更新日: 2024年9月30日
谷川岳は遭難者を世界一多く出した山としてギネス記録を持つ!
群馬と新潟の県境で、大自然の雄大な風景が広がる谷川岳。
現在は登山者やスキーヤーをはじめ、たくさんの観光客が訪れる人気の名峰ですが、なぜ「魔の山」と呼ばれるのでしょうか。
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谷川岳は「遭難による死亡者が世界一多い山」としてギネス認定された「魔の山」
日本百名山のひとつでもある谷川岳。初心者から上級者まで楽しめると、多くの登山者やスキー客を招いています。しかし人気の一方で、「世界一遭難者が多い山」としてギネス認定され、喜ばしくないワースト記録を打ち立てました。昭和6(1931)年から2020年6月現在までで、死者818名、行方不明者6名という数字が、その恐ろしさを物語っており、最も危険な「魔の山」と呼ばれています。
谷川岳は標高1977mと、日本の北アルプス・南アルプスの3000m級の山々と比べてもさほど高い山ではありません。それなのに、エベレストなど世界の8000m級の14山の死亡者および遭難者数の合計を、谷川岳だけで上回っているのです。なぜ遭難が多発する危険な山といわれるのでしょうか。
谷川岳の標高図
谷川岳は、剱岳(つるぎだけ)(富山県)、穂高岳(ほたかだけ)(長野県・岐阜県)と並び、「日本三大岩場」といわれています。標高1963mの「トマの耳」と、標高1977mの「オキの耳」という2つの山頂があり、遠くから見ると猫の耳のように見えるのも特徴です。ちなみにトマ=手前、オキ=奥を意味します。季節を問わずロープウェイが運行しています。
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