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守永王(もりながおう)

南北朝時代の南朝の皇族。宇津峰宮。守永親王。後醍醐天皇の孫で、中務卿尊良親王の王子。宮号は、北畠顕信に奉じられて陸奥宇津峰城に拠ったことに由来するとされている。1347年、北朝方の奥州探題・吉良貞家が宇津峰城を攻め、守永王は顕信と出羽へ逃れた。親王宣下を受けて上野太守に任じられたこと、また歌人として『新葉和歌集』に8首入集しているが、人物像などを含めて詳細は不明。

北畠顕信(きたばたけあきのぶ)

南北朝時代の公卿・武将。北畠親房の次男。北畠顕家の弟。1336年、伊勢国で挙兵し、後醍醐天皇の吉野遷幸を助けた。兄の死後、鎮守府将軍に任命され、父と共に陸奥国に赴くも、途中で暴風にあって頓挫。吉野に戻る。翌年、再び陸奥に向かい、国府多賀城を一時占領するが、北朝方の反撃を受け失敗。機会を伺いながら、霊山城を拠点に周辺豪族をまとめ上げて活動するも、晩年の活動は未詳。

常陸入道念西(ひたちにゅうどうねんさい)

平安時代末期の武将。鎌倉幕府の御家人。伊達氏初代当主・伊達朝宗に推定されている。『吾妻鏡』には、息子の為宗・為重・資綱・為家と共に奥州合戦の石那坂の戦いで手柄を立て、伊達郡を与えられた記述がある。源頼朝は伊達郡を与えることで報い、念西はこれまでの伊佐、あるいは中村の姓を改め、以後、伊達を称することになった。これが伊達氏の勃興とされているが、初期伊達氏の系譜はいまだ解明されていない部分が多い。

蘆名義広(あしなよしひろ)

安土桃山時代から江戸時代前期にかけての大名、武将。佐竹義重の次男として生まれ、白河義親の養子となる。奥州で伊達氏と並び称される有力大名・蘆名氏は、盛氏の時代に最盛期を迎えていたが、後継者問題などで盛氏の死後衰退。そこで、蘆名盛隆の養女と結婚して蘆名氏当主として迎えられ、蘆名義広と名乗るようになった。

相馬盛胤(そうまもりたね)

戦国時代から安土桃山時代の武将・大名。相馬氏15代当主。母は陸奥守護・伊達稙宗の娘、妻は伊達氏の一族である懸田義宗の娘で、伊達氏とは密接な血縁関係だったが、伊達稙宗・晴宗親子の争い『天文の乱』で、父は稙宗派として晴宗と戦ったため、盛胤も稙宗派と目された。その後、和睦。ただ、相馬氏と伊達氏は、奥州の諸大名たちの争いに互いに関与しながら対立を深め、1568年に伊達輝宗と戦って敗北した。

本多正信(ほんだまさのぶ)

戦国時代から江戸時代前期の武将、大名。徳川家康の側近で、江戸幕府の老中。父は三河松平氏の譜代家臣・本多俊正。古くからの松平氏譜代の家柄の生まれで、代々、徳川家に仕えるが、三河一向一揆に参加して、家康と敵対。後に帰参し、江戸開府後は家康、次いで2代将軍・秀忠の側近として、幕政の中枢で力を振るった。後年、家康とは気心の通じ合った主従であったと言われている。

渡邉與八郎(わたなべよはちろう)

渡邉與八郎は福岡の中心地・天神を南北に縦貫する「渡辺通り」にその名を遺す人物です。與八郎は慶応2(1866)年に博多の呉服商の家に生まれ、明治22( 1889)年に当主となるまでに父や博多の名士・山崎藤四郎などに商売や街の発展の重要性などを学びます。山崎藤四郎は明治13(1880)年には川端通りを造り商店街化、櫛田神社前の参詣道などの開設を行い、博多周辺を一周する循環道路の建設も計画しました。藤四郎の実績を見習い、與八郎は、循環道路建設とともに道路上に電車を通すことを計画し、明治43(1910)年1月に博多馬車軌道を買収、国鉄博多駅と博多築港を結び、天神や住吉神社などを一周する路線(のちの西鉄福岡市内線循環線)と、妙見から吉塚駅に至る支線の計画を実行に移します。

こうして誕生したのが「博多電気軌道」です。與八郎はほかにも、東中洲と博多港の開発や九州大学医学部の誘致、八幡地区の埋め立て計画、初代博多座の開設などに携わり、数々の功績を残しました。

そして明治44(1911)年、博多電気軌道の部分開業に伴い、天神地区の発展に尽力した與八郎の労苦に応え、天神地区に渡辺通り、渡辺町の名称をつける案が出ます。しかしながら與八郎はこれを固辞し、直後に死去。

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