緒に煮込んで食べる「キムチチゲラーメン」もおすすめです。スープがよく染み込んだラーメンは絶品です。
【おすすめの食べ方】
キムチチゲはシメの幅広さが魅力!ラーメンだけでなく、うどん、おじやなど、酸味がきいたスープを最後まで味わいましょう。
「タッカンマリ」は、サムゲタンと同じく鶏を1羽丸ごと煮込んだ鍋料理。サムゲタンと違うところは肉に具材を詰め込まず、丸鶏とネギやジャガイモを一緒に煮込んだものがタッカンマリです。
また、タッカンマリはピリッとしたタレにつけて食べるのが一般的です。
【おすすめの食べ方】
タレにつけるだけでなく、キムチと一緒に食べるのもおすすめです。
「プデチゲ」は「部隊(プデ)・鍋(チゲ)」という意味で、戦争時の食材不足から生まれたとされる韓国の鍋料理です。
スパムやソーセージをキムチチゲに入れたのが始まりで、軍部隊の多かったソウル近郊の議政府(ウィジョンブ)市が発祥と伝えられています。
現代ではキムチ、野菜、チーズ、餅など好きなものを入れて食べるスタイル。グループでの食事の定番で、みんなでワイワイ鍋を囲むのが楽しい鍋料理です。
【おすすめの食べ方】
プテチゲは残りが少なくなってきたらスープや具材を取り皿にうつして、ご飯と一緒に食べましょう。ピリ辛のスープや具材はご飯がどんどん進みます。
おいしさだけでなく、健康も気になる方におすすめの韓国鍋料理をご紹介。美容や疲労回復、二日酔いに効果バツグンの韓国鍋料理を4つ紹介します!
「カムジャタン」とは、豚の背肉、首肉とじゃがいもや長ネギを煮込み、ピリ辛の味つけにしたスープの鍋料理。
豚の背肉のついた背骨からとった出汁が特徴で、長時間煮込んだスープは肉の旨みがたっぷり。コラーゲンたっぷりのスープは美肌効果も期待できます。
韓国ではスタミナ料理として愛されており、二日酔いの酔い覚ましとしても食べられています。
【おすすめの食べ方】
カムジャタンの肉は豪快にかぶりつくのが現地式の食べ方で、そのまま食べても美味しく、わさび醤油につけて食べるのもよし。
牛の骨付きカルビを長時間じっくり煮込んだ鍋料理。塩醤油味とヤンニョム味の主に二種類があります。
カルビ屋、焼肉屋の定番メニューであり、具材はお店によって異なります。塩コショウで味付けされていることが多いですが、好みで薬味や調味料を追加しながら食べましょう。
【おすすめの食べ方】
韓国ではスープにご飯を入れて食べるのがポピュラーな食べ方。そこにキムチや海苔を入れて食べるのがおすすめです。
「ソルロンタン」は、牛の骨や肉、内臓としょうがなどの香味野菜をじっくり煮込んで作る鍋料理です。
牛のうまみが溶け出した乳白色のスープは、香味野菜と一緒に煮込むため臭みがなく、優しく素朴な味わいです。
あっさりと食べやすく身体にも良いため、朝ごはんや二日酔いの時に食べるという人も多いそうです。
【おすすめの食べ方】
ソルロンタンは味が薄いと感じたら、塩やこしょう、ニンニク、唐辛子などを使って自分好みにアレンジしましょう。また、白菜キムチと大根キムチ(カクテギ)、ご飯と一緒に食べるのもおすすめ。
牛肉の出汁がきいたスープに、豆もやしや白菜を入れた料理です。古くから「酔い覚ましのスープ」として食べられており、二日酔いに効果があると言われています。
スケトウダラで出汁を取ったり、貝で出汁を取ったり、地方によって具材や味付けは異なります。
牛の血の塊「ソンジ」が入っている場合も多いのが特徴。ソンジは臭みを消してあるので、野菜やもやしと一緒に食べると味が広がっておいしいですよ。
【おすすめの食べ方】
唐辛子を入れて辛味を追加したり、味噌や溶き卵を入れるのもおすすめ。
「オモニ」とは、韓国語で母親という意味。韓国でオモニの味として親しまれている鍋料理を3つ紹介します!
