更新日: 2024年1月20日
静岡鉄道静岡清水線とJR東海道本線との並行区間に秘められた意外なドラマ
静岡市清水区内に、約2kmにわたるJR東海道本線と静岡鉄道静岡清水線の並行区間があります。
まるで複々線のようなこの区間には、窮地に陥った国鉄を私鉄が救ったという、意外なドラマが秘められています。
目次
静岡鉄道の静岡清水線と東海道本線とは並行区間がある
JR東海道本線の下り電車が清水駅を出発し、「ちびまる子ちゃん」でもおなじみの巴川を渡ると、ほどなく左手から寄り添ってきてぴったりと並ぶ複線の鉄道があります。静岡市葵区の新静岡駅と、同市清水区の新清水駅を結ぶ「静鉄」こと静岡鉄道静岡清水線です。
1908(明治41)年に鷹匠町駅(後に新静岡に改称)~清水波止場駅(1949年廃止)間に開通した軽便鉄道を起源とする、全長11.0㎞の路線です。静岡鉄道は全列車2両編成ながら大手私鉄並みの高頻度運転を行っていることが特徴。近年ではカラフルな“shizuoka rainbow trains”編成もある新型車両、A3000形電車の導入が進んでいて話題となっています。
静岡鉄道静岡清水線 清水区内の路線図
静鉄の新清水駅はJR清水駅の南約700mにあり、ここから県立美術館前駅付近まで約5.3㎞が清水区内。そのうちJR東海道本線との並行区間は、入江岡駅付近から狐ヶ崎駅付近までの約2㎞です。
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