宮城の名物:餅食文化
米どころの宮城では、餅食文化も豊か。県内にはハレの日や農作業の節目に餅を食べる習慣や、お盆やお彼岸に「ずんだ餅」と野菜や油揚げを煮込んだ「おくずかけ」を供える習慣が残っています。政宗も正月には餅を食したといいます。年間を通して、ことあるごとに餅が登場します。
食べ方も多彩で、あんこ、くるみ、納豆、エビ、しょうがなどを絡めたものや、水飴に餅を入れてきな粉をまぶした正月に食べる「飴餅」、栗原地方に伝わる焼いたドジョウを使った「ふすべ餅」など、地域色も強くなっています。
保存方法も複数あり、冷水に餅を入れて長期保存する水餅、味付けして乾燥させるホシ餅、冷凍乾燥するシミ餅などがあります。
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日本の各県の地形や地質、歴史、文化、産業など多彩な特徴と魅力を、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント。宮城県の知っているようで知られていない意外な素顔に迫ります。思わず地図を片手に、行って確かめてみたくなる情報を満載!
●地図で読み解く宮城の大地
・複雑な地形が美しい三陸と松島はどうやってできた?
・奈良の大仏のメッキには涌谷産の金が使われていた!
・県西部に連なる火山群と数々の温泉地の関係とは、荒れ狂う北上川が舟運路に!
・伊達政宗が始めた一大治水事業、暗渠化した四ツ谷用水をたどると見えてくる伊達政宗の町づくり
・「杜の都」の由来となった森はいったいどこにある?
・東京駅丸の内駅舎に使われた雄勝石をめぐる波乱のドラマ
などなど宮城のダイナミックな自然のポイントを解説。
●宮城に開かれた道の歴史
・東北中の人々が旅した奥州街道!その繁栄を支えた宿場の光と影
・険しい奥羽山脈を越えて宮城と山形を結んだ道の歴史
・海運時代の幕開けとともに活発化した阿武隈川の舟運とは?
・野蒜港計画とともに消えた幻の巨大運河ネットワーク構想
・東北新幹線が仙台駅前後で不自然に蛇行する理由とは?
・東京メトロより古い 日本初の地下路線があった仙石線
などなど、意外と知られていない宮城の交通トリビアを厳選してご紹介。
●宮城で動いた歴史の瞬間
・宮城の豊かさを伝える旧石器や縄文の遺跡が各地に!
・東北最大の雷神山古墳が示す仙台・名取の有力豪族
・東北支配の拠点となった陸奥国郡山官衙と多賀城
・藤原家三代秀衡が陸奥守に就任・宮城の地も藤原家の統治下に
・室町時代に権勢を誇った大崎氏・名生館の屋敷で伊達氏らが拝謁
・敵を寄せ付けぬ天然の要害 正宗の拠点・仙台城が完成
・伊達62万石を揺るがせた伊達騒動の顛末を追う
・元禄バブル崩壊で財政危機!5代吉村が改革に乗り出した
・飛行隊基地に陸軍駐屯所など軍都としても栄えた宮城県
などなど、興味深いネタに尽きない宮城の歴史。知れば知るほど宮城の歴史も面白い。
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