更新日: 2024年1月22日
”安政遠足”が日本初?!マラソン発祥の地・安中では日本最古のマラソン大会が行われていた!
時は幕末、安中藩は殿様の鶴の一声で、全藩士に長距離走をさせる一大イベントを開催。
この記録が残っているため安中は「日本のマラソン発祥の地」とされています。
「安政遠足」は安中で開催された日本最古のマラソン
高低差1kmで約30kmの登り坂コースを武士どもが走ります。50歳以下は全員参加だったというから若者に混じり壮年の藩士もいたかもしれません。雨天決行という厳しい条件は、白髪交じりのベテランにとっては辛かったことでしょう。
日本のマラソンの発祥の地とされる安中市で、侍マラソンこと「安政遠足(あんせいとおあし)」が開催されたのは安政2(1855)年。これはアテネで第1回近代オリンピックとしてマラソンが開催された41年前のこと。そして日本で「マラソン」という名称が初めて使われた神戸の「マラソン大競走」の54年前のことです。安中藩主・板倉勝明(いたくらかつあきら)が講じた心身鍛錬、ひいては有事に備えた訓練の一貫だったと考えられています。
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