更新日: 2024年1月20日
「モトコー」が消滅の危機?~戦後の闇市をルーツ~
JR神戸線の元町駅と神戸駅間の高架下に全長約1.2kmの「日本一長い高架下商店街」があります。元町高架通商店街、通称「モトコー」です。
モトコーの始まり
1945年の大空襲により、焼け野原となった戦後の神戸では、戦災者が雨風を逃れて現在のJR三ノ宮駅から神戸駅までの高架下に集まりました。
そうした人々向けに、高架下で食べ物を売る商人が登場したのが、この地での闇市の始まりです。その後、半年余りで線路の南側にまで巨大な闇市が広がり、屋台が道を占拠する状態になったそうです。
兵庫県は1946年に「露店営業取締規則」で屋台の営業を許可制としました。営業が許可された業者は路上から高架下に移りました。これがモトコーの起源だとされます。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!