更新日: 2024年1月22日
清水トンネルの珍しい構造とは?~川端康成『雪国』の一節でも知られるトンネル~
文豪・川端康成の小説『雪国』にも登場する清水トンネル。
上越国境に立ちはだかる険しい山 を通り抜けるため、トンネルに特徴的な構造を取り入れていました。
目次
清水トンネルは小説『雪国』に登場する
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」というおなじみの書き出しで始まる、川端康成の名作『雪国』。小説の冒頭に登場するトンネルは、実は群馬と新潟の境となる上越国境を結ぶ「清水トンネル」がモデルです。
三国山脈の中を走る全長約9.7kmのトンネルは、完成当時は東洋一の長さを誇っていました。さらにこのトンネルには世界でも珍しい「ループ線」が取り入れられています。
清水トンネルに取り入れられたループ線
ループ線とは、山間部などでトンネル区間が短く高低差が大きいとき、ループ状に線路を敷くことで勾配をゆるくする方式です。
上毛かるたの札にもなった、ループ線の話の前に、まずは清水トンネルが完成するまでの歴史をひもといてみましょう。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!