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群馬の県民性とは?義理人情に厚いのもギャンブル好きも昔から!? 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

群馬の県民性とは?義理人情に厚いのもギャンブル好きも昔から!?

2つの大きな特徴を持つ群馬の県民性。
1つは義理人情に厚いこと。
もう1つは無類のギャンブル好きが多いこと。
その理由は歴史的背景に関係しているのでしょうか!?

【群馬の県民性に影響を与えた人物①】義人「杉木茂左衛門」

昔から義理人情に厚いといわれてきた群馬人。この土地の人間性は、2人の人物なくしては語れません。

1人は、上毛かるたで義人として紹介されている杉木茂左衛門(すぎきもざえもん)。江戸時代、沼田藩領の月夜野村(つきよのむら)(現・みなかみ町)で農業をしていた杉木茂左衛門。当時の沼田藩主だった真田氏は私利私欲のため、農民たちから通常の5倍近くの年貢をせしめるという悪政を働いていたといいます。

杉木茂左衛門は農民たちを守るため自分を犠牲にした

杉木茂左衛門は藩の不当な要求から沼田領177村の農民たちを救うため、藩の悪行を将軍に直訴しようとある計画を企てます。それは、江戸にある東叡山寛永寺の僧になりすまし、将軍家ゆかりの寺の文箱に直訴状を入れてわざと置き忘れ、将軍の元へ渡す作戦です。計画は見事に成功。その後は藩の悪政も治まり、杉木茂左衛門は無事に農民を守りました。

しかし、身分を越えた将軍への直訴は、どんな理由があろうと処罰の対象に。そのため杉木茂左衛門は磔(はりつけ)の刑に処され、妻は打首となりました。彼は自分の命を顧みず民を救った、群馬が誇る正義の味方だったのです。

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