更新日: 2024年1月20日
丹波竜の化石からわかる太古の兵庫のすがた
丹波市で見つかった「丹波竜」の化石は、太古の日本や兵庫の姿を教えてくれる貴重な手がかりとなりました。さらに町おこしの起爆剤としても役立っています。
目次
丹波竜は丹波市篠山川海底で見つかった恐竜の化石
2006年8月、丹波市内を流れる篠山川の川底にある篠山層群の地層(約1億1000万年から約1億年前)から、恐竜の化石が見つかりました。発見したのは、丹波市在住の元高校教師とその友人でした。
以降、毎年冬に行なわれた6回の調査により、恐竜の歯や背骨、頭骨の一部が発掘されました。この恐竜には、地名にちなんで「丹波竜」という愛称が与えられました。
丹波竜は新属新種の恐竜だった!
その後の研究の結果、新属新種の竜脚類恐竜(首の長い植物食恐竜の仲間)であることが明らかとなり、ラテン語で「丹波の女の巨人・友情」を意味する「タンバティタニス・アミキティアエ」という学名が与えられました。この恐竜は推定体長15m、体高7mの国内最大級の恐竜でした。
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