更新日: 2024年1月20日
福島県の農業産出と漁獲量ランキング-データでわかる全59市町村-
全国2位の桃の産地である福島県では、くだもの生産額の多い市町村が農業産出額の上位になる傾向が。
また、東日本大震災後、風評被害を受けている福島の漁業も復活に向けて新たな取り組みを進めています。
福島県全59市区町村における各データを元に、農業・漁業に表れる傾向をみてみましょう。
【福島県の農業】伊達市と福島市が農業産出額上位に
農業産出額の上位2位を占めるのは、くだものの生産が盛んな伊達市と福島市。県全体のくだもの産出額の6割近くを、この2市で稼いでいます。
福島市と伊達市をつなぐ県道5号の一部区間はフルーツラインと呼ばれ、 道沿いに約50軒の果樹園が点在。サクランボ、梨、リンゴなど多彩なくだものを栽培しており、なかでも桃は福島県が全国2位の生産量を誇っています。
【福島県の農業】猪苗代湖を水源とした米の生産で郡山市が3位
工業・商業のイメージが強い郡山市が意外にも3位にランクイン。実は、猪苗代湖を水源とする安積疏水、新安積疏水により、豊かな稲作地帯が広がっており、米の生産量は国内トップクラスとなっています。
【福島県の農業】夏秋きゅうりとつるむらさきの生産量が多い須賀川市が4位
農業産出額4位の須賀川市は、夏秋きゅうりとつるむらさきの生産量が多くなっています。夏秋きゅうりとは、7~11月に収穫されるきゅうりのこと。つるむらさきは、ホウレンソウに似た葉物野菜です。いずれも高温多湿な福島の夏が生育環境として向いており、 露地栽培が盛んなのが特徴。
とくにつるむらさきは、国内シェア4割以上が福島県産。須賀川市は、全国1700以上ある市町村で2位の収穫量を誇っています。
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