更新日: 2024年1月22日
戦国時代の到来~家臣が主君を倒して成り上がる下克上の世へ~
幕府の権威が衰退するとともに、戦国大名が全国各地で台頭していきます。尾張の織田氏、美濃の斎藤氏、近江の浅井氏など、下剋上によって成り上がる者もたくさんいました。
【要点はココ!】
◎三好長慶が細川晴元や将軍足利義輝に対して下剋上を繰り広げました。
◎松永久秀も成り上がって畿内を支配しました。
◎各地で下剋上が起こり、戦国時代へと突入していきます。
戦国時代最初の天下人・三好長慶
幕府による支配が揺らぎはじめると、下剋上といわれる動きが各地で頻発するようになります。そのきっかけは武将三好長慶(みよしながよし)の成り上がりでした。
長慶は幕府の有力者細川晴元(はるもと)に仕えていましたが、やがて晴元と対立し、1549(天文18)年に晴元を追放。さらに13代将軍足利義輝も追放して、畿内8カ国を支配下に置きました。「最初の天下人」の誕生です。
しかし、その長慶が晩年になると、今度は家臣の松永久秀が台頭していきます。
久秀は長慶の死後、ますます勢力を伸張。1567(永禄10)年には長慶の家臣で三好政権を支えてきた三好三人衆と戦って東大寺大仏殿を焼き、畿内を支配しました。
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