更新日:2024年1月9日
ベトナム観光の人気スポット20選!観光エリアの特徴や世界遺産など徹底紹介
ベトナムの人気観光スポット20選をご紹介します。
ベトナムは南北に細長く、エリアによって風土や食習慣などにも違いが見られるのが魅力のひとつ。道が入り組んだアジア感たっぷりの街並みはもちろん、フランス統治時代に建てられた貴重な建造物の数々や近年、急上昇のリゾート地まで。
街の特徴をチェックしてベトナム旅行を満喫してくださいね。
ベトナムの人気観光エリア1.ホーチミン
ベトナム随一の近代都市。なかでも目抜き通りのドンコイ通りには、有名なレストランや人気ショップが集まり、観光客が絶えないスポットです。点在するコロニアル建築にも注目してみてくださいね。
ホーチミンの人気観光スポット1.ベンタイン市場
中心部に位置するホーチミン最大の市場。生鮮食品、衣類、サンダル、バッグ、家電を売る店などがひしめき合い、まるでおもちゃ箱をひっくり返したよう。
値段はやや高めだが、やはりここは市場。現地の人とのコミュニケーションを取りながら、価格交渉しながらショッピングを楽しみましょう。
アクセス:市民劇場から徒歩12分
営業時間:6:00~19:00(店舗により異なる)
定休日:無休
ホーチミンの人気観光スポット2.聖マリア教会
精巧に積み上げることで模様を形作る赤レンガの外壁と、優美な2つの尖塔が目をひくネオ・ゴシック建築の教会。
ステンドグラスは戦争中に破壊され、現在は復元されたものが飾られています。(※修復工事中は見学不可)
現在修復工事中で、2025年末に終了予定です。
アクセス:市民劇場から徒歩10分
営業時間:工事期間中は内部見学不可
定休日:無休
ホーチミンの人気観光スポット3.人民委員会庁舎
フランス人用のパブリック・ホールとして建てられたもので、現在は政府機関の施設として利用されています。
時計台の彫刻は、19世紀にフランスで流行していた豪華なレリーフで飾るアンピール様式が取り入れられています。
躍動感のある2匹の虎や女性、天使の像はどれもきめ細かな造形を見ることができます。
アクセス:市民劇場から徒歩3分
営業時間:見学自由(内部の見学は不可)
ホーチミンの人気観光スポット4.中央郵便局
19世紀末のフランス統治時代に建てられた貴重な建築物。ガラス張りの天井はアーチ状になっており、壁面には近郊の地図などが描かれています。
ヴォールトといわれるアーチ型の天井様式が美しい局内。もともとパリの駅舎だったオルセー美術館をモデルに造られています。
アクセス:市民劇場から徒歩10分
営業時間:7:30〜18:00(土・日曜は8:00〜17:00)
定休日:無休
ホーチミンの人気観光スポット5.ドンコイ通り
ホーチミンきっての目抜き通りには、ファッション雑貨やみやげ物、民族雑貨の店がたくさん!すてきな外観のホテルや定番観光スポットなど見どころが多くそろっています。
日本に比べて遅くまで開いているショップが多く、昼間は観光をメインにして、夜は買い物さんぽという楽しみ方もおすすめです。
ベトナムの人気観光エリア2.ハノイ
ベトナムの首都。道が入り組んだ旧市街のノスタルジックな街並みが印象的。菅笠をかぶって野菜や花を売り歩く人も多く見られ、ベトナムらしい雰囲気が楽しめます。
ハノイの人気観光スポット1.ハロン湾<世界遺産>
中国の桂林に似ており、海面に無数の奇岩が連なることから「海の桂林」とも呼ばれています。
ぶ湾に1969もの石灰岩の島が浮かび、「空から舞い降りた龍が、敵の侵攻を防ぐために口からはき出した玉が岩に姿を変えた」という伝説が残る場所。地名はハ(降りる)ロン(龍)を意味しています。
時間によって表情を変える幻想的な絶景に出会えます。
バス:ハノイからバイチャイのバスターミナルまで行き、バイチャイからクルーズ港のあるトアンチャウまではバスを乗り換えて向かう。乗り換えもあるため、初心者はツアーに参加して訪れるのが安心。
車:ハノイの東約180㎞、ハロン湾を望むホンガイとバイチャイまでは、約3〜4時間。ハノイの東約150㎞、トアンチャウまでは約3〜4時間。
ハノイの人気観光スポット2.タンロン王城遺跡中心地区<世界遺産>
2002年に国会議事堂の建て替えの際に出土した7〜19世紀の遺跡群。ベトナムの諸王朝が都を置いたハノイ(旧名タンロン)にあります。
11〜19世紀に栄えたタンロン(ハノイの旧称)王朝を中心とする、各年代の城跡などが重層的に発掘されました。各王朝、各時代の繁栄を脈々と伝えています。
2010年にベトナムで7番目のユネスコ世界遺産に登録されました。
アクセス:ホーチミン廟から徒歩10分
営業時間:8:00〜16:30(閉館は17:00)
定休日:月曜
ハノイの人気観光スポット3.チャンアンの複合景観<世界遺産>
