更新日: 2024年1月14日
常陸平氏・河内源氏が二大勢力!武家の強大化で律令制が危機!?
律令体制下で中央集権化が進められますが、その体制にも次第に揺らぎが生じます。そのとき常陸国内には常陸平氏と佐竹氏(常陸源氏)が台頭しました。
常陸平氏のモトとなる桓武平氏
奈良時代から平安時代にかけては、蝦夷(国家に従属しない民)征伐が国策となった。このため東国は、征夷の前線拠点としての役割を担うことになります。
平安時代中期、桓武(かんむ)天皇の曽孫である高望王(たかもちおう)は一族を引き連れて関東に下向し、長男・国香(くにか)には前常陸大掾(だいじょう)の娘を、三男・良将(よしまさ)には下総国相馬の名族の娘を娶らせ、関東一円に勢力を広げます。この高望王を祖とする氏族集団を桓武平氏と呼びます。この頃から都を中心とする律令体制に揺らぎが生じ始め、「武士」と呼ばれる軍事貴族が各地で台頭するようになっていきます。
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