韓国の伝統的な味噌である「テンジャン」を煮込んだスープの韓国鍋が「テンジャンチゲ」。テンジャンチゲは味噌汁に似ていますが、テンジャンは味噌よりくせのあるにおいが特徴です。
牛肉、アサリ、煮干などでとった出汁に、豆腐や韓国かぼちゃなどといった具材に、テンジャンを加えて煮込みます。
ポピュラーな韓国家庭料理のひとつで、オモニの味として韓国料理の定番メニューとなっています。
【おすすめの食べ方】
きのこや青とうがらし、玉ねぎなど、季節に合わせた具材を入れるとおいしく味わえます。季節に合わせていろいろな具材を楽しんでみてください。
「タットリタン」は、鶏肉、じゃがいも、にんじんなどを鍋に入れ、唐辛子入りのタレでピリ辛に煮つけた人気の韓国鍋料理。
大きめに切った鶏肉にはスープが染み込み、柔らかい肉が特徴で、野菜も楽しめます。
韓国では一般的な家庭料理として知られていて、ホクホクのジャガイモやニンジンもおいしいタットリタンはオモニの味として愛されています。
【おすすめの食べ方】
ピリ辛スープは味付けされているため、そのまま食べるのが一番おいしいです。
「テグタン」は、タラの身やアラ、白子などがたっぷり入った鍋料理。にんにくや生姜が入った、唐辛子で辛みをつけたスープは体を芯から温めてくれます。
野菜をたっぷり入れて彩りをよくしたり、辛みを増したアレンジなど、地域や家庭によって、いろいろなアレンジがあります。
【おすすめの食べ方】
インスタント麺を加える「テグタンラーメン」が有名です。まずスープを味わってから、シメ麺を入れてラーメンとして食べるのがおすすめ。
ピリ辛で海鮮などの出汁がきいたスープの韓国鍋はお酒にぴったり。ビールやマッコリ、焼酎などお酒がすすむ韓国鍋を3つ紹介します。
「ナッコプセ」は、タコと牛ホルモン、エビ、野菜、春雨などを「ヤンニョム(合わせ調味料)」と一緒に鍋で煮て作る釜山の郷土料理。
魚介が豊富に獲れる釜山ならではの鍋料理で、魚介とホルモンの旨味が凝縮されたスープの味は何度も食べたくなるおいしさ。
ピリ辛の海鮮は身体を内側から温めてくれます。ランチや夜のお酒のおつまみなど、様々な場面で食べられるのが魅力です。
【おすすめの食べ方】
ナッコプセは即席ビビンバにするのが定番の食べ方!白いご飯の上に乗せて、海苔やナムル、ニラなどと一緒に混ぜて食べましょう。
「コプチャン」は韓国語でホルモンという意味で、「コプチャンチョンゴル」は韓国のホルモン鍋料理です。
キャベツやネギ、きのことホルモンを一緒に煮込み、コチュジャンを入れピリ辛に調理。歯ごたえあるホルモンの食感がクセになる人が多く人気の鍋料理。
細切りの新鮮なコプチャンと、たっぷり入った野菜を卓上でグツグツと煮込むスタミナ鍋は疲労回復にもぴったり。
【おすすめの食べ方】
韓国では韓国のビールや焼酎と一緒に、お酒のおつまみとして食べられています。独特な歯ごたえと染みこんだタレの旨みが最高のホルモンを、お酒と一緒に楽しみましょう。
海の幸をふんだんに使ったピリ辛海鮮鍋が「ヘムルタン」。カニやエビ、ホタテやタコ・イカ・貝などのシーフードと、セリやネギ、大根などの野菜との相性がぴったりな旨味抜群の鍋料理です。
コチュジャンをベースにしたピリ辛スープやヘルシーで彩りも豊かな具材、素材の味が凝縮したコクのある口当たりが人気。
ビールや韓国焼酎のおつまみにも良く合うため、お酒と一緒に楽しみたい鍋料理です。
【おすすめの食べ方】
ヘムルタンを半分ほど食べたら、ラーメンやうどんを入れて、具材と一緒に食べるとさらにおいしくなります。また、韓国ではシメに炒めご飯やおかゆもおすすめです。
ここでは韓国の鍋についての歴史や種類を解説します。知識を深めることで更に韓国の鍋を楽しめますよ!
韓国における鍋料理の歴史は上古時代までさかのぼります。兵隊が鉄の帽子を反対に置き、その帽子を鍋のように使い陣昼食を作っていたのが始まりと言われています。
陣昼食として始まった鍋文化は、朝鮮王朝時代には現在の鍋料理の原型へと進化。宮中で王へ献上する料理は鍋料理が主役でした。また、王の食事だけでなく宮中の宴会食としても鍋料理は重宝されたようです。
その間、民間にも鍋料理は浸透していったと推測されます。18世紀にでた農書「増補山林経済」では鍋料理が多数紹介されています。長年に渡り、鍋料理は韓国の人から愛されてきたことが分かります。
韓国にはたくさんの鍋料理があります。ここでは呼び方による鍋料理の種類の違いを解説します。
「チゲ」や「タン」、「グッ」といった言葉が「鍋料理(スープ)」をさす韓国語になります。
チゲ・・・スープの割合が少ない鍋料理。具材とスープの割合が1:1以下の鍋料理をチゲと呼ぶと言われています。基本的に味付けは濃い目。
グッ・・・スープの割合が多い鍋料理。タンと比べると野菜の割合が多くあっさりした料理が多い印象です。
タン・・・スープの割合が多い鍋料理。グッよりも具材が多く、肉料理が多い印象です。高級食材を使っている鍋料理をタンと呼ぶとも言われています。
韓国鍋の魅力やおいしい食べ方を解説しました。鍋料理は、シメなどのアレンジが豊富なのも魅力のひとつ。
おすすめの食べ方だけでなく、オリジナルのアレンジを加えていろいろな味わいを楽しんでみてください。
ピリ辛で身も温まり、親しい人と鍋を囲んで心も温まる鍋料理を堪能しましょう。
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【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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