カルストが続く壮観な地を穏やかな川が流れるニンビン省・チャンアン。神秘的かつ、のどかな風景が多くの人々を魅了してきました。
ハノイからバスや鉄道を利用しても行けるが、同省にあるホアルーなどと合わせてめぐるツアーに参加するのがおすすめです。古都で歴史を感じ、絶景小舟クルーズを楽しめます。
ハノイの人気観光スポット4.タンロン水上人形劇場
ベトナムの神話や伝説、人々の生活や民族の団結などをテーマとした短いストーリーがテンポよく演じられています。人形のコミカルな動きや伝統音楽を楽しめます。
アクセス:ホアンキエム湖からすぐ
営業時間:15:00〜21:00
※日によって公演回数と時間が異なるので要確認
定休日:無休
ベトナムの人気観光エリア3.ベトナム中部
今、世界中の人気を集める観光スポット、ベトナム中部。世界遺産やビーチリゾートもあり、都市部とは違うベトナムの魅力を満喫できます。
ベトナム中部の人気観光スポット1.ドラゴン橋
ダナンのハン川に架かる巨大なドラゴンの形の橋。
頭はハン川の東側にあり、毎週末の21時からは、火や水を吹くショーを開催しています。夜間は橋自体が青や緑などにライトアップされ幻想的な雰囲気に。
また、ショーには大勢の人が押し寄せるほか、水のショーはずぶ濡れになるので注意してくださいね。
ベトナム中部の人気観光スポット2.チャム彫刻博物館
1919年にフランス極東学院が創設。
チャンパ王国の遺跡から出土した彫刻芸術や石像を展示。チャム族が残したヒンドゥー教の神々の彫刻など、貴重な品々を見ることができます。
大きな荷物がある人は、係員にロッカーに案内してもらえるので利用しましょう。
アクセス:ハン市場から徒歩18分
営業時間:7:30〜11:00、14:00〜17:00
定休日:無休
ベトナム中部の人気観光スポット3.バナ・ヒルズ
ダナン中心部から車で40分ほどの位置にあるテーマパーク。園内にケーブルカーが設置され、「神の手」と呼ばれる巨大像があるゴールデンブリッジにも行くことができます。
「神の手」は山の中腹にそびえる巨大な手のアート。ケーブルカーの中間地点の駅にあります。
フランスの街並みを再現したフランス村や、美しい庭園なども併設されています。
アクセス:ダナン国際空港から車で1時間50分
営業時間:7:00~22:00
定休日:無休
ベトナム中部の人気観光スポット4.ミーケー・ビーチ
ソンハン橋を渡った先に広がる透明度の高いビーチ。
遊歩道沿いには、シーフードを提供するレストランも多数あり、観光客だけでなく、地元の人々にも人気です。
ベトナム中部の人気観光スポット5.五行山
五行山は、ダナン郊外のホアソン、トゥイーソン、モックソン、キムソン、トーソンの5山の総称です。山全体が大理石でできており、別名「マーブル・マウンテン」。
観光で訪れるのは標高106mのトゥイーソンで、エレベーターのあるゲート2と、更に西側に行ったところにあるゲート1の2つの入口があり、仏像が安置された洞窟や展望台があり、聖なる山ともいわれています。
営業時間:7:00〜17:00
定休日:無休
ベトナム中部の人気観光スポット6.ニャチャン
チャンパ王国の遺跡とベトナム中部最大の漁港があるニャチャン。
早くからリゾート開発で注目を浴びている人気のエリア。サンゴ礁に囲まれた、ダイビングスポットとしても有名です。
約5㎞にわたるチャンフー通りにはヤシの木が並び、気分を盛り上げてくれます。一方、トンニャット通り、ファンボイチャウ通りなどがある北部を歩いてみれば、地元の人々の生活を感じることができます。
ホーチミンから
飛行機が1日約20便、所要約1時間。
カムラン国際空港を利用。空港から市内まではタクシーで所要約40分、車は約7時間30分〜。
ハノイから
飛行機が1日9〜15便、所要約1時間50分。列車は所要約24時間〜。
ダナンから
飛行機が1日1〜2便、所要約1時間15分。列車は所要約9時間〜。
ベトナムで行きたい世界遺産
ベトナムには、先にご紹介した「ハロン湾」、「タンロン王城遺跡中心地区」、「チャンアンの複合景観」を含めた8つの世界遺産があります。
美しい絶景はじめ、歴史的な世界遺産も豊富なベトナムをじっくりと味わいましょう。
ベトナムの世界遺産1.古都ホイアン
貿易の拠点として栄えた港町。木造ならではの風情ある街並みは東南アジアでも随一といわれ、1999年世界遺産に登録されました。
日本をはじめ中国やヨーロッパ諸国の貿易商が滞在したため、世界各国の建築様式の建物が点在し、エキゾチックな薫りが漂っています。
16世紀には1000人以上の日本人が住んでいたとされ、日本とは歴史的に深いつながりをもっています。
タクシーで所要約50分、メーターを使った場合、34万VND程度。
バスはダナンからは5時30分〜18時の間、約20分おきにローカルバスが運行。所要約1時間。
ベトナムの世界遺産2.フエの建造物群
