「遠州七不思議」めぐり！怪奇？それとも超常現象？

日本には各地にさまざまな伝説・言い伝えが残っています。その中でも特に知られる日本三大不思議の一つが「遠州七不思議」です。静岡県西部、大井川より西の、浜松市を中心とした遠州地方には、昔から不可思議な昔話が数多く伝えられてきました。それらは実に100にも上り、そのうち特に有名な逸話が７つ組み合わされて「七不思議」と称されます。

その組み合わせは所説あり、実際には７つ以上の話が伝承しており、夜の山道で泣く石や、遠州灘から響く太鼓の音、現れては消える幻の池、天狗が放った火を見た男の話――。遠州各地に今も、人々が畏れながらも大切に語りついできた痕跡が残ります。