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茨城県の漁業の歴史~交易の活発化とともに発達~

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月14日

茨城県の漁業の歴史~交易の活発化とともに発達~

茨城県は、海面漁業漁獲量が全国2位、内水面漁業漁獲量4位(2019年)。古くから漁業が盛んな県です。その歴史を近世からたどってみましょう。

茨城県の漁業環境と獲れる魚

茨城県の沖合では親潮と黒潮が交錯し、沿岸は海流から波及する水と沿岸水が混合する水域となっており、イワシ類(2019年漁獲量全国1位)、サバ類(同2位)など、寒・暖流性魚類の好漁場が形成されています。また、海岸線が南北約190kmに及び、湾入部のほとんどない単調な地形であるものの、北部ではアワビ、南部では二枚貝などが獲れます。さらに、沿岸域に分布する天然礁は、ヒラメ、カレイ、スズキなどの漁場となっています。

内水面漁業が盛んなのも、茨城県の漁業の特色です。琵琶湖に次ぐ大きさを誇る霞ヶ浦・北浦は、エビ類やウナギ(2019年漁獲量全国1位)、シラウオ(同2位)、ワカサギ(同4位)の好漁場で、コイの養殖が日本一です。また、大小227の河川にも恵まれ、大北川、那珂川、久慈川のアユ(同2位)や涸沼川、涸沼のシジミ(同3位)などの漁獲量が高さがうかがえます。

県内には24の漁港があり、うち海面の漁港は9港(利用漁船が全国規模の第3種漁港数は5)、霞ヶ浦・北浦の漁港は11港です。
出典:農林水産省「平成30年漁業・養殖業生産統計 確報」

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