更新日: 2024年1月14日
宮城県の伝統芸能とは?「米川の水かぶり」「秋保の田植踊」などユネスコ登録も多数!
ユネスコに登録された秋保の田植踊(たうえおどり)や米川(よねかわ)の水かぶりをはじめ、鹿踊(ししおどり)や山伏が伝えた神楽など、宮城には東北地方ならではの伝統芸能が多数継承されています。
【宮城の伝統芸能①】田植踊
東北地方を中心に伝わる田植踊は、小正月にその年の豊作を願って行われる予祝(よしゅく)(前祝い)の行事。かつては300カ所以上で行われていたといいます。田植えの所作を見せる踊りで、屋外で踊る庭田植、座敷などで行う座敷田植があります。先導役の音頭取り、早乙女や囃子の集団が行列して地域の家々をまわります。県内では、10以上の田植踊が県の無形民俗文化財に指定されています。
なかでも、文化年間(1804~1818年)に始まったという秋保の田植踊は、ユネスコの無形文化遺産にも登録され、華やかで見応えがあります。秋保町の馬場地区、長袋(ながふくろ)地区、湯元地区にそれぞれ伝わる三つの田植踊の総称で、「弥十郎(やんじゅうろう)」という道化役が最初に踊る弥十郎系に分類されています。
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