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群馬県民に愛される上毛三山

気候に影響をもたらす群馬の山々ですが、「赤城山(あかぎやま)」「榛名山(はるなさん)」「妙義山(みょうぎさん)」は「上毛三山(じょうもうさんざん)」と呼ばれ、群馬県民に親しまれています。

群馬県の紋章や県旗など、群馬県のシンボルデザインにも使われるほか、独自の風習もあります。運動会などのチーム分けは、紅組・白組など色で分けるのが一般的ですが、群馬では山の名前にちなみ、「赤城団」「榛名団」「妙義団」といったチーム分けをすることが多いのです。夏暑く、冬寒い気候の一因であるちょっと憎らしい山ですが、地元では愛されているのです。

群馬の代表的な地形

赤城山【上毛三山】
裾野の長さは富士山に次いで日本で2番目。実は1つの山ではなく、黒檜山(くろびやま)・駒ヶ岳・鍋割山(なべわりやま)・地蔵岳・荒山など、複数の山を総称して赤城山と呼びます。

榛名山【上毛三山】
榛名外輪山の最高峰・掃部ヶ岳(かもんがたけ)や烏帽子ヶ岳(えぼしがたけ)をはじめ、内輪山の榛名富士など、複数の山々からなる榛名山。榛名山の火山活動によりできた、榛名湖もあります。

妙義山【上毛三山】
約600~400万年前の火山活動の後、長年の風化や侵食により、山頂の形が鋭く険しい独特の山並みが形成されました。日本三奇勝といわれ、国の名勝にも指定されました。

妙義山

浅間山
現在にいたるまで、何度も噴火を繰り返している、標高2500mを超える活火山です。とくに天明の大噴火で知られ、流出した溶岩は「鬼押出し園」で見られます。

谷川岳
日本百名山のひとつ。ロッククライマーを魅了する険しい岩壁が多くあります。標高1963mの「トマの耳」と標高1977mの「オキの耳」という2つの頂上があります。

谷川岳・天神平

尾瀬ヶ原
山々に囲まれたこの地で、長い年月をかけて形成された日本最大の山地湿原。現在は豊かな生態系が保存され、尾瀬にしか生息しない動植物も存在します。

写真:123RF

利根川
水源は群馬と新潟の県境にある大水上山。流域面積は約1万6840k㎡で全国1位、川の長さは約322kmで全国2位を誇る、日本を代表する一級河川です。

写真:123RF

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Part.1 地図で読み解く群馬の大地

・日本でたった8県しかない「海なし県」 大昔は群馬にも海があった!?
・徳川家康も重要視した日本一の川 暮らしを支える利根川とダム
・地質学的に貴重な資源と、独自の営みが残る 下仁田ジオパークってどんなところ? ほか

Part.2 群馬を駆ける充実の交通網

・こんなところにも鉄道が走っていた! 遺構が残っている群馬の廃線
・昭和に活躍した歴史ある蒸気機関車! 貴重なSLに今も乗れる理由は?
・群馬から東京ディズニーリゾートまで行ける! 日本一のサイクリングロード ほか

Part.3 群馬にまつわる歴史の話

・現・みどり市で見つかった歴史的大発見! 岩宿遺跡はどうして有名なの?
・溶岩の絶景の裏には、歴史的犠牲があった 天明の大飢饉は浅間山が一因!?
・世界遺産は富岡製糸場だけじゃない! 絹産業遺産群とはどんなところ? ほか

Part.4 群馬で育まれた文化や産業

・焼きまんじゅうやうどんは火山が育んだ!? 群馬で生まれた粉ものグルメ
・群馬県民に愛されるマスコットキャラクター ぐんまちゃんは実は2代目!
・「西に西陣、東に桐生」といわれる機どころ 桐生の織物の文化と歴史 ほか

・データで分かる全35市町村 人口の増減、観光、農業・工業
・吉田初三郎が描いた群馬の鳥瞰図
・上毛かるたにも登場する 群馬が誇る、ゆかりのある偉人
・まだまだある、群馬が誇る日本一! 群馬で見つけた日本で一番〇〇なもの

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