

更新日: 2024年1月13日
相模野台地は神奈川県中央に広がる河岸段丘。その形成の起源は?
相模原市や愛川町など相模川流域には、「相模原台地」と呼ばれる階段状の地形である河岸段丘が広がっています。
その形成には、太古の気象変動が大きくかかわっていました。
相模野台地とローム層
相模野台地は、西は相模川流域、東は境川に挟まれた県央部に広がる東西約2㎞、南北約34㎞の台地。台地の辺縁部には、北東部に多摩丘陵、西部に座間丘陵、南西部に高座(こうざ) 丘陵と、より高度のある丘陵が分布しています。
このうち、もっとも海抜があるのは座間市から海老名市にかけた座間丘陵で、約27万~14万年前に相模川が運んできた河床礫の上に、箱根火山の噴出物によるローム層(多摩ローム、下末吉ローム、武蔵野ローム)と富士山のそれを起源とするローム層(立川ローム)が乗っています。
また、綾瀬市から藤沢市にかけて三角形をした高座丘陵は、約14万~10万年前、気候が温暖な時期に海面が上昇したことでできた海食台や三角州の上に、下末吉ロームと武蔵野ローム、さらに立川ロームが積み重なっています。
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