

更新日: 2024年1月22日
倭寇とはどんな集団?じつは日本人はそれほどいなかった?!
倭寇は日本人が集まってできた海賊集団といわれていましたが、じつは倭寇に日本人はそれほど多くなく、中国人や朝鮮人の割合が多かったよというのが事実のようです。
倭寇前期の中心は中国人
倭寇(わこう)とは、14世紀後半から16世紀にかけて、朝鮮半島や中国大陸の沿岸部を荒らしまわった海賊集団です。その名は倭人(わじん)(日本人)の「倭」の字が示すように、日本人の海賊集団という意味でつけられました。
しかし、倭寇は日本人だけだったかというと、必ずしもそうとはいえません。同じ集団に外国人も多く含まれていたからです。
そもそも倭寇は、14世紀後半から15世紀までの前期倭寇と、16世紀の後期倭寇に分けられます。これまでは前期倭寇の構成員は日本人、後期倭寇は中国人が中心だったとみられてきましたが、近年、前後期とも日本人の割合がかなり少なかったことがわかってきたのです。
倭寇の活動範囲
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