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「神戸線」の名を冠した阪神間の交通網の成り立ち 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月20日

「神戸線」の名を冠した阪神間の交通網の成り立ち

神戸と大阪を結ぶ主要なルートは4つあります。道路は「阪神高速3号神戸線」、鉄道ではJRの「神戸線」、阪急電鉄の「神戸線」、阪神電鉄の「阪神本線」です。

「神戸線」の冠を付けられなかった名神高速道路

日本初の本格的ハイウェイ、それが西宮から愛知県小牧市に至る名神高速道路です。じつは、東京から神戸までを結ぶ高速道路計画は戦前から存在していました。高度経済成長期になり、自動車が急速に普及したことから1957年に工事がはじまります。

正式名は「高速自動車国道中央自動車道西宮線」ですが、道路の名を冠する西宮から尼崎の区間は用地買収が難航し、尼崎から滋賀県の栗東(りっとう)までが最初に開通。1964年の東京オリンピック開催に合わせて、西宮から国道22号に接続する愛知県一宮までの区間が開通し、翌年に全線が開通しました。

名神が「日本初」なワケ

名神高速道路は、先行して計画されていた中央自動車道の一部にあたります。これに対し、同時期に工事が進められた東京と名古屋を結ぶ東名高速道路は新しく取得しなければならない用地が多く、その買収に難航したため、名神高速道路が先に開通しました。

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