鉱石輸送は当初、馬車に頼っていましたが、1908（明治41）年から軌間609㎜の軌道で馬力による鉄道輸送が開始されました。この軌間が762㎜に改められ、1913（大正2）年５月、日本硫黄耶麻軌道部（にほんいおうやまきどうぶ）として開業。翌年には蒸気機関車も導入しました。さらに、1945（昭和20）年１月には日本硫黄沼尻鉄道部に改称され、軽便鉄道から地方鉄道に変更しています。

ディーゼル機関車は1953（昭和28）年に導入され、以降は蒸気機関車に代わりました。DC121・122は、小型の鉄道車両メーカーで知られる福島の協三工業製で、蒸気機関車のようにサイドロッドで動力伝達をする機関車として長らく活躍します。

磐梯急行電鉄は、路線を1067㎜に改軌し、交流電化させるという壮大な計画を表明していました。ところが、実際には計画性が皆無で、就任した企業家らの経営陣が行った会社食いつぶし、不健全経営の一環であったと見られています。1968（昭和43）年10月、磐梯急行電鉄は倒産。そのまま川桁～沼尻間が休業し、1969（昭和44）年３月に沼尻鉄道は廃止されました。

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などなど福島ならではの鉄道事情を網羅。

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・会津若松城で籠城戦を続けた会津藩が開城に至るまで

などなど、激動の福島の歴史に興味を惹きつける。

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・猪苗代湖の水を郡山へ！ 幹線延長52㎞の安積疏水事業
・県境には二ツ小屋隧道が残る 福島と米沢を結んだ万世大路
・東北唯一の中央競馬場が福島市につくられたわけ
・幕府直営の半田銀山 明治時代は五代友厚が経営
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・日本酒の金賞受賞数日本一！福島の地酒はなぜすごい？

などなど福島の発展の歩みをたどる。

ほか、巻頭「空撮グラビア」、テーマ別地図、コラム「データでわかる全59市町村」（人口、所得、農業・漁業）、吉田初三郎が描いた福島県の鳥瞰図　など