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【茨城県の古代史】水に恵まれた茨城に人が定住し、やがて権力が生まれる

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月14日

【茨城県の古代史】水に恵まれた茨城に人が定住し、やがて権力が生まれる

現在の関東平野には古代、「香取海」と呼ばれる内海が広がっていた。そして沿岸部には人々が住み着き、徐々に文化を育んでいくのであった。

茨城の古代史:旧石器時代

現在の日本列島で人類が生活をした痕跡をたどると、旧石器時代にまでさかのぼることができます。茨城県域では、上君田(かみきみた)遺跡(高萩市)や山方(やまがた)遺跡(常陸大宮市)に代表されるように、県北地方の開けた台地上に旧石器時代の遺跡が多く見つかっています。現在よりも海面が低く、大陸から列島までが地続きだった頃に、ナウマンゾウやオオツノジカを追って移動してきた狩猟民がこの地にたどり着いたのでしょう。大陸から伝播した細石刃(さいせきじん)が遺跡から出土していることが、そのことを物語っています。

ちなみに、大陸文化は北方(樺太(からふと)や北海道)と南方(九州や西日本)から日本列島に流入し、茨城は双方のコースが交わる地点でした。

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