阮(グエン)朝王宮とフオン川のほとりに点在する建造物群で、ベトナム最初の世界遺産。バロック式や中国式など、多様な様式の建物が残っています。
ベトナム最後の王朝、阮(グエン)朝(1802〜1945年)が都を置いたフエ。街はフオン川(香河)を挟み、王宮跡がある旧市街とホテルやショップが集まる新市街に分かれています。街の最大の見どころは、やはり阮朝王宮跡。1993年にベトナム初の世界遺産に登録された「フエの建造物群」のひとつです。
飛行機が1日9〜14便、所要約1時間25分。列車では所要約20時間〜。
ハノイからのアクセス
飛行機が1日5〜6便、所要約1時間10分。列車では所要約12時間30分〜。
ダナンからのアクセス
列車では所要約2時間40分〜。バスだと約3時間。
ベトナムの世界遺産3.ミーソン聖域
レンガ建築の、朽ち果てた70もの遺跡群が残る。四方を山で囲まれた盆地の中央に位置するため、緑いっぱいの自然と遺跡が融合した美しい景色を楽しむことができます。
2〜17世紀にかけて栄えたチャンパ王国は、外国との交易で発展していました。東南アジアの海上貿易の拠点としても栄え、日本との交流もあったと考えられています。
インドの影響を受け、独自の文化を築いた王国の文化的集大成がミーソン聖域。ですが、系統的な歴史資料は残されておらず、実態は謎に包まれています。
※旅行会社、またはホテル主催のツアーを利用するのが便利(※チケット売り場でチケット購入後、遺跡手前の駐車場まで行き、そこから徒歩10分)
ベトナムの世界遺産4.フォンニャ–ケバン 国立公園
意外にも自然景観の宝庫のベトナムにおいて、フォンニャ・ケバン国立公園には300を越える洞窟が見つかっています。
ツアーによって、メインで最大規模のフォンニャ・ケバン洞窟とその他のものを組み合わせてボートで洞窟内を訪れることができるようになっています。
4億年以上前にできたとされるアジア最古の洞窟で、南北に長いベトナムのおよそ中間のエリアに存在しています。今もなお、洞窟の全容は解明されていない道の絶景となっています。
※交通機関も整っていないので、ツアーを利用しよう
ベトナムの世界遺産5.ホー王朝の城塞
15世紀に、山岳地帯から切り出した石板で造られた城塞。
当初は南北900m、東西700m、高さは7〜8mあったが、現存するのは正門のみとなっています。
ベトナムで食べたい人気名物グルメ
ベトナムの人気名物グルメ1.バインセオ
バインセオは南部発祥のベトナム風お好み焼き。
もやしがたっぷり入っていて、豚肉、エビ、玉ねぎやきのこなども沢山炒められたものが薄い卵で巻かれ、横には必ずコリアンダーなどのハーブが添えられています。
バインセオはスウィートチリソースをかけていただきます。ベトナムでは庶民的なメニューのひとつで、日本人にも親しみやすい味わいです。
ベトナムの人気名物グルメ2.フォー
あっさりスープとよく合う、ハノイ発祥とされる米粉で作った平打ちの白い麺で、朝食としても食べられています。
鶏肉入りか牛肉入りに分けられます。後者はさらに生肉か火が通っているかに分かれ、基本となるフォーはこの3種類。そのほか、炒めたり、揚げたり、具を生地で巻いたものもあります。
ベトナムの人気名物グルメ3.バインミー
フランスの統治下にあったこともあり、フランスパンを使用するのがバインミーの特長。
野菜や肉を挟み、小魚から作り上げたヌクマムという魚醤をドレッシングのように振りかけます。細切りに切られた人参、きゅうり、大根やレタス、パクチーに加え、ビーフの薄切りが何枚か入っています。
アジアと西洋の味のコンビネーションが絶妙にマッチしています。
テイクアウトも出来るため、ピクニック気分で食べるのもおすすめ。また旅の合間の軽食としても重宝します。
ベトナムで買いたい人気のお土産
ベトナムで人気のお土産1.ベトナムコーヒー
フランス統治の時代に広まったコーヒー文化。ベトナムはコーヒーの生産量は世界第2位。地元のスーパーでも手軽に買うことができるので、まとめ買いをしてバラマキみやげにするのもおすすめです。
かわいいパッケージのベトナムコーヒーなどもあるので、カフェなどでもチェックしてみましょう。
ベトナムで人気のお土産2.刺繍小物
多彩な色の糸を使ったベトナムの刺繍は、雑貨の定番。
ベトナムの風土と歴史が凝縮されています。
人気の雑貨店では、オーナーデザインの刺繍小物が販売されていることもあり、見ているだけで気分を上げてくれるような一品に出会えます。
ベトナムで人気のお土産3.陶器
やわらかな風合いが魅力で、手作りのぬくもりが伝わってくるベトナム陶器。シンプルさのなかに洗練されたデザインが施されているアイテムがたくさんあります。
種類も多いので、じっくりとお土産選びを楽しみましょう。
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。