更新日: 2024年1月13日
足利義輝の戦略地図~流浪の末に都に落ち着いた剣豪将軍
細川家の内紛に巻き込まれ、流転の日々を送る。将軍権威の復権が三好政権に警戒され、襲撃される!
足利義輝の戦略地図~細川家の内紛に巻き込まれ流転の日々を送る
応仁・文明の乱以降、幕府の権威は失墜し、将軍家は管領の細川氏の専横と内紛に翻弄されていました。
大永元年(1521)に細川高国(たかくに)に12代将軍として擁立された足利義晴(よしはる)に実権はなく、高国と細川晴元の内紛に巻き込まれ、亡命先を転々としていました。
その後、父の後を受けて天文15年(1546)に将軍となった義輝は、今度は細川晴元とその重臣・三好長慶の争いに巻き込まれ、京と亡命先の近江の往来を余儀なくされました。だが、剣豪・塚原卜伝(つかはらぼくでん)に剣を学び、奥義を授けられたという義輝が、この境遇に満足することありませんでした。
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