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茨城の城と城下町~水戸城・笠間城・古河城 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月14日

茨城の城と城下町~水戸城・笠間城・古河城

複雑な権力関係のもと、諸武家が激しく勢力争いを繰り広げるなかで、中世には多数の城館が構築されました。川や湖が多い茨城県域では、それらを自然の要害としてうまく活用した城が多く見られます。近世には、城の改修とともに城下町の整備も進みました。

【茨城の城①】水戸城

北を那珂川、南を千波湖に囲まれた細長い台地上に築かれた城です。土塁が設けられた4つの郭からなり、堀が何重にも巡らされています。石垣がほとんどない土づくりの平山城としては、国内最大級の規模となります。

城下町は、城の東側の低湿地を埋め立てた下町と、城の西側の台地に延びる上町に分かれています。那珂川の水運を利用でき、街道も通っている下町は、商工業の中心地となりました。
対する上町には、比較的上級の家臣の屋敷と、その生活を支える町人町が成立しました。天保期には、武士と町人がともに楽しめる庭園として、偕楽園が開設されます。

武士の墓地として、上町北西部に常磐共有墓地、下町に酒門(さかど)共有墓地がつくられ、寺院もその周辺に集中しました。

水戸城の城下町

桜川を改修した馬場川を外堀とし、その東西に中流武家屋敷が置かれました。町人町は、街道沿いを中心に形成されています。外敵に備えて、道を筋違いや鍵状にして見通しを悪くしています。

水戸城跡

住所
茨城県水戸市三の丸
交通
JR水戸駅から徒歩8分
料金
情報なし
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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