更新日:2023年12月30日
ベトナム世界遺産徹底紹介!全8か所の世界遺産の見どころがわかる!
美しい絶景はじめ、歴史的な世界遺産も豊富なベトナム。
王朝時代の遺跡を見ることができる「フエの建造物群」や東南アジア屈指の美しい街並みが並ぶ「古都ホイアン」では、ベトナムが歩んできた歴史を感じることができます。
また、大自然が織りなす「ハロン湾」や「フォンニャ–ケバン 国立公園」では、幻想的な風景に魅了されるでしょう。
ベトナムの世界遺産1.タンロン王城遺跡中心地区
2002年に国会議事堂の建て替えの際に出土した7〜19世紀の遺跡群。ベトナムの諸王朝が都を置いたハノイ(旧名タンロン)にあります。
11〜19世紀に栄えたタンロン(ハノイの旧称)王朝を中心とする、各年代の城跡などが重層的に発掘されました。各王朝、各時代の繁栄を脈々と伝えています。
2010年にベトナムで7番目のユネスコ世界遺産に登録されました。
アクセス:ホーチミン廟から徒歩10分
営業時間:8:00〜16:30(閉館は17:00)
定休日:月曜
ベトナムの世界遺産2.ハロン湾
中国の桂林に似ており、海面に無数の奇岩が連なることから「海の桂林」とも呼ばれています。
ぶ湾に1969もの石灰岩の島が浮かび、「空から舞い降りた龍が、敵の侵攻を防ぐために口からはき出した玉が岩に姿を変えた」という伝説が残る場所。地名はハ(降りる)ロン(龍)を意味しています。
時間によって表情を変える幻想的な絶景に出会えます。
バス:ハノイからバイチャイのバスターミナルまで行き、バイチャイからクルーズ港のあるトアンチャウまではバスを乗り換えて向かう。乗り換えもあるため、初心者はツアーに参加して訪れるのが安心。
車:ハノイの東約180㎞、ハロン湾を望むホンガイとバイチャイまでは、約3〜4時間。ハノイの東約150㎞、トアンチャウまでは約3〜4時間。
ベトナムの世界遺産3.古都ホイアン
貿易の拠点として栄えた港町。木造ならではの風情ある街並みは東南アジアでも随一といわれ、1999年世界遺産に登録されました。
日本をはじめ中国やヨーロッパ諸国の貿易商が滞在したため、世界各国の建築様式の建物が点在し、エキゾチックな薫りが漂っています。
16世紀には1000人以上の日本人が住んでいたとされ、日本とは歴史的に深いつながりをもっています。
タクシーで所要約50分、メーターを使った場合、34万VND程度。
バスはダナンからは5時30分〜18時の間、約20分おきにローカルバスが運行。所要約1時間。
ベトナムの世界遺産4.フエの建造物群
阮(グエン)朝王宮とフオン川のほとりに点在する建造物群で、ベトナム最初の世界遺産。バロック式や中国式など、多様な様式の建物が残っています。
ベトナム最後の王朝、阮(グエン)朝(1802〜1945年)が都を置いたフエ。街はフオン川(香河)を挟み、王宮跡がある旧市街とホテルやショップが集まる新市街に分かれています。街の最大の見どころは、やはり阮朝王宮跡。1993年にベトナム初の世界遺産に登録された「フエの建造物群」のひとつです。
飛行機が1日9〜14便、所要約1時間25分。列車では所要約20時間〜。
ハノイからのアクセス
飛行機が1日5〜6便、所要約1時間10分。列車では所要約12時間30分〜。
ダナンからのアクセス
列車では所要約2時間40分〜。バスだと約3時間。
ベトナムの世界遺産5.ミーソン聖域
レンガ建築の、朽ち果てた70もの遺跡群が残る。四方を山で囲まれた盆地の中央に位置するため、緑いっぱいの自然と遺跡が融合した美しい景色を楽しむことができます。
2〜17世紀にかけて栄えたチャンパ王国は、外国との交易で発展していました。東南アジアの海上貿易の拠点としても栄え、日本との交流もあったと考えられています。
インドの影響を受け、独自の文化を築いた王国の文化的集大成がミーソン聖域。ですが、系統的な歴史資料は残されておらず、実態は謎に包まれています。
※旅行会社、またはホテル主催のツアーを利用するのが便利(※チケット売り場でチケット購入後、遺跡手前の駐車場まで行き、そこから徒歩10分)
ベトナムの世界遺産6.フォンニャ–ケバン 国立公園
意外にも自然景観の宝庫のベトナムにおいて、フォンニャ・ケバン国立公園には300を越える洞窟が見つかっています。
ツアーによって、メインで最大規模のフォンニャ・ケバン洞窟とその他のものを組み合わせてボートで洞窟内を訪れることができるようになっています。
4億年以上前にできたとされるアジア最古の洞窟で、南北に長いベトナムのおよそ中間のエリアに存在しています。今もなお、洞窟の全容は解明されていない道の絶景となっています。
※交通機関も整っていないので、ツアーを利用しよう
ベトナムの世界遺産7.チャンアンの複合景観
北部、ハノイ近郊のニンビンにある景勝地。奇岩と渓谷、ゆるやかな川の流れが織り成す風光明媚な眺めが味わえます。
広大なカルスト地形が侵食され、長い年月をかけて形成された奇岩郡とその間を流れる川のつくる壮麗な景観から「陸のハロン湾」とも呼ばれています。2014年にべトナム初の世界複合遺産に登録されました。
バス:ハノイのザップ・バット・バスターミナルから最寄りとなるニンビンのバスターミナルへは約2〜3時間。※チャンアンはニンビン省にある景勝地
車:ハノイからは南に100km、約2時間。タクシーで向かうことも可能
鉄道:ハノイ駅から最寄りとなるニンビン駅へは約2時間30分
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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