更新日: 2024年1月14日
仙台が「杜の都」と言われる由来となった森はどこにある!?
仙台の愛称である「杜の都」。
その名前の本当の由来は、あまり知られていません。
豊かな「森」は、いつ、どこに、どうして存在したのでしょうか。
目次
「杜の都」は「森の都」と呼ばれていた明治時代の仙台
仙台には「杜の都」という呼び名があります。この異名の歴史は意外と古く、初出は明治時代まで遡ります。明治時代に発行された観光案内書で、すでに仙台は「森の都」と紹介されているのです。
「杜の都」の名前の由来は大通りのケヤキ並木ではなかった!?
「杜の都」とは、文字通り木々の生い茂る緑豊かな都市という意味です。実際に、定禅寺通をはじめとして、仙台の大通りには美しく立派なケヤキ並木が続き、森のような景観をなしています。通りを少し散策するだけで、仙台が「杜の都」だということはごく自然に納得できるでしょう。
しかし、実は大通り沿いにケヤキが植えられたのは戦後になってからのこと。「杜の都」の由来は、この並木道ではないのです。
では、明治時代に仙台を「森の都」と言わしめた「森」とは何だったのでしょうか。仙台藩の特徴的な人口比にそのヒントがあります。
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