更新日: 2024年1月14日
日立鉱山の発展を支えたのは日本列島最古の鉱床だった!
日立市周辺には5億年以上前というカンブリア紀の地層が分布し、それが日立鉱山の鉱床となりました。鉱山の歴史、日本最古の鉱床を紹介します。
日立鉱山は発見当時は赤沢銅山と称される
工業都市・日立を生み出したのは、紛れもなく日立鉱山です。
鉱山発見は戦国時代末期、佐竹氏の統治時代で、銅や金、銀を産出していたと伝えられています。その後、江戸時代には水戸藩が銅を採掘し、当時は赤沢銅山と称しました。明治時代に入ると、政府が鉱業政策を推し進め、技術進歩や市場拡大も相まって全国で鉱山が開発されます。赤沢銅山にも注力されましたが、採掘権が転々としたり、経営状況が芳しくなかったりと、なかなか安定しませんでした。
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