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上毛かるたで見る群馬県~発行部数日本一の郷土かるた~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

上毛かるたで見る群馬県~発行部数日本一の郷土かるた~

群馬県民なら誰もが遊んだことのある「上毛かるた」は、累計発行部数151万部を誇る郷土かるた。
いつ、誰が、どんな想いを込めてつくったのか紹介しましょう。

上毛かるた誕生の経緯

群馬県民の多くが幼い頃から親しみ、最初の一文字を言えばすぐに読み札を唱えられるほど根付いている上毛かるた(じょうもうかるた)。その誕生は、終戦間もない昭和22(1947)年のことでした。

敗戦後の日本は世情が混乱し、衣食住も満足ではありませんでした。また、GHQの支配下にあり、学校教育での地理・歴史の授業は停止されていました。そんな様子に心を痛めたのが、当時満州から引き揚げて貧困者の生活援護などを行っていた「恩賜財団同胞援護会」群馬県支部の責任者、浦野匡彦(うらのまさひこ)でした。

郷土を愛していた浦野は「子どもたちに故郷の歴史や文化を伝えたい」と考えていました。そんななか、安中出身の須田清基(すだせいき)牧師と出会い、提案されたのが“郷土の歴史や文化を学べるかるた”です